今回は、sendmailです。
といっても、sendmailを本格的使いだすとメンテナンスも大変ですし、設定も面倒です。しかし、かといって、システムログなどはメールで送信するようになっているので、sendmailは欲しいところです。
今回は、そんな方のため(自分もその一人です)内部メールをすべてGMailへ転送させることを考えてみましょう。
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2010年11月10日 初版
| レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント |
今回は、sendmailです。
といっても、sendmailを本格的使いだすとメンテナンスも大変ですし、設定も面倒です。しかし、かといって、システムログなどはメールで送信するようになっているので、sendmailは欲しいところです。
今回は、そんな方のため(自分もその一人です)内部メールをすべてGMailへ転送させることを考えてみましょう。
2010年11月10日 初版
ほとんどの場合、sendmailはインストールされているでしょう。
念のため、確認しておきましょう。
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既にインストールされている場合は、上記のようなメッセージが表示されるでしょう。
もし、インストールされていないようなら、ここでインストールが始まります。
続けて、sendmail-cfをインストールします。これもインストールされていると思いますが、念のため、確認しておきましょう。
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インストールすべきものは、これで終わりです。
以下の手順で、sendmailの設定を行いましょう。
GMailへ転送するためには、GMailにユーザ、パスワードで認証しないと転送できません。
そのためauthコード(ユーザ、パスワード)を設定したファイルを作成します。
ここでは、
GMailのユーザ名(メールアドレス) : hogehoge@gmail.com
GMailのパスワード : hogehoge-password
として説明します。
テキストファイルとして /etc/mail/authinfoにユーザ、パスワードを以下のように設定します。
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587はポート番号になります。デフォルトは25番を使いますから、上段は、25番用、下段は、587番用になります。
作成できたら、makemapでハッシュフォーマットマップを作成します。
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/etc/mail/sendmail.mc の設定を行います。
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add auth.のところで、
のような設定を行っています。
続けて下段では、
のような設定を行っています。
ここまで設定を終えたら、mcファイルからcfファイルを作成します。
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/etc/aliases の設定を行います。
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のように最後に全てのユーザのメールをhogehoge@gmail.com へ転送するようにします。
編集を終えたら、aliasを更新します。
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まだ、sendmailが起動していないようなら、パラメータは、restartでなくてstartを使いましょう。
さらに、システム再起動でも自動的に起動するように設定しておきましょう。
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これで完了です。
テストにmailコマンドを使って、メールが転送されるかチェックしてみましょう。
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test-localメールが、hogehoge@gmail.comへ届けばOK。
どうでしたか?
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2012年10月4日, 6:35 PM
[…] いくつか書き換えないとダメだったけど、 そのへんは他所に譲ります。 具体的には このへんを参考に […]