
今回は、以前に さくらのVPSでカスタムOSのインストールを行うには? で記事にした内容の お名前.com VPS(KVM) 版です。
さくらのVPSでは、Java VNCを使用するので、どうしてもJavaの環境が必要でしたが、
お名前.com VPS(KVM)では、Java 版のVNCコンソールを使いません。HTML5 の Web Socket、 Canvas を使っているので、最新のウェブブラウザであれば、ほぼ動作します。
この点ではJavaを意識しないで良いので楽ですね。
では、早速、お名前.com VPS(KVM)で、簡単にカスタムOSのインストールを始めるまでを解説してみます。
- 目次
- 履歴
2012年3月27日 初版
カスタムOSをインストールしてみる
カスタムOSのインストールを実行してみましょう。
サーバーNAVIにログインします。
申し込みを行った時のサーバー設定完了通知メールにURLは記載されていますので、そのURLへアクセスします。

会員ID、パスワードを入力し、“ログイン” ボタンをクリックします。


クリックすると以下のように何のログインか選択するページへ移動します。

ここで、迷わず サーバNavi ログインページへ進む をクリックします。すると上記の会員IDによるログイン画面へ移動します。
ここで、画面下の方にある VPS(KVM)サーバー管理ツール CONTROL PANEL を選択したくなりますが、このコントロールパネルへのログインには、専用のログインID(vpsXXXXXXX)+パスワードが必要になります。(会員IDではログインできません。)
サーバNavi は、会員ID+パスワードでログインできますから、そちらの方がわかりやすいです。ただ、契約者とサーバー管理者が異なる場合は、それぞれ違うIDとなるので、複数人での管理がしやすくなっています。
なお、コントロールパネルへの専用のログインID(vpsXXXXXXX)、パスワードは、サーバーNaviからご利用サービス詳細のページへ移動し、コントルールパネル詳細をクリックすると表示されます。(ちょっとわかりにくいですかね。)
ログインページ画面が、若干、上記のログイン画面と異なりますが、同じようにログインできます。

ログインすると以下のような初期画面が表示されます。
画面左のご利用サービス確認をクリックすると、現在契約しているサーバーの一覧が表示されます。
画面右のログインしたいサーバーのコントロールパネル欄のログインリンクをクリックするとサーバーのコントロールパネルへ移動できます。
以下は、VPS(KVM) のコントロールパネルです。
カスタムOSをインストールするサーバーおよびカスタムインストールするOSを選択します。
画面左メニューから、サーバーリストからカスタムOSをインストールするサーバー ( kvmxxxx などの名前になっている ) をクリックします。

画面右上の「イメージを選択してください。」 をクリックし、インストールしたいOSを選択します。

ここでは、例として Debian 64bit版 を選択してみました。
続けて、画面右の挿入ボタンをクリックします。

上図のようにイメージファイルがブートデバイスに変更された由のメッセージが表示されます。そして、先の挿入ボタンは、取り出しボタンへ切り替わります。
再起動します。
ディスクイメージがセットできたら、再起動です。
( 通常のPCへLinuxをインストールするのと同じですね。 )

再起動の確認メッセージです。「はい」をクリックし再起動を実行します。

ここの例では、Debianを選択したので、Debianの初期画面が表示されました。
あとは、通常のインストールと同じです。画面に従ってインストールします。
もしIPアドレスやネットマスク、ネームサーバーなどの設定が必要な場合は、画面左に常に表示されているので、そちらを参照して設定しましょう。

カスタムOSのインストールを終えたら、イメージディスクを開放します。
カスタムOSのインストールを終了間際、DebianやUbuntuでは、以下のような画面が表示されるはずです。

この状態で、イメージディスクを開放します。
イメージディスクを開放するには、以下の画面から、取り出しボタンをクリックすればOKです。

この状態で、イメージディスクを開放します。
イメージディスクを開放するには、以下の画面から、取り出しボタンをクリックすればOKです。

上図のように取り出し完了のメッセージが表示されればOKです。
「ばい」ボタンをクリックして、インストール作業を完了しましょう。
この場合、再度、インストールの初期画面が表示されると思います。そこで、電源断をクリックし、電源断の状態で、取り出しボタンをクリックするとうまくいくことがあります。
それでも取り出せない場合は、強制排出にチェックを入れ、取り出しボタンをクリックすれば、無条件で取り出せます。
取り出せたら、再起動します。
再起動したら、カスタムOSが立ち上がるはずです。

- Red Hat Linux 系
- Fedora 16 32bit/ 64bit
- Fedora 17 32bit/ 64bit
- CentOS 5 (RHEL5 クローン) 32bit/ 64bit
- CentOS 6 (RHEL6 クローン) 32bit/ 64bit
- Scientific Linux 6 (RHEL6 クローン) 32bit/ 64bit
- Debian GNU/Linux 系
- Debian 6 32bit/ 64bit
- Ubuntu 11 32bit/ 64bit
- Ubuntu 12 32bit/ 64bit
- Arch Linux 系
- Arch Linux 2011.08.19 32bit/ 64bit
- BSD 系
- FreeBSD 9 32bit/ 64bit
変わったところで Arch Linux がある点でしょう。Arch Linuxは、LinuxでありながらBSDっぽいところが多々あるシンプル・軽量のLinuxです。コアなファンがいることでも有名?ですかね。
一概にどのOSが良いとも言えませんが、まあ、有名どころでデフォルトOSのCentOSが無難なのは間違いないところでしょう。
でも、どのOSもそれぞれ定評のあるOSですから、最後は好き好きなんでしょうね。
興味のある方は、以下からのどうぞ。お試し期間15日があります。
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