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ディスクの追加手順をまとめてみた(LVM編)

2015年1月21日 2015年6月4日
howto add disk

自宅で動画サーバーなどを構築した際は、やっぱり、動画の容量から、かなりディスク容量が圧迫され、容量不足に陥ることがあります。
そういうとき、ディスク追加するわけですが、その手順を、今回は、備忘録も兼ねて簡単にまとめてみました。

ディスクの交換については、ディスクの交換手順をまとめてみた(LVMパーティション&fdiskによるパーティション拡張編) で解説しています。
VMWareでのディスク追加は、VMWareでハードディスク増設 で解説しています。 基本的な手順は、VMWareの時と同じです。


 ディスク交換手順記事一覧 


 fdiskコマンド編 

LVMを使用したディスク追加手順は、ディスクの追加手順をまとめてみた(LVM編) です。

LVMを使用したディスク交換手順は、ディスクの交換手順をまとめてみた(LVMパーティション&fdiskによるパーティション拡張編) です。

通常ディスクを使用したディスク追加手順は、ディスクの追加手順をまとめてみた(通常ディスク編) です。

通常ディスクを使用したディスク交換手順は、ディスクの交換手順をまとめてみた(通常パーティション&fdiskによるパーティション拡張編) です。


 partedコマンド編 

パーティションテーブルを MBR(msdos)からGPTへ移行する手順は、2TiB超えパーティションのためのMBR(msdos)からGPTへの移行 です。

LVMを使用したディスク交換手順は、ディスクの交換手順をまとめてみた(LVMパーティション&partedによるパーティション拡張編) です。

通常ディスクを使用したディスク交換手順は、ディスクの交換手順をまとめてみた(通常パーティション&partedによるパーティション拡張編) です。

fdisk コマンドは、古くから利用されているコマンドで、2TiB以上の大きなパーティションを作成することはできません。 その場合は、parted コマンドを使用することになります。

追加ディスクを装着

ここでは、既に装着している 20GBのディスクに、40GBの追加ディスクを追加で装着してみます。

電源断状態で、ディスクを追加装着する

まずは、電源断します。

$ poweroff
...
poweroffコマンドは、shutdown -h now とほぼ同じ動作をします。 shutdownコマンドに慣れている方は、そちらでもOKです。

電源断したら、追加する新しいディスクを装着します。
新しいディスクの装着を終えたら、電源投入します。


新しいディスクが認識できているか確認する

電源投入し、新しく装着したディスクが認識できているか確認します。

コマンドにて、新しく取り付けたディスクが認識できているか確認します。

# カーネルメッセージにディスク情報が出力されていることを確認します。
# 以下の例では、SATA に新旧ディスクがそれぞれ接続されている状態です。
$ dmesg|grep sd
[    1.645723] sd 2:0:0:0: [sda] 41943040 512-byte logical blocks: (21.4 GB/20.0 GiB)
...
[    1.647064] sd 3:0:0:0: [sdb] 83886080 512-byte logical blocks: (42.8 GB/40.0 GiB)
...

# ハードディスクのパーティションを確認します。
# 以下の例では、/dev/sda が旧ハードディスク、/dev/sdb が新ハードディスク となっています。
$ fdisk -l

Disk /dev/sda: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk label type: dos
Disk identifier: 0x00017ffe

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sda1   *        2048     2050047     1024000   83  Linux
/dev/sda2         2050048    41943039    19946496   8e  Linux LVM

Disk /dev/mapper/centos00-swap: 2147 MB, 2147483648 bytes, 4194304 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes


Disk /dev/mapper/centos00-root: 18.3 GB, 18253611008 bytes, 35651584 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes

上記の出力例では、/dev/sdb が新しく追加されたディスクとなります。
新しく交換するディスクが、まっさらのハードディスクであれば、/dev/sdb には、上記のようにパーティションがないはずです。


ここまでで、ディスクの追加は終わりです。

あとは、追加したディスクの 40GB を利用できるようにします。

追加ディスクを利用可能にする

先の手順にて、40GBの新HDDへ追加しました。
ただ、このままでは、20GBの旧ディスクだけが利用可能な状態で、新HDDは、使えない状態のままです。

ここでは、LVMを使ってルートディレクトリに追加ディスクを丸ごと追加してみます。

レスキューモード(リカバリモード)で起動する

ディスクの入れ替え等々ストレージのメンテナンスは、通常のシステム状態で行うことはありません。 一般的に、シングル(ユーザ)モードやレスキューモード(リカバリモード)などで作業を行うことが求められます。
ここでは、万全を期すためにも レスキューモード ( Debian or Ubuntu では、リカバリーモード ) で作業を行うこととします。

CentOS ScientificLinux

CD/DVDドライブに インストールディスクを挿入し、システム再起動します。
CentOS 7 では、以下のような画面が表示されます。

インストール初期画面

Trouble Shooting を選択します。

インストール初期画面

Rescue a CentOS System を選択し、レスキューモードへ切り替えます。

レスキュー選択画面

上記のように環境設定を行うか確認メッセージが表示されます。
今回は、ディスクの変更だけですので、特別な環境設定は必要ありませんので、ここではSkipで良いでしょう。

レスキュー選択画面

上記のように レスキューモード のプロンプトが表示されますので、あとは、コマンドにてパーティションの変更を行います。

Debian Ubuntu

電源投入と同時に(GRUB2の場合)Shiftキーを押下します。
Ubuntu 14(LinuxMint) では、以下のような画面が表示されます。

BIOSによっては、Shiftキーに特別な意味があったり、起動のタイミングが短すぎる場合など、うまく GRUBのメニューが表示されないことがあります。 その場合は、GRUB 起動時のタイミングを少し伸ばしてやるとうまくいくでしょう。
# grub のデフォルト設定を変更します。
$ vi /etc/default/grub
...
# grubの非表示タイムアウトを10秒に変更します。
# GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=10
...
# grubの起動待ち時間が10秒であることを確認します。
# (デフォルト10秒になっているはずですが、10秒でない場合は 10 秒に変更しましょう。)
GRUB_TIMEOUT=10
...
変更したら、grub の設定を更新します。
$ update-grub
...
これで再起動した際に、BIOSの起動画面からOS起動までに10秒のタイムラグがありますから、(ほとんどは真っ暗な画面)そこで Shiftキーを押下すれば、GRUBのメニューが表示されるでしょう。
Grub画面

ディストリビューション名 — recoverry mode を選択します。

インストール初期画面

起動の後、上記のようにリカバリーメニューが表示されます。
root Drop to root shell prompt を選択し、リカバリーモードのシェルを起動します。

レスキュー選択画面

上記のように Give root password …(…): とパスワードを聞かれるので、root(管理者)のパスワードを入力します。

レスキュー選択画面

上記のように リカバリーモード のプロンプトが表示されますので、あとは、コマンドにて各作業を行います。

Debian or Ubuntu のリカバリモードで作業を行う場合、 リカバリモードのデフォルトでは、ファイルが読み取り専用となっていることに注意してください。 そのため、ファイルシステムの拡張などの実行時にエラーが発生する場合があります。
それらの作業を行う前に、読み書き可で再マウントしておきましょう。
# マウントを読み書き可でしなおす。
$ mount -o remount,rw /

(参考)レスキューモード(リカバリモード)とともによく利用されるのが、シングルユーザモードです。
シングルユーザモードへの切り替えは、以下のコマンドで実行することができます。 遠隔操作では不可で、端末から直接、テキストモードでログインし、以下のように入力すればシングルユーザモードに切り替わります。(参考まで)
# ランレベル 1 を指定し、シングルユーザモードへ切り替えます。
$ init 1; exit
: (rootパスワードを入力)

パーティションを作成する

まずは、fdisk コマンドで 追加ディスクに、ここでは1つのパーティションを作成します。
(複数作っても良いですが、わかりやすいように1つにしておきます。)

fdisk コマンドで、追加するデバイスを指定します。

# fdisk コマンドでパーティションを作成します。
$ fdisk /dev/sdb
...
Command (m for help): 

パーティションを作成する

# まずは、p で現状を確認しておきます。(デフォルトでは、開始、終了位置はセクター表示です。)
# まっさらの場合は、以下のようにタイトル出力のみで何も出力されないはずです。
Command (m for help): preturn
...
Disk /dev/sda: 42.9 GB, 42949672960 bytes, 83886080 sectors
...
   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System

# 次に新しいパーティションを n を使って作成します。
コマンド (m でヘルプ): nreturn
# 続けてパーティションの種類を指定します。ここでは、プライマリ 1 とます。
Partition type:
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended
Select (default p): preturn
パーティション番号 (1-4, default 1): 1return
# ここでパーティションのサイズを指定します。
# ここでは、領域をフル指定したいので、そのままデフォルトの値でOKのはずです。
# 細かい設定をしたい場合は、ここでサイズを細かく設定すると良いでしょう。+100M などで100MBを指定することができます。
最初 sector (2048-83886079, 初期値 2048):return
初期値 2048 を使います
Last sector, +sectors or +size{K,M,G} (2048-83886079, 初期値 83886079):return
初期値 83886079 を使います
Partition 1 of type Linux and of size 40 GiB is set

ファイルシステムを LVMへ変更します。

# 先に作成したパーティションを確認しておきます。
Command (m for help): preturn

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdb1            2048    83886079    41942016   83  Linux

# 作成したパーティションがLVMではないので、ファイルシステムの変更を行います。
Command (m for help): treturn

Partition number (1-1): 1return
Hex code (type L to list all codes): 8ereturn
Changed type of partition 'Linux' to 'Linux LVM'

# パーティションを再確認しておきます。
Command (m for help): preturn

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdb1            2048    83886079    41942016   83  Linux LVM

# 最後に変更したパーティション情報を書き込み、終了します。
Command (m for help): wreturn

最後に、変更したパーティションを反映するために システム再起動を実施します。 (次回もレスキューモード(リカバリーモード)で起動します。)

$ reboot

PV を作成する

LVMを使っていますので、続けて PV, LV の拡張を行います。
レスキューモード(リカバリーモード)で、PVのサイズを変更します。

LVMでは、
PV(Physical Volume) 物理ボリューム と LV (Logical Volume) 論理ボリューム という2つのボリュームを持ちます。
LVMは、物理的に複数のボリュームを1つの論理ボリュームとして扱うことができます。
つまり、ここでいう 複数のPV を 1つのLV に割り当てることができるということです。
さらに、PVをグルーピングするVG (Volume Group) ボリュームグループを持ちます。

まずは、物理的にパーティションの容量が変更されたのですから、物理的なボリューム PV を変更します。

# まず、現状のPVについて確認しておきます。
$ pvdisplay
  --- Physical volume ---
  PV Name               /dev/sda2
  VG Name               centos00
  PV Size               19.51 GiB / not usable 3.00 MiB
  Allocatable           yes (but full)
  PE Size               4.00 MiB
  Total PE              4994
  Free PE               0
  Allocated PE          4994
  PV UUID               xe2XmG-0B9i-fGjg-8hq1-qm1S-4Z2w-7eaAp4

# 先に作成したパーティションに PVを割り当てます(作成します。)
$ pvcreate /dev/sdb1
  Physical volume "/dev/sdb1" successfully created

# PVが追加されたか確認します。
$ pvdisplay
  --- Physical volume ---
  PV Name               /dev/sda2
  VG Name               centos00
  PV Size               19.51 GiB / not usable 3.00 MiB
  Allocatable           yes (but full)
  PE Size               4.00 MiB
  Total PE              4994
  Free PE               0
  Allocated PE          4994
  PV UUID               xe2XmG-0B9i-fGjg-8hq1-qm1S-4Z2w-7eaAp4

  "/dev/sdb1" is a new physical volume of "40.00 GiB"
  --- NEW Physical volume ---
  PV Name               /dev/sdb1
  VG Name
  PV Size               40.00 GiB
  Allocatable           NO
  PE Size               0
  Total PE              0
  Free PE               0
  Allocated PE          0
  PV UUID               Le6ewR-H5UE-8NTw-ZXxK-UCut-JdXs-6eOY8c

VG を拡張する

先に作成したPVを ルートディレクトリのVGへ追加し、拡張します。

# まず、現状のVGについて確認しておきます。
$ vgdisplay
  --- Volume group ---
  VG Name               centos00
  System ID
  Format                lvm2
  Metadata Areas        1
  Metadata Sequence No  3
  VG Access             read/write
  VG Status             resizable
  MAX LV                0
  Cur LV                2
  Open LV               2
  Max PV                0
  Cur PV                1
  Act PV                1
  VG Size               19.51 GiB
  PE Size               4.00 MiB
  Total PE              4994
  Alloc PE / Size       4994 / 19.51 GiB
  Free  PE / Size       0 / 0
  VG UUID               VCZuEt-LF8f-zIbe-LQHG-NWJs-XCZa-K4YPT1

# VG(centos00)に、先に作成したパーティションを追加、拡張します。
$ vgextend centos00 /dev/sdb1
  Volume group "centos00" successfully extended

# VGのサイズが拡張されたことを確認しておきます。
$ vgdisplay
  --- Volume group ---
  VG Name               centos00
  System ID
  Format                lvm2
  Metadata Areas        2
  Metadata Sequence No  4
  VG Access             read/write
  VG Status             resizable
  MAX LV                0
  Cur LV                2
  Open LV               2
  Max PV                0
  Cur PV                2
  Act PV                2
  VG Size               59.50 GiB
  PE Size               4.00 MiB
  Total PE              15233
  Alloc PE / Size       4994 / 19.51 GiB
  Free  PE / Size       10239 / 40.00 GiB
  VG UUID               VCZuEt-LF8f-zIbe-LQHG-NWJs-XCZa-K4YPT1

LV を拡張する

続けて、論理的なボリューム LV を変更します。

# 現在のLVを確認しておきます。
$ lvscan
  ACTIVE            '/dev/centos00/root' [17.00 GiB] inherit
  ACTIVE            '/dev/centos00/swap' [2.00 GiB] inherit

# LVの容量を変更します。ここでは、余った容量を含めて利用可能な領域の最大を指定(+100%FREE)しています。
#   サイズを指定して拡張したい場合、-L 57.5G  のように指定します。
$ lvextend -l +100%FREE /dev/centos00/root
  Extending logical volume root to 57.50 GiB
  Logical volume root successfully resized

# 現在のLVを確認しておきます。
$ lvscan
  ACTIVE            '/dev/centos00/root' [57.50 GiB] inherit
  ACTIVE            '/dev/centos00/swap' [2.00 GiB] inherit

ファイルシステム を拡張する

レスキューモード(リカバリーモード)で、ファイルシステムのサイズを変更します。

ファイルシステムのチェックを行います。

$ e2fsck -f /dev/centos00/root
e2fsck 1.42.9 (28-Dec-2013)
...
もし、チェックで異常などが検出された場合は、以下のように出力されるかもしれません。
$ e2fsck -f /dev/centos00/root
e2fsck 1.42.9 (28-Dec-2013)
...
Free blocks count wrong (4000963, counted=4000911)
Fix<y>? yesreturn
Free blocks count wrong (1063899, counted=1063896)
Fix<y>? yesreturn

/dev/centos00/root: ***** FILE SYSTEM WAS MIDIFIED *****
/dev/centos00/root: 25640/1089536 files (0.2% non-contiguous), 351089/4352000 blocks
上記の例では、”修復しますか?” と聞かれますので、yesと入力し、ファイルシステムのチェックを完了してください。
異常の内容によってメッセージも異なりますで、確認の上、指示に従って作業を行ってください。
xfsの場合は、xfs_repair コマンドで、ファイルシステムのチェックおよび修復を行います。

ファイルシステム を 拡張します。

$ resize2fs /dev/centos00/root
...
xfsの場合は、xfs_growfs コマンドで、ファイルシステムの拡張を行います。

最後に、システム再起動します。
(CD/DVDドライブの インストールディスクなどを装着している場合は、それらを取り出した上で再起動します。)

$ reboot

最後に容量を確認

システム再起動後、正しくディスクの交換および容量変更ができたか確認してみましょう。

# df コマンドでファイルシステム毎の容量をチェックします。
$ df -H
Filesystem                  Size  Used Avail  Use% Mounted on
/dev/mapper/centos00-root    62G  835M   61G    2% /
devtmpfs                    516M     0  516M    0% /dev
tmpfs                       522M     0  522M    0% /dev/shm
tmpfs                       522M  6.9M  515M    2% /run
tmpfs                       522M     0  522M    0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda1                   1.1G   76M  871M    8% /boot

# free コマンドでスワップの容量をチェックします。
$ free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:       1018256     184348     833908       6672       7564      67120
-/+ buffers/cache:     109664     908592
Swap:      2097148          0    2097148

ルートディレクトリ( /dev/mapper/centos00-root ) の容量がアップし、
スワップ領域( Swap total )が LVのスワップ領域のサイズと同じであればOKです。


(おまけ)ディスクを削除(縮小)にする

最後に、おまけで 上記で追加したディスクを取り外してみます。
そのためには、上記の手順の逆を追って行えば良いです。 ただし、ファイルシステムが xfs の場合、サイズを縮小することはできません。 そのため、ここでの手順は、ファイルシステムが ext3 or ext4 の場合に限ります。


まずは、レスキューモード(リカバリモード)へ切り替える

ファイルシステムを縮小する際は、必ず、対象ファイルシステムをアンマウントする必要があります。
ここで削除しようとしているファイルシステムは、ルートディレクトリになっていますから、普通にやっても使用中のためアンマウントできません。
そのため、 ここは、レスキューモード(リカバリモード)で実施します。

具体的な レスキューモード(リカバリモード)の起動方法は、 先の “レスキューモード(リカバリモード)で起動する” を参照してください。

ファイルシステムのサイズを変更(縮小)する

ファイルシステムを縮小する際は、必ず、ファイルシステムをチェックを行っておく必要があります。
先でレスキューモード(リカバリーモード)になった時点で、アンマウント状態となっていますから、 ファイルシステムをチェックし、サイズを変更します。

ファイルシステムのチェックを行います。

$ e2fsck -f /dev/centos00/root
e2fsck 1.42.9 (28-Dec-2013)
...
もし、チェックで異常などが検出された場合は、以下のように出力されるかもしれません。
$ e2fsck -f /dev/centos00/root
e2fsck 1.42.9 (28-Dec-2013)
...
Free blocks count wrong (4000963, counted=4000911)
Fix<y>? yesreturn
Free blocks count wrong (1063899, counted=1063896)
Fix<y>? yesreturn

/dev/centos00/root: ***** FILE SYSTEM WAS MIDIFIED *****
/dev/centos00/root: 25640/1089536 files (0.2% non-contiguous), 351089/4352000 blocks
上記の例では、”修復しますか?” と聞かれますので、yesと入力し、ファイルシステムのチェックを完了してください。
異常の内容によってメッセージも異なりますで、確認の上、指示に従って作業を行ってください。

ファイルシステム を 変更(縮小)します。

$ resize2fs /dev/centos00/root 17G
...
ここで指定する容量は、小数点は使えませんので、とりあえず、40GBのディスクを完全に取り外せるだけの容量までに縮小するよう指定しています。

LVのサイズを変更(縮小)する

続けて、LV(論理ボリューム)のサイズを変更(縮小)します。

$ lvreduce -L 17G /dev/centos00/root 
  WARNING: Reducing active logical volume to 17.00 GB
  THIS MAY DESTROY YOUR DATA (filesystem etc.)
Do you really want to reduce root? [y/n]: y
  Reducing logical volume root to 17.00 GB
  Logical volume root successfully resized

“データが消えるかもしれませんよ、それでもサイズを変更しますか?” と尋ねられますから、 ここでは、y を入力し、Enter でサイズ変更を実行します。


LVの割り当てを確認し、swapを移動させる

続けて、LV(論理ボリューム)の割り当てが、削除する後に何か存在する場合は、移動する必要があります。

$ lvscan
  ACTIVE            '/dev/centos00/root' [17.07 GiB] inherit
  ACTIVE            '/dev/centos00/swap' [1.95 GiB] inherit

上記のような場合、40G 減らしたLV(/dev/centos00/root) の後に swap があるようです。
この場合は、swapエリアを再割り当てすることで、40G 減らして空いた論理ボリュームの位置を詰めます。

# スワップ領域のLVを削除します。
$ lvremove  /dev/centos00/swap
Do you really want to remove active logical volume swap? [y/n]: y
  Logical volume "swap" successfully removed

# スワップ領域のLVを新規に作成します。
$ lvcreate -L 2G -n swap centos00
  Logical volume "swap" created

# スワップ領域を作成します。
$ mkswap /dev/centos00/swap
Setting up swapspace version 1, size = 2097148 KiB
no label, UUID=xxxxxxxx-xxxxx-xxxx-xxx-xxxxxxxxxxx

VGから 40G のパーティションを削除する

続けて、VG(ボリュームグループ)から、取り外すディスクのパーティションを削除します。

$ vgreduce centos00 /dev/sdb1
  Removed "/dev/sdb1" from volume group "centos00"

PVから 40G のパーティションを削除する

最後に、PV(物理ボリューム)から、取り外すディスクのパーティションを削除します。

$ pvremove /dev/sdb1
  Labels on physical volume "/dev/sdb1" successfully wiped
ここでは、ディスク(パーティション)丸ごと削除するので、pvremove を使いました。
単純にサイズを変更する場合は、以下のように pvresize を使います。
$ pvresize --setphysicalvolumesize 10G /dev/sdb1
...

電源断し、ディスクを取り外す

ここまでで、設定は、全て終了です。
まず、システムを終了(電源断)させます。

$ poweroff
...

電源断を確認し、対象のディスクを取り外します。

取外し終えたら、電源を投入し、各容量を確認してみましょう。

$ pvdisplay
  --- Physical volume ---
  PV Name               /dev/sda2
  VG Name               centos00
  PV Size               19.02 GiB / not usable 3.00 MiB
  Allocatable           yes
  PE Size               4.00 MiB
  Total PE              4869
  Free PE               5
  Allocated PE          4864
  PV UUID               WL8AZf-hozo-1VFl-2bwK-sVA4-NrxG-P5D8mq

$ lvdisplay
  --- Logical volume ---
  LV Path                /dev/centos00/root
  LV Name                root
  VG Name                centos00
  LV UUID                oiOMh3-EsnD-7225-8HS4-7Jh1-Qf6r-FM0oUK
  LV Write Access        read/write
  LV Creation host, time localhost, 2015-01-21 04:12:11 +0900
  LV Status              available
  # open                 1
  LV Size                17.00 GiB
  Current LE             4352
  Segments               1
  Allocation             inherit
  Read ahead sectors     auto
  - currently set to     256
  Block device           253:1

  --- Logical volume ---
  LV Path                /dev/centos00/swap
  LV Name                swap
  VG Name                centos00
  LV UUID                GvPxDP-iXHi-8GOq-5qc6-2gs8-97kb-tk3u1e
  LV Write Access        read/write
  LV Creation host, time localhost, 2015-01-21 04:53:51 +0900
  LV Status              available
  # open                 2
  LV Size                2.00 GiB
  Current LE             512
  Segments               1
  Allocation             inherit
  Read ahead sectors     auto
  - currently set to     256
  Block device           253:0

$ vgdisplay
  --- Volume group ---
  VG Name               centos00
  System ID
  Format                lvm2
  Metadata Areas        1
  Metadata Sequence No  9
  VG Access             read/write
  VG Status             resizable
  MAX LV                0
  Cur LV                2
  Open LV               2
  Max PV                0
  Cur PV                1
  Act PV                1
  VG Size               19.02 GiB
  PE Size               4.00 MiB
  Total PE              4869
  Alloc PE / Size       4864 / 19.00 GiB
  Free  PE / Size       5 / 20.00 MiB
  VG UUID               Lc3mgy-TEcD-3a8d-kBq4-s8xS-Ez2T-nm6NyL

$ fdisk -l

Disk /dev/sda: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
Disk label type: dos
ディスク識別子: 0x00017ffe

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sda1   *        2048     2050047     1024000   83  Linux
/dev/sda2         2050048    41943039    19946496   8e  Linux LVM

Disk /dev/mapper/centos00-swap: 2147 MB, 2147483648 bytes, 4194304 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト


Disk /dev/mapper/centos00-root: 18.3 GB, 18253611008 bytes, 35651584 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト

$ df -H
ファイルシス              サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/mapper/centos00-root    18G  850M   17G    5% /
devtmpfs                    516M     0  516M    0% /dev
tmpfs                       522M     0  522M    0% /dev/shm
tmpfs                       522M  6.9M  515M    2% /run
tmpfs                       522M     0  522M    0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda1                   1.1G   76M  871M    8% /boot

# free コマンドでスワップの容量をチェックします。
$ free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:       1018256     184348     833908       6672       7564      67120
-/+ buffers/cache:     109664     908592
Swap:      2097148          0    2097148

ルートディレクトリ( /dev/mapper/centos00-root ) の容量がダウンし、
スワップ領域( Swap total )が LVのスワップ領域のサイズと同じであればOKです。


どうだったでしょうか?
LVMの特徴でもあります異なるディスクをあたかも1つのディスクのように扱える機能を使った、ディスクの増設作業手順です。

実際のハード的なディスクの装着時以外は、電源を落とす必要もなく、オンライン状態でディスクの増設作業が行えるのは、 サーバーの管理者には、うれしいところではないでしょうか。
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