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ここまで、CentOSやFreeBSDの設定を行ってきました。
しかし、Sendmailだけは、設定について解説しませんでした。これは、Sendmail自体、設定がかなり複雑なのとセキュリティ上、Sendmail(MTA)サーバーは、設置しない方が望ましいからです。
最近では、迷惑メール防止のための設定が、非常にややこしくなってきました。
設定するのは、てきないことはありませんが、今後のことを考えると、自宅サーバー程度のセキュリティで、なおかつ、個人でそれに対応していくのは、なかなか難しいと思います。
DNSについても、できれば避けたいところです。ただ、DNSは、環境設定の根幹にかかわるので、設定方法については、解説しておきました。
しかし、DNS(BIND)をインストールする でも記述したとおり、DNSについてもサーバーの設置は、避けられるものなら避けるべきだと思います。
さて、ここでは、どんなに避けていてもメールは必要ですから、そのためには、Sendmail(MTA)サーバーをたてたくなりますよね。
そんなときは、Google Apps Standard Edition を使いましょう。Standard版は、無料ですから、これを使わない手はありません。
また、独自ドメインさえ持っていれば、また、ドメイン業者(レジストラ)でDNSを提供していてくれるなら、ドメインの年間利用料だけで、独自ドメインのメールを使うことができます。
これは、なんともすごいです。
一昔前なら、考えられませんが、Googleは、これを無償で提供してくれています。
では、早速、使ってみましょう。
まずは、Google Apps Standard Editionをはじめる
なにはともあれ、Google Apps Standard Editionをはじめてみましょう。
必要なのは、独自ドメインとメールアドレスです。
ここで、指定するメールアドレスは、Yahoo!などの無料メールアドレスで構いません。ここで登録しようとするドメインのメールアドレスはNGですので管理用のメールアドレスを1つ用意しておきましょう。
まずは、ドメインの登録から
Google Apps Standard Edition へアクセスします。
開始方法 をクリックします。
※もし、日本語にならない方は、こちら を直接アクセスしてください。
既存のドメイン名を使用する のタブ内、管理者: このドメインを所有または管理しています を選択します。
ドメイン名を入力 欄に独自ドメイン名を設定します。
次へ をクリックします。
管理者の登録
管理者情報を設定します。
名 * (例: 太郎、花子)
姓 * (例: 山田、鈴木)
メール アドレス * 有効なメール アドレスを入力してください。 ここで、先に用意しておいた管理用メールアドレスを設定します。 何か変更があった場合などは、ここで設定したアドレスへ情報が流れます。
電話番号 * xxx-xxx-xxxx
国/地域 * 日本を選択します。
役職 (例: 社長、システム管理者)
Google Apps では、サービスを正しく設定するため DNS を変更する必要があります。 詳細 *
ドメインの DNS レコードを変更できない場合、組織で使用できる Google Apps の機能に影響する場合があることを理解します。 をチェックします。
上記以外は、必須ではないので、わかる範囲で設定しておきましょう。
次へ をクリックします。
管理者のメールアドレス登録
管理者のメールアドレスを設定します。
ユーザ名 半角英数字を使ってユーザ名を設定します。 (例: taro)
パスワード パスワードを設定します。
利用規約を確認して、同意して、設定を続行 をクリックします。
ここまでの設定で、とりあえず、Google Apps Standard Editionを使い始めることができます。
この後の独自ドメインのDNSの設定を行うことでメールを利用することができるようになります。
また、ユーザ(メールアドレス)は、後で最大50名まで増やせます。
独自ドメインのDNSをGoogle Apps へ向ける
ここまでの設定で、Google Apps Standard Editionを使えるようになっています。
しかし、DNSの設定を何もしないとメールは使えません。続けて、DNSの設定を行います。
ここでは、CentOSでのDNSの設定のDNS(BIND)をインストールする で紹介したサンプル設定を例に設定してみましょう。
exmaple.com.db.wan : exmaple.comドメインの外向きゾーンファイル
$ vi / var/ named/ chroot/ var/ named/ exmaple. com. db. wan
$TTL 86400
@ IN SOA ns1.exmaple.com. root.exmaple.com.(
2010062201 ; Serial
7200 ; Refresh
7200 ; Retry
2419200 ; Expire
86400 ) ; Minimum
IN NS ns1.exmaple.com.
IN MX 10 aspmx.l.google.com.
IN MX 20 alt1.aspmx.l.google.com.
IN MX 20 alt2.aspmx.l.google.com.
IN MX 30 aspmx2.googlemail.com.
IN MX 30 aspmx3.googlemail.com.
IN MX 30 aspmx4.googlemail.com.
IN MX 30 aspmx5.googlemail.com.
IN TXT v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all
ns1 IN A xxx.xxx.xxx.xxx
@ IN A xxx.xxx.xxx.xxx
www IN A xxx.xxx.xxx.xxx
googlefffggghhh12345 IN CNAME google.com.
IN MX 10 exmaple.com. と設定されていたところを、以下のように変更しています。
IN MX 10 aspmx.l.google.com.
IN MX 20 alt1.aspmx.l.google.com.
IN MX 20 alt2.aspmx.l.google.com.
IN MX 30 aspmx2.googlemail.com.
IN MX 30 aspmx3.googlemail.com.
IN MX 30 aspmx4.googlemail.com.
IN MX 30 aspmx5.googlemail.com.
IN TXT v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all
また、最後に
googlefffggghhh12345 IN CNAME google.com. が追加されています。
これは、独自ドメインが確かにあなたもものかを確認するためのものです。
DNS(BIND)を再起動します。
$ /etc/init.d/named restart
namedを停止中: [ OK ]
namedを起動中: [ OK ]
DNSの設定が反映されるまで、しばらくかかることがあります。
C:\> nslookup -type=mx
Default Server: google-public-dns-a.google.com
Address: 8.8.8.8
> server 8.8.4.4
Default Server: google-public-dns-b.google.com
Address: 8.8.4.4
> exmple.com
Server: google-public-dns-b.google.com
Address: 8.8.4.4
Non-authoritative answer:
exmple.com MX preference = 30, mail exchanger = aspmx4.googlemail.com
exmple.com MX preference = 30, mail exchanger = aspmx5.googlemail.com
exmple.com MX preference = 10, mail exchanger = aspmx.l.google.com
exmple.com MX preference = 20, mail exchanger = alt1.aspmx.l.google.com
exmple.com MX preference = 20, mail exchanger = alt2.aspmx.l.google.com
exmple.com MX preference = 30, mail exchanger = aspmx2.googlemail.com
exmple.com MX preference = 30, mail exchanger = aspmx3.googlemail.com
とGoogleのDNSで情報が確認できるようであれば、OKです。
Google Apps Standard Editionでドメイン所有者の確認を行います。
管理者でログインし、ダッシュボード の上部に、まだ確認していない場合は、ドメインの所有権を確認 と表示されていると思います。
ドメイン所有権を確認 でCNAMEレコードを変更 を選択します。
最後に確認 をクリックして確認できれば、設定は完了です。
管理者のログインURLは、
https://www.google.com/a/example.com
です。
example.com を独自ドメインで指定すれば、Google Apps Standard Editionの管理ログイン画面へとびます。
G-MailのログインURLは、
https://www.google.com/a/example.com /ServiceLogin?service=mail
です。
example.com を独自ドメインで指定すれば、G-Mailのログイン画面へとびます。
あとは、ユーザ登録でメールアドレスを増やこともできます。
当然、phpやmysqlは使えませんが、ホームページ(Google提供のガジェット(ウィジェット)を含む単純なHTML)を開設することもできます。
DNSの理解があれば、簡単な設定です。DNSに詳しくなくても、この設定例や他の設定例を参照されれば、それほど難しいものでもありません。
無料メールに挑戦されてはいかがでしょうか?
格安レンタルサーバー の場合は、ドメインの管理も同時に行っているなら、管理しているDNSのレコード情報を同じように編集することでGMailが使えます。
また、格安レンタルサーバー で管理していないドメインについては、ドメイン管理しているところで提供されているDNSのレコード情報を同じように編集することでGMailが使えます。
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