
また、最新の さくらのVPS の詳しい特徴やパフォーマンスは、評価の高い 新 ConoHa VPS と さくらのVPS の特徴とUnixBenchを含めたパフォーマンスを比較してみました。 を参照されると良いかと思います。
以前の記事「評判のさくらのVPSの2台目を借りてみたけど問題が・・・」の続きです。
前回までに、結局、一時的ではありますが、さくらのVPSを3台借りることになりました。(内、実稼働しているのは、1台だけです。)
そこでは、新しい2台のさくらのVPSについては、それぞれ、ウェブサーバー、データベースサーバーとして運用するようにセッティングします。
まずは、新しい1台へ、今、実動している古いサーバー情報を一式コピー(「ウェブサーバーのホストの移転手順(ApacheのProxyPassを使ってスムーズな移転をする)」の手順で実施)し、
もう1台の新しいサーバーには、データベースサーバーとして構築(「評判のさくらインターネットのVPS ( さくらのVPS ) をデータベースサーバー(mysql)にしてみる」の手順で実施)します。
ディスクに余裕がなければ別ですが、リスク分散の意味でも同じ環境があれば、1台メンテナンス等を行っている間、もう1台で仮運用もできますからね。
では、早速、その結果について簡単にまとめてみます。

※お試し期間中は、OP25B設定、データ転送帯域に制約がありますから注意してください。
- 目次
- 履歴
2010年12月7日 初版
さくらのVPSの2台目を使ってウェブサーバーとデータベースサーバーで分散してみた結果
とりあえず、新しい1台のさくらのVPSで運用させ、そのあと、データベース部分をもう1台の新しいさくらのVPSへ切り替えてみました。
以下は、夜中にデータベースをもう1台の新しいさくらのVPSへ切り替えたときのウェブサーバー側のリソース情報です。

夜中3時くらに切り替えを実施。そのあと、DISK IOのREADは、ほぼなくなりました。と同時にネットワークトラフィックのINCOMING(入側)が増えています。
さらに、以下は、本格的に運用をはじめて、数日後のリソース情報です。

ウェブサーバー側は、スワップだ多少減ります。しかし、無くなることはありません。ただ、データベースのためのディスクアクセスがなくなる分、ディスクの読み込み頻度は、かなり減らすことができました。
一方、ネットワークは、常にOUTGOING(出)よりINCOMING(入)が多くなっています。これをどう判断するかは、微妙ですね。ディスクが速いかネットワークが速いか・・・?
ただ、スワップの軽減と、処理負荷の軽減は、これでできています。あとは、ネットワークの負荷になりますが、今のこの程度のネットワーク負荷であれば、それほど、意識する必要もないと思いますね。
ただ、アクセスが多いサイトでは、このネットワークトラフィックは、かえって遅延を招くかも?しれません。それは、実際の運用によって考えて行くしかないんでしょうね。
また、以下は、このときのスワップの状況です。
減ったとはいえ、まだまだ、スワップ量は多いですね。実際にピーク時は、1Gを超えますから、もう少しメモリの節約を考えるべきかなぁと思いますね。
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以下は、ほぼ同じ時期のデータベースサーバー側のリソース情報です。

こちらは、ネットワークのOUTGOING(出)は、それなりにありますが、それ以外は、すかすかですね。
軽めのウェブサーバーぐらいなら、追加で使えそうな感じです。
また、以下は、このときのスワップの状況です。
これも、すかすかですね。
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3台、4台と増やして分散化を行うのも良いと思います。ただ、その場合は、DNSを絡めたウェブサーバー、データベースサーバーの分散を行っていくことになるんでしょうね。
ただ、台数が増えればそれだけ価格もメンテナンスも大変になります。そうなってくると専用サーバーも考慮しても良いかもしれませんね。
でも、それは、アクセスが多くなったときの話で、現状のトラフィック程度では、全然問題なさそうです。
もっとアクセスを増やすようにしなければ・・・。
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※お試し期間中は、OP25B設定、データ転送帯域に制約がありますから注意してください。


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