レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント - レンタルサーバー・自宅サーバーの設定・構築情報を公開しています。

評判のさくらインターネットのVPS ( さくらのVPS ) をデータベースサーバー(mysql)にしてみる

2010年10月6日 2015年5月17日
sakura vps

前回、評判のさくらインターネットのVPS ( さくらのVPS ) を使ってみたで説明したように、格安で、まっさらのサーバーが手に入るわけです。
このサーバーは、良くも悪くもメモリが512MB固定ですから、1台で目一杯使うことより複数に分散させて使うことが、より効果的だと思います。
なんせ安いですからね。2台借りても月額¥2,000未満で済みます。

今回は、簡単ながら、mysqlのデータベースサーバーをVPSで作ってみましょう。

要は、apache(webサーバー)とmysql(データベースサーバー)の2つのサーバーをこさせて、簡単な負荷分散させるやり方です。

ここでは、テスト環境なので、自宅のPC(WEBサーバー)から、さくらインターネットのVPS ( さくらのVPS )で構築したmysqlへ接続させてみました。

さくらインターネットのVPS ( さくらのVPS )を試してみたい方は、さくらのVPS ページさくらのVPS ページからどうぞ。無料お試し期間は14日です。
※お試し期間中は、OP25B設定、データ転送帯域に制約がありますから注意してください。

まずは、mysqlをインストール

まずは、さくらインターネットのVPS ( さくらのVPS )にmysqlをインストールしないとはじまりません。

mysqlのバージョン5.1をインストールしたい場合は、あえてmysql5.1系をインストールするを参照してください。

ここでは、CentOS 5のデフォルトのmysql 5.0をインストールしてみましょう。

※以降の手順は、SSHでログインして、コンソールからインストールを行う手順です。既にSSHでログインしている状態で、すべての操作は、suスーパーユーザで操作を行います。

  1. 現在のインストール済MySQLパッケージを確認する。
    $ rpm -qa | grep mysql

    何もインストールされていないなら、何も表示されないはずです。もしここで何らかの表示があった場合、すでにインストールされているかもしれません。 一旦、アンインストールしてしまうか、そのまま使用するか判断しましょう。

    もし、アンインストールしたいなら、以下のコマンドで削除できます。

    $ yum erase mysql

  2. mysqlをインストール確認する。
    $ yum -y install mysql-server

    特別にインストールしたいmysql関連がない場合は、上記でOKです。
    mysqlのサーバーのみがインストールされます。


  3. mysqlのバージョンをチェックする
    $ mysql --version
    mysql  Ver 14.14 Distrib 5.0.xx, for redhat-linux-gnu (x86_64) using readline 5.x

    Distrib 5.0.xx と出力されれば、OKです。


mysqlを設定

インストールができたら、mysqlの初期設定を行います。

  1. MySQL初期設定を行う

    MySQLの初期設定は、初期設定(/etc/my.cnf)で行います。

    $ vi /etc/my.cnf
    
    
    
    [mysqld]
       :
       :
    
    ## デフォルトも文字コードをutf8に設定
    default-character-set = utf8
    
    ## 最大のSQL待ち時間を120秒に設定
    wait_timeout = 120
    set-variable = wait_timeout=120
    
    ## 最大のセッション数を450に設定
    max_connections=450
    ## スレッドキャッシュ数を450に設定
    thread_cache=450
    ## テーブルキャッシュ数を450に設定
    table_cache=450
    ## クエリーキャッシュサイズを64Mに設定
    query_cache_size = 64M
       :
       :

    上記内容は、あくまで参考までに。各サーバーの環境によって設定する内容も異なりますから、確認の上、編集しましょう。
    編集を終えたら保存します。


    各mysqlのバージョンによって、多少、名称が異なっていますので注意が必要です。
    ※table_cacheは、5.1系から、table_open_cache とtable_definition_cacheへ変更されています。

  2. MySQL5.1系の起動する

    ここまでできたら、MySQLを起動しましょう。

    $ /etc/rc.d/init.d/mysqld start start
    MySQL データベースを初期化中:  Installing MySQL system tables...
    100619  4:20:01 [Warning] '--default-character-set' is deprecated and will be removed in a
       :
       :
    Please report any problems with the /usr/bin/mysqlbug script!
    
                                                               [  OK  ]
    MySQL を起動中:                                            [  OK  ]

    起動が正しくできたら、再起動しても起動するように設定しておきましょう。

    $ chkconfig mysqld on
    $ chkconfig --list mysqld
    mysqld          0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

mysqlのユーザとデータベースを作成

ここまででMySQLは、使えます。
続けて、ここからは、簡単ながら、データベースをユーザを作成してみましょう。

  1. mysqlサーバーの管理者でmysqlへログインする
    $ mysql -u root
           :
           :
    mysql> use mysql;
    mysql> 

    mysql> のプロンプトが表示されてばOKです。
    以降の説明は、mysql>のプロンプトから、mysqlのsql分を発行して、mysqlサーバーの設定を行っていきます。 そのため、必ず最後に;の文字列を入力することをお忘れなく。


  2. mysqlサーバーの管理者パスワードを設定する
    mysql> set password for root@localhost=password('hogehoge');

    上記では、hogehogeがパスワードになります。


  3. 不要なmysqlのデフォルトユーザを削除する
    mysql> select user,host from mysql.user;
    +------+-----------------+
    | user | host            |
    +------+-----------------+
    | root | 127.0.0.1       |
    |      | localhost       |
    | root | localhost       |
    |      | host.hoge.orz   |
    | root | host.hoge.orz   |
    +------+-----------------+
    5 rows in set (0.00 sec)
    
    mysql> delete from mysql.user where user='';

    最初のselect user … で、現在登録されているユーザをすべて表示しています。
    この中で、userの欄に空白があるものがありますから、この空白のユーザは、まず、削除しておきます。
    delete from mysql.user … で、実際に削除しています。

    ※特に空白のユーザ名がない場合は、この操作は不要です。


  4. mysqlのユーザを追加する
    mysql> insert into user set user="hoge", password=password("hogehoge"), host="localhost";

    hoge@localhostで、hogehogeでログインできるようになります。
    また、ここでは、自宅のPCからのアクセスを許可したいので、自宅PCのIPアドレスを使って、自宅PCからのアクセスを許可するように設定してみます。

    まず、自宅PCのIPアドレスを確認しましょう。
    ※わからない場合は、以下のURLで確認できます。
    http://www.off-soft.net/categories/ip.php

    他のホストからのアクセスを許可する場合は、ここで指定している host=”localhost”localhostを変更し、上記のイメージでSQLを発行します。

    例)
    例えば、自宅PCのIPアドレスが、”222.222.222.222″だった場合、”222.222.222.222″からのアクセスを許可したいわけですから、以下のようにすれば良いことになります。

    mysql> insert into user set user="hoge", password=password("hogehoge"), host="222.222.222.222";

  5. データベースを追加する
    mysql> show databases;
    +--------------------+
    | Database           |
    +--------------------+
    | information_schema |
    | mysql              |
    | test               |
    +--------------------+
    3 rows in set (0.00 sec)
    
    mysql> drop database test;
    
    mysql> CREATE DATABASE hogedb;

    最初にshow databases;で、現在登録されているデータベースを確認します。
    この中で、testがあれば、それは、デフォルトで設定されているテスト用のデータベースなので、ここでは、次のdrop database test;で削除しています。
    最後にCREATE DATABASE hogedb;で、hogedbというデータベースを作成しています。


  6. mysqlの新規ユーザが新規データベースを操作できるようにする
    mysql> grant all on hogedb.* to hoge;
             :
             :
    mysql> grant all on hogedb.* to hoge@222.222.222.222;
             :
             :

    上記の設定で、hogedbへのフルアクセスをhoge@localhostが行えるようになります。
    ※ここで、上記例からhoge@222.222.222.222についても許可するようにします。


  7. 今まで編集したmysqlの情報を更新する
    mysql> flush privileges;

    この作業で、現在動作中のサーバーの情報も更新されます。


  8. 最後にmysqldを再起動します
    $ /etc/init.d/mysqld restart
    Stopping MySQL:                                            [  OK  ]
    Starting MySQL:                                            [  OK  ]

外部からのmysqlへのアクセスを許可する

ここまででMySQLので設定が終わりです。
続けて、外部からのmysqlへのアクセスを許可するために、iptablesを修正します。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
#!/bin/sh

/sbin/iptables -F
/sbin/iptables -X

/sbin/iptables -P INPUT DROP
/sbin/iptables -P OUTPUT ACCEPT
/sbin/iptables -P FORWARD DROP

/sbin/iptables -A INPUT -i lo -j ACCEPT
/sbin/iptables -A OUTPUT -o lo -j ACCEPT

/sbin/iptables -A INPUT -s 10.0.0.0/8 -j DROP
/sbin/iptables -A INPUT -s 172.16.0.0/12 -j DROP
/sbin/iptables -A INPUT -s 192.168.0.0/16 -j DROP

/sbin/iptables -A INPUT -p tcp --dport 10022 -j ACCEPT
/sbin/iptables -A INPUT -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
/sbin/iptables -A INPUT -s 222.222.222.222 -p tcp --dport 3306 -j ACCEPT

/sbin/iptables -A INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT

/etc/rc.d/init.d/iptables save

/sbin/service iptables restart

19行目、IPアドレス”222.222.222.222″から、ポート番号 3306 (mysqlのデフォルトポート番号) へのアクセスを許可するように追加しました。

これを実行します。

ここまでで、完了です。

自宅のPCからアクセスしてみてください。
自宅のPCにmysqlがインストールされていれば、そのまま、mysqlのコマンドで確認できます。

もし、mysqlがインストールされていないなら、mysqlクライアントをインストールします。

http://dev.mysql.com/downloads/mysql/5.1.htmlからダウンロードできます。
Windowsの場合は、Windows (x86, 32-bit), MSI Installer Essentials – Recommended でOKのはずです。

さくらインターネットのvps ( さくらのVPS )のIPアドレスを”111.111.111.111″だったとした場合、以下のようにアクセスします。

C:\> mysql -uhoge -p -h111.111.111.111 -Dhogedb
Enter password: ***********
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 22
Server version: 5.x.xx-ius Distributed by The IUS Community Project

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

mysql> 

もし、以下のようなエラーが出力され接続できない場合は、mysqlの設定、あるいは、iptablesの設定を見直してみてください。

C:\> mysql -uhoge -p -h111.111.111.111 -Dhogedb
ERROR 2003 (HY000): Can't connect to MySQL server on '111.111.111.111' (10060)
こんな感じで分散化ができます。今回は、自宅PCからのアクセスでしたが、さくらインターネットのVPS ( さくらのVPS )を2つほど借りて、WEBサーバーとデータベースサーバーと分けるやり方は、 非常に簡単で、より効率的に分散化できます。


WordpressなどのCMSのデータベースを切り替える場合は、mysqldumpなどを使って、DBの内容を移動する必要があります。
DBの内容を移動した後、設定情報を変更して切り替えます。

例えば、Wordpressの場合は、Wordpressのインストールディレクトリのwp-config.phpを編集することで切り替えることができます。

//define('DB_HOST', 'localhost');
define('DB_HOST', '111.111.111.111');

実際に、このサイトをデータベースだけVPSへ切り替えて表示したときの画面です。
データベースを別サーバーにしたときの表示イメージ
わかりにくいですが、ちょっと、古いデータベースを入れてみて、確認してみました。

案外簡単ですよね。

さくらインターネットのVPS ( さくらのVPS )を試してみたい方は、http://vps.sakura.ad.jp/からどうぞ。無料お試し期間は14日です。
※お試し期間中は、OP25B設定、データ転送帯域に制約がありますから注意してください。

ご利用のブラウザは、広告ブロック(AdBlockなど) が適用となっていませんか?
このサイトでは、コンテンツの一部が非表示、あるいは、コメント、お問い合わせの投稿ができない検索ができないことがあります。


関連記事 :

SPPD VPS,ABLENET VPS,CloudCore VPS,さくらのVPS (KVM格安VPS) のUnixBenchを比較してみた

今回は、KVMの格安VPSについて、UnixBenchを比較してみました。 とはいえ、今まで以下の記事でそれぞれUnixBen ...

SPPD VPS,ABLENET VPS,CloudCore VPS,さくらのVPS (KVM格安VPS) の nuttcp による伝送速度を比較してみた

さくらのVPS と CloudCore VPS の 伝送速度をnuttcpを使って計測してみた でさくらのVPS、CloudCore ...

評判のKDDI クラウドコア(CloudCore) VPS にapache , php , mysql をインストールし、Wordpressを使ってみる (CentOS編)

評判のCloudCore VPSを使うときに最初にやっておきたいこと(CentOS編) の続き・・・で、今回は、評判のKDDI CP ...

ConoHa VPS 1GプランのUnixBench を実施して計測し、さくらのVPS、お名前.com VPS(KVM)と比較してみました。

以前に、さくらのVPSの1Gプランとお名前.com VPS(KVM) 1GプランのUnixBench を実施して計測し、比較してみま ...

格安VPSに最適なOSは何?さくらのVPS と お名前.com VPS(KVM)で調べてみた

評判のKDDI クラウドコア(CloudCore) VPS とさくらのVPSをサーバー性能を比較してみた でUnixBnechを実施 ...



コメントを投稿 :

お名前 *

メールアドレス *
( メールアドレスが公開されることはありません。)

サイトアドレス

コメント *

* 印の項目は、入力が必要な項目です。




最近投稿の記事

[ 画像提供元 : Amazon ] 先日、1TBのディスクの入れ替え時にバックアップをとろうとディスクコピーを行いました。 その際 ...

Windows で Linux ファイルシステム Ext4 のディスクをマウントするには? Ext3Fsd が、おそらく、最も簡単なツール ...

今回は、Windows で Compass を使ってみました。 Compass とは、 Sass(サス、Syntactica ...

今回は、Anti Adblock を使ってみました。 Anti Adblock とは、 そもそも Adblock という ウェブ ...

デスクトップ環境でない サーバーで、Webページのキャプチャー画像をコマンドで撮る には、wkhtmltoimage, CutyCapt ...


さくらのVPS 全プラン リニューアルです。(石狩(北海道)も選択可)


root権限ありで ¥685 / 月 ~ と非常にリーズナブルな CPU 1(core)の 512 プランから、 最高 CPU 10(core), メモリ 32(GB), SSD容量 800(GB) までとプランが充実。
ディスクは、SSDとHDDの選択が可能になった他、データセンターは人気の東京、石狩(北海道)となりました。

また、どのプランでも好きなOSが選べます
( CentOS, Fedora, Scientific Linux, FreeBSD, Ubutu, Debian )

管理人もおすすめのVPSです。
試用期間がありますから、一度、お試しを!!

詳しくは、http://vps.sakura.ad.jp/さくらのVPSのサイトへ へどうぞ!!

カテゴリ


Serverman@VPS 完全1ヶ月無料 キャンペーン実施中です。


Serverman@VPS 完全1ヶ月無料 キャンペーン実施中です。
最近、スワップにも対応した Serverman@VPS は、かなりリーズナブルかもです。

  • メモリ1GB~2GBのEntryプラン :月額:490円
  • メモリ2MB~4GBのStandardプラン :月額:980円
  • メモリ4GB~8GBのProプラン :月額:1,980円

新規申し込みで1ヶ月間完全無料となるキャンペーンを実施中です。
Serverman@VPSの特徴は、安さとIPv6対応です。また、初期設定費0円もポイントです。

IPv6でちょっと遊んでみたい方には、おすすめかもしれませんね。最低利用期間もありませんから、気に入らないときは即解約もできます。

Serverman@VPSの詳細については、 http://dream.jp/vps/ Serverman@VPSのサイトへへどうぞ。



KVM採用 ConoHa VPSは、時間単位で借りれる便利なVPSです。


ConoHa VPS は、初期設定費0円最低利用期間無し時間単位で清算可能、 さらに、Web APIを使って自動化を図ることもできる便利なVPSです。

海外サーバー設置も可能で、ローカル接続にも対応と、かなり、機能豊富なサーバーです。

新規ユーザ登録で、クーポンもらえますから、まずは、お試しですね。

ConoHa VPSの詳細については、
http://www.conoha.jp/ へどうぞ。

KVM採用 お名前.com VPS(KVM) 2G プラン 初期設定費無料 キャンペーン 実施です。


メモリ2GBプラン CPU:3core、Disk:200GB
月額:1,153円から (初期設定:1,680円0円)

さくらのVPSがリニューアルされてもなんのその。
1GBメモリ / 2Core を ¥834 – の格安価格で提供中です!
間違いなくスペックからすると割安感ありです。
年間割引時の途中解約で返金がないのは、 ちょっと残念ですが、それでもこの割安感は魅力です。

まずは、お試しですね。

お名前.com VPS(KVM)の詳細については、
http://www.onamae-server.com/vps/ へどうぞ。(お試し期間が15日あります。)



  • ソーシャルブックマーク

  • はてなブックマークへ追加するはてな登録数
ページトップへ
Time : 0.2258 [s]