さくらのVPSの2台目を使ってウェブサーバーとデータベースサーバーで分散してみた結果
とりあえず、新しい1台のさくらのVPSで運用させ、そのあと、データベース部分をもう1台の新しいさくらのVPSへ切り替えてみました。
以下は、夜中にデータベースをもう1台の新しいさくらのVPSへ切り替えたときのウェブサーバー側のリソース情報です。
夜中3時くらに切り替えを実施。そのあと、DISK IOのREADは、ほぼなくなりました。と同時にネットワークトラフィックのINCOMING(入側)が増えています。
さらに、以下は、本格的に運用をはじめて、数日後のリソース情報です。
ウェブサーバー側は、スワップだ多少減ります。しかし、無くなることはありません。ただ、データベースのためのディスクアクセスがなくなる分、ディスクの読み込み頻度は、かなり減らすことができました。
一方、ネットワークは、常にOUTGOING(出)よりINCOMING(入)が多くなっています。これをどう判断するかは、微妙ですね。ディスクが速いかネットワークが速いか・・・?
ただ、スワップの軽減と、処理負荷の軽減は、これでできています。あとは、ネットワークの負荷になりますが、今のこの程度のネットワーク負荷であれば、それほど、意識する必要もないと思いますね。
ただ、アクセスが多いサイトでは、このネットワークトラフィックは、かえって遅延を招くかも?しれません。それは、実際の運用によって考えて行くしかないんでしょうね。
また、以下は、このときのスワップの状況です。
減ったとはいえ、まだまだ、スワップ量は多いですね。実際にピーク時は、1Gを超えますから、もう少しメモリの節約を考えるべきかなぁと思いますね。
$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 510532 504852 5680 0 1368 43476
-/+ buffers/cache: 460008 50524
Swap: 2048276 611560 1436716
[root@db httpd]
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以下は、ほぼ同じ時期のデータベースサーバー側のリソース情報です。
こちらは、ネットワークのOUTGOING(出)は、それなりにありますが、それ以外は、すかすかですね。
軽めのウェブサーバーぐらいなら、追加で使えそうな感じです。
また、以下は、このときのスワップの状況です。
これも、すかすかですね。
$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 510532 455500 55032 0 36428 261636
-/+ buffers/cache: 157436 353096
Swap: 2048276 84 2048192
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こんな感じで、簡単ですけど分散化を行ってみました。
3台、4台と増やして分散化を行うのも良いと思います。ただ、その場合は、DNSを絡めたウェブサーバー、データベースサーバーの分散を行っていくことになるんでしょうね。
ただ、台数が増えればそれだけ価格もメンテナンスも大変になります。そうなってくると専用サーバーも考慮しても良いかもしれませんね。
でも、それは、アクセスが多くなったときの話で、現状のトラフィック程度では、全然問題なさそうです。
もっとアクセスを増やすようにしなければ・・・。
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