さくらのVPSがプランを全面リニューアルしたので、新プランの特徴とUnixBenchをConoHa,旧プランと比較してみた。
さくらのVPSがプランを全面リニューアルしたので、今回のプラン構成、特徴をまとめてみました。
また、ConoHaの計測 に続き、久しぶりにUnixBenchを計測、
さらに、今度のプランは、SSDとHDDの選択が可能となっているので、ディスクパフォーマンスを調べるために iops、レイテンシも計測してみました。
また、計測したスペックは、いずでも
- CPUコア数:2
- メモリ:1GB
- ディスク容量:100GB(HDD) or 30GB(SSD)
- 目次
- 履歴
2015年05月25日 目次および構成を改版
2015年05月17日 for Windowsを含めてプラン概要を追加
2014年12月01日 初版
さくらのVPS 新プランの概要と特徴
簡単に、さくらのVPS 新プランの概要とその特徴を解説しておきます。
プラン | CPUコア数 | メモリ | HDD | SSD | 初期設定費 | 月額 | 年払い時の 月額換算 | 初年度総額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
さくらのVPS | 1 | 0.512 | × | 20 | ¥1,000 | ¥635 | ¥583 | ¥7,985 |
さくらのVPS | 2 | 1 | 100 | 30 | ¥1,500 | ¥900 | ¥825 | ¥11,400 |
さくらのVPS | 3 | 2 | 200 | 50 | ¥2,000 | ¥1,580 | ¥1,449 | ¥19,830 |
さくらのVPS | 4 | 4 | 400 | 100 | ¥4,000 | ¥3,600 | ¥3,300 | ¥43,600 |
さくらのVPS | 6 | 8 | 800 | 200 | ¥8,000 | ¥7,200 | ¥6,600 | ¥87,200 |
さくらのVPS | 8 | 16 | 1600 | 400 | ¥16,000 | ¥14,400 | ¥13,200 | ¥174,400 |
さくらのVPS | 10 | 32 | × | 800 | ¥32,000 | ¥28,000 | ¥25,667 | ¥340,000 |
また、新たに、さくらVPS for Windows がリリースされました。
プラン | CPUコア数 | メモリ | HDD | SSD | 初期設定費 | 月額 | 年払い時の 月額換算 | 初年度総額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
さくらのVPS | 1 | 0.768 | 30 | 30 | ¥2,000 | ¥1,000 | ¥917 | ¥13,000 |
さくらのVPS | 2 | 1 | 50 | 50 | ¥3,000 | ¥2,000 | ¥1,834 | ¥25,000 |
さくらのVPS | 3 | 2 | 100 | 100 | ¥5,000 | ¥3,500 | ¥3,209 | ¥43,500 |
さくらのVPS | 4 | 4 | 150 | 150 | ¥8,000 | ¥6,000 | ¥5,500 | ¥74,000 |
さくらのVPS | 6 | 8 | 300 | 300 | ¥14,000 | ¥11,000 | ¥10,084 | ¥135,000 |
さくらのVPS | 8 | 16 | 600 | 600 | ¥23,000 | ¥20,000 | ¥18,334 | ¥243,000 |
今回のさくらのVPS新プランについての特徴を、以下に簡単にまとめてみました。
- 全プランで SSD対応 となりました。((for Windows版でない)通常のさくらのVPSでは、通常ディスクも選択可です。もちろん、SSDよりは容量が多くなります。)
- 初期設定費0円が無くなりました。
- 512プランが復活しました。(SSDのみですが、最安プランとして復活しました。)
- Windows Server対応プランがリリースされました。
- 東京リージョンのみとなりました。(石狩、大阪の選択はできなくなりました。)
なんといっても、今回の新プランの特徴は、世界の潮流でもある ディスクのSSDへの移行だと思います。
さくらのVPSでも例外ではありません。全プラン対応となりました。((for Windows版でない)通常のさくらのVPSでは、通常ディスクも選択可です。もちろん、SSDよりは容量が多くなります。)
下位プランでは、それなりに値上げとなりました。2Gプラン以外は、まあまあ、長く利用すれば、初期設定費も納得の価格設定になっているようです。
逆に、上位プランでは、それなりに価格を抑えた価格設定になっており、リーズナブルな価格設定と言えると思います。
さらに 32G プランまで用意されていて、選択肢が広がったことは間違いないでしょう。ただ、32Gプランで月額28,000円からすれば専用サーバでも良いのかもしれませんね。
まあ、全体的に言えるのは、かなり、上位プラン(4Gプラン以上)はおすすめでしょう。
コスト重視なら2Gプランでしょう。コストパフォーマンス的は、まだまだ、2Gプランは良いです。
さくらのVPS 新プランのスペック(CPUINFO)
さくらの新プランでVPSを契約し、cpuinfoを出力してみました。
過去のさくらのプランおよびConoHaの情報と比較してみましょう。
# 2014年11月 さくらのVPS new 1G(SSD)プランの cpuifo
|
# 2014年11月 さくらのVPS new 1G(HDD)プランの cpuifo
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# 2014年8月 ConoHa VPS 1Gプランの cpuifo
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# 2014年8月 さくらのVPS(東京) 1Gプランの cpuifo
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ここでは、たまたまかもしれませんが、さくらのVPSの新プランでは、それなりに新しいサーバーになっているようです。
ただ、ディスクにHDDを選択した場合では、それほど新しいCPUでもなさそうなので、やっぱり、CPU情報の確認はした方が良さそうですね。
では、次に、計測結果を簡単に解説してみます。ここでの計測結果は、すべて CentOS 6 で計測しています。
さくらのVPS 新プランでUnixBenchを計測
Linuxパソコンの処理性能を測定するためのソフトウエアのことで、 CPUの演算性能、アプリケーション実行時の処理性能、2次元や3次元のグラフィックス処理性能を測定できるものです。 さらに、マルチコアプロセッサにも対応しているため、コア数の違いによるパフォーマンスを評価することもできます。
UnixBench が出力する数値は、処理時間とIndex値です。
処理時間は、文字通り各処理性能を測定する項目毎に実際にかかった処理時間が出力されます。
Index値は、「George」と呼ばれるUNIXシステム「SPARCstation 20-61」の処理性能を10としたときの倍率を表した数値が出力されます。 ( つまり、ざっくりと言うと SPARCstation 20-61 の何倍早いか?という感じでしょうか。)
現在のマシン性能は、かなり良くなっているので、100倍,1000倍という数値が普通に出ます。
主にUnixBench の値として用いられるのは、このIndex値の総合評価値である System Benchmarks Index Scoreの値が用いられています。
最新(2014年11月)に さくらのVPS 新プランの1Gプラン(SSD選択、HDD選択)を契約し、UnixBenchを計測してみました。
UnixBenchのインストールについて
- UnixBenchの最新ファイルをダウンロードする。
$ wget http://byte-unixbench.googlecode.com/files/UnixBench5.1.3.tgz ...
現在の最新バージョンが、5.1.3だったので、そのバージョンをダウンロードしてみました。
最新バージョンは、 http://code.google.com/p/byte-unixbench/downloads/listで確認しましょう。適当なディレクトリで解凍しておきます。
$ tar xfz UnixBench5.1.3.tgz ...
- GUI系の計測は不要なのでMakeFileを編集する。
計測が不要なものは、コメントアウトしておきます。
ここではGUI関係は不要なので、GRAPHIC_TESTS , GL_LIBS をそれぞれコメントアウトしておきます。
./UnixBench/Makefile を編集します。
... SHELL = /bin/sh # GRAPHICS TESTS: Uncomment the definition of "GRAPHIC_TESTS" to enable # the building of the graphics benchmarks. This will require the # X11 libraries on your system. # # Comment the line out to disable these tests. # 以下の行をコメントアウトします。 # GRAPHIC_TESTS = defined # Set "GL_LIBS" to the libraries needed to link a GL program. # 以下の行をコメントアウトします。 # GL_LIBS = -lGL -lXext -lX11 ...
- UnixBenchをコンパイルする。
UnixBenchをコンパイルするには、makeおよびgcc、perlが必要になります。
加えて CentOS/ScientificLinux の場合、perl のTime/HiResもインストールする必要があります。
前準備として以下のツールをインストールします。CentOS/ScientificLinux の場合
$ yum -y install make gcc perl perl-Time-HiRes ...
Debian/Ubuntu の場合
$ apt-get -y install make gcc perl ...
準備を終えたら、続けてmakeを実行します。
実行するディレクトリは、先にUnixBenchを解凍したディレクトリで実行します。[UnixBench]$ make ...
ここでエラーがでない場合は、すぐにでも計測できます。
以下のようにRunで実行です。
[UnixBench]$ ./Run make all make[1]: Entering directory `/root/UnixBench' Checking distribution of files ./pgms exists ./src exists ./testdir exists ./tmp exists ./results exists make[1]: Leaving directory `/root/UnixBench' # # # # # # # ##### ###### # # #### # # # # ## # # # # # # # ## # # # # # # # # # # # ## ##### ##### # # # # ###### # # # # # # ## # # # # # # # # # # # # ## # # # # # # # ## # # # # #### # # # # # ##### ###### # # #### # # Version 5.1.3 Based on the Byte Magazine Unix Benchmark ... # ↑このように UNIX BENCH の文字絵が出力されればOKです。Ctrl+C で中断できます。
Runは、概ね 1CPUあたり20分ぐらいでしょうか。単純に仮想CPU2あるので、倍の40分程度は掛かるものと思います。 また、負荷もかかるので、基本的には、実際に運用中のサーバーでの実施は避けた方が良いと思います。 でも、負荷が掛かっているときの情報が欲しい場合もあるでしょうから、計測する意図を考えて行うことが肝要かと思います。
UnixBenchの実施結果
以下の一覧表、およびグラフは、10回連続で実施し、System Benchmarks Index Score だけを抜粋したものです。
また、比較のために 以下のサーバーのUnixBenchについて一緒に掲載しています。
- 今回の 最新の さくらのVPS 1G(SSD)プラン[さくらのVPS(new SSD)]
- 今回の 最新の さくらのVPS 1G(HDD)プラン[さくらのVPS(new HDD)]
- こちら で調べた ConoHa VPS 1Gプラン[ConoHa VPS]
- こちら で調べた さくらのVPS 1Gプラン[さくらのVPS]
回数 | さくらのVPS(new SSD) #1CPU | さくらのVPS(new SSD) #2CPU | さくらのVPS(new HDD) #1CPU | さくらのVPS(new HDD) #2CPU | ConoHa VPS #1CPU | ConoHa VPS #2CPU | さくらのVPS #1CPU | さくらのVPS #2CPU |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1404.1 | 1548.0 | 1195.8 | 1290.9 | 1501.9 | 2506.9 | 1068.6 | 2244.7 |
2 | 1265.6 | 1514.6 | 1126.3 | 1278.4 | 1506.5 | 2478.4 | 1077.6 | 2213.1 |
3 | 1590.7 | 2181.2 | 1239.4 | 1869.4 | 1513.0 | 2594.1 | 1070.7 | 2102.1 |
4 | 1575.2 | 2103.9 | 1244.5 | 1916.8 | 1508.0 | 2619.7 | 1068.2 | 2249.1 |
5 | 1575.2 | 2118.2 | 1220.9 | 1973.4 | 1506.6 | 2514.8 | 1068.7 | 2158.3 |
6 | 1595.3 | 2202.8 | 1209.9 | 1943.7 | 1503.1 | 2612.7 | 1066.6 | 2203.1 |
7 | 1622.2 | 2175.2 | 1201.2 | 1883.1 | 1516.4 | 2576.5 | 1066.5 | 2223.3 |
8 | 1628.2 | 2223.8 | 1235.8 | 1917.3 | 1480.8 | 2472.6 | 1069.2 | 2054.0 |
9 | 1600.4 | 2169.5 | 1203.9 | 1935.5 | 1493.3 | 2614.7 | 1060.0 | 2194.4 |
10 | 1606.3 | 2204.9 | 1266.7 | 1721.2 | 1508.7 | 2501.9 | 1070.0 | 2206.0 |
最小値 | 1265.6 | 1514.6 | 1126.3 | 1278.4 | 1480.8 | 2472.6 | 1060.0 | 2054.0 |
最大値 | 1628.2 | 2223.8 | 1266.7 | 1973.4 | 1516.4 | 2619.7 | 1077.6 | 2249.1 |
平均値 | 1546.3 | 2044.2 | 1214.4 | 1773.0 | 1503.8 | 2549.2 | 1068.6 | 2184.8 |
中央値 | 1593.0 | 2172.3 | 1215.4 | 1899.9 | 1506.5 | 2545.7 | 1068.7 | 2204.6 |
最新のさくらのVPSの1G(SSD)プランでは、なかなかConoHaのUnixBenchに肉薄していますね。
両者のCPUINFOがほとんど同じでしたから、
違いは、共有ユーザの利用度合いと 2コアの設定に引きずられているのかなぁという感じです。
先の ConoHa は、やっぱり、かなり良いサーバーに当たったんだなぁと思いました。
(その後は、これほどのサーバーに当たらなくなりましたからね。まあ、でも全般的にさくらのVPSよりは、パフォーマンスが良いです。)
困った結果が、最新のさくらのVPSの1G(HDD)プランです。
これは、旧さくらのVPSより悪い結果が出ています。
ただし、 CPU 1コアでの結果が、旧さくらのVPSより良いので、これも共有ユーザの利用度合いと 2コアの設定に引きずられているのかなぁという感じはしますね。
やっぱり、ConoHa のUnixBechの数値は良いです。
その値に、CPU 1コアでは、さくらのVPS(SSD)が上回っている点は、かなり評価できるところじゃないかと思います。
さくらのVPS 新プランでディスクパフォーマンスを計測
最新(2014年11月)に さくらのVPS 新プランの1Gプラン(SSD選択、HDD選択)を契約し、IOPS、レイテンシ(ディスクパフォーマンス)を計測してみました。
Input/Output Per Second の略で、簡単に言うと時間あたりの読み書き量を表す単位のことです。
ハードディスクなどの記憶装置の性能指標の一つで、ある条件の元で1秒間に読み込み・書き込みできる回数のことです。
1回の読み書きにかかる時間の逆数で、ハードディスクの場合はシークタイムと回転待ち時間、データ転送時間の和の逆数となります。 実際には、読み込み(リード)か書き込み(ライト)か、シーケンシャルアクセスかランダムアクセスか、 転送するデータの量がどれくらいかによって1回の動作に要する時間が異なるため、「4KBランダムライトIOPS」(4KBのデータをランダムに書き込んだ時のIOPS)のように計測条件を明示することが多いです。
(出典 : http://e-words.jp
latencyのことで、直訳すると「遅延」という意味になります。
データ転送において、データを要求してから実際に送られてくるまでの待ち時間のことです。この時間が短いほどシステム全体の処理性能は高くなります。
(出典 : http://e-words.jp
fioのインストールについて
- fioコマンドの最新ファイルをダウンロードする。
$ wget http://freecode.com/urls/3aa21b8c106cab742bf1f20d60629e3f -O fio.tar.gz ...
現在の最新バージョンが、2.1.10 だったので、そのバージョンをダウンロードしてみました。
最新バージョンは、 http://freecode.com/projects/fio/で確認しましょう。適当なディレクトリで解凍しておきます。
$ tar xfz fio.tar.gz ...
- fioをコンパイルする。
fioをコンパイルするには、makeおよびgcc、libaioが必要になります。
前準備として以下のツールをインストールします。CentOS/ScientificLinux の場合
$ yum -y install make gcc libaio-devel ...
Debian/Ubuntu の場合
$ apt-get -y install make gcc perl libaio-dev ...
準備を終えたら、続けてmakeを実行します。
実行するディレクトリは、先にfioを解凍したディレクトリで実行します。$ cd fio-2.1.10 [fio-2.1.10]$ make ...
ここでエラーがでない場合は、インストールします。
[fio-2.1.10]$ make install install -m 755 -d /usr/local/bin ...
fioコマンドが使えるか確認します。
[fio-2.1.10]$ fio --version fio-2.1.10
fioのパラメータについて
fioのパラメータは、読み込み、書き込み それぞれ さくらインターネットで使用されているパラメータと同じものを使用(詳細は、以下参照)します。
以下は、さくらインターネットで計測された際の fioコマンドのパラメータ設定ファイルになります。
- 書き込みパフォーマンスを確認したfioパラメータ設定ファイル
ファイル名:randwrite.fio
[global] ioengine=libaio direct=1 invalidate=1 group_reporting directory=/home filename=test.bin runtime=60 [Rand-Write-4k-qd32] readwrite=randwrite size=4G bs=4k iodepth=32 numjobs=1
- 読み込みパフォーマンスを確認したfioパラメータ設定ファイル
ファイル名:randread.fio
[global] ioengine=libaio direct=1 invalidate=1 group_reporting directory=/home filename=test.bin runtime=60 [Rand-Read-4k-qd32] readwrite=randread size=4G bs=4k iodepth=32 numjobs=1
[ fioパラメータの意味 ]
- libaio : Linuxネイティブの非同期I/O
- read : Sequential reads.
- write : Sequential writes.
- randread : Random reads.
- randwrite : Random writes.
- rw : Mixed sequential reads and writes.
- randrw : Mixed random reads and writes.
|
fioの実施結果
以下の一覧表、およびグラフは、10回連続で実施し、IOPS、レイテンシ だけをそれぞれ抜粋したものです。
回数 | さくらのVPS(new SSD) | さくらのVPS(new HDD) | ConoHa VPS | さくらのVPS |
---|---|---|---|---|
1 | 10339.0 | 11556.0 | 11516.0 | 3122.0 |
2 | 10326.0 | 2589.0 | 2728.0 | 3337.0 |
3 | 10329.0 | 2590.0 | 2700.0 | 3384.0 |
4 | 10335.0 | 2540.0 | 2879.0 | 3204.0 |
5 | 10324.0 | 2607.0 | 2898.0 | 3369.0 |
6 | 10327.0 | 2562.0 | 2524.0 | 3294.0 |
7 | 10319.0 | 2615.0 | 2637.0 | 3347.0 |
8 | 10325.0 | 2639.0 | 6913.0 | 3261.0 |
9 | 10304.0 | 2626.0 | 2286.0 | 3196.0 |
10 | 10319.0 | 2608.0 | 2684.0 | 3259.0 |
最小値 | 10304.0 | 2540.0 | 2286.0 | 3122.0 |
最大値 | 10339.0 | 11556.0 | 11516.0 | 3384.0 |
平均値 | 10324.7 | 3493.2 | 3976.5 | 3277.3 |
中央値 | 10325.5 | 2607.5 | 2714.0 | 3277.5 |
回数 | さくらのVPS(new SSD) | さくらのVPS(new HDD) | ConoHa VPS | さくらのVPS |
---|---|---|---|---|
1 | 9990.0 | 2539.0 | 2658.0 | 1782.0 |
2 | 9999.0 | 2613.0 | 2921.0 | 3297.0 |
3 | 9999.0 | 2656.0 | 2889.0 | 3316.0 |
4 | 9998.0 | 2677.0 | 2766.0 | 3281.0 |
5 | 9998.0 | 2657.0 | 2818.0 | 3323.0 |
6 | 9998.0 | 2658.0 | 2938.0 | 3303.0 |
7 | 9999.0 | 2620.0 | 2836.0 | 3302.0 |
8 | 9998.0 | 2595.0 | 2841.0 | 3329.0 |
9 | 9999.0 | 2542.0 | 2648.0 | 1612.0 |
10 | 9999.0 | 2524.0 | 2803.0 | 3259.0 |
最小値 | 9990.0 | 2524.0 | 2648.0 | 1612.0 |
最大値 | 9999.0 | 2677.0 | 2938.0 | 3329.0 |
平均値 | 9997.7 | 2608.1 | 2811.8 | 2980.4 |
中央値 | 9998.5 | 2616.5 | 2827.0 | 3299.5 |
回数 | さくらのVPS(new SSD) | さくらのVPS(new HDD) | ConoHa VPS | さくらのVPS |
---|---|---|---|---|
1 | 3.1 | 2.8 | 2.8 | 10.2 |
2 | 3.1 | 12.4 | 11.7 | 9.6 |
3 | 3.1 | 12.3 | 11.8 | 9.5 |
4 | 3.1 | 12.6 | 11.1 | 10.0 |
5 | 3.1 | 12.3 | 11.0 | 9.5 |
6 | 3.1 | 12.5 | 12.7 | 9.7 |
7 | 3.1 | 12.2 | 12.1 | 9.6 |
8 | 3.1 | 12.1 | 4.6 | 9.8 |
9 | 3.1 | 12.2 | 14.0 | 10.0 |
10 | 3.1 | 12.3 | 11.9 | 9.8 |
最小値 | 3.1 | 2.8 | 2.8 | 9.5 |
最大値 | 3.1 | 12.6 | 14.0 | 10.2 |
平均値 | 3.1 | 11.4 | 10.4 | 9.8 |
中央値 | 3.1 | 12.3 | 11.8 | 9.8 |
回数 | さくらのVPS(new SSD) | さくらのVPS(new HDD) | ConoHa VPS | さくらのVPS |
---|---|---|---|---|
1 | 3.2 | 12.6 | 12.0 | 18.0 |
2 | 3.2 | 12.2 | 11.0 | 9.7 |
3 | 3.2 | 12.0 | 11.1 | 9.6 |
4 | 3.2 | 11.9 | 11.6 | 9.7 |
5 | 3.2 | 12.0 | 11.3 | 9.6 |
6 | 3.2 | 12.0 | 10.9 | 9.7 |
7 | 3.2 | 12.2 | 11.3 | 9.7 |
8 | 3.2 | 12.3 | 11.3 | 9.6 |
9 | 3.2 | 12.6 | 12.1 | 19.8 |
10 | 3.2 | 12.7 | 11.4 | 9.8 |
最小値 | 3.2 | 11.9 | 10.9 | 9.6 |
最大値 | 3.2 | 12.7 | 12.1 | 19.8 |
平均値 | 3.2 | 12.3 | 11.4 | 11.5 |
中央値 | 3.2 | 12.2 | 11.3 | 9.7 |
やっぱり、ディスクパフォーマンスにおていは、新さくらのVPS (SSD) が圧勝ですね。
ConoHaと新さくらのVPS (HDD) のパフォーマンスがそっくりなのも興味深いです。
実質、HDDになるとばらつきも出てくるので、それほどの差があるようには見えません。
多少、旧さくらのVPSが良いパフォーマンスを見せてはいるものの、SSDのパフォーマンスだけが浮き彫りになっただけのようです。
さくらのVPS 新プランのパフォーマンス総括
最後に、ConoHa VPS 1Gプランのパフォーマンスを、さくらのVPS と簡単に比較してみました。
項目 | さくらのVPS new SSD 1G | さくらのVPS new HDD 1G | ConoHa VPS 1G | さくらのVPS 1G | |
---|---|---|---|---|---|
Unix |
1コア | 1,593 | 1,215 | 1,507 | 1,069 |
2コア | 2,172 | 1,900 | 2,546 | 2,205 | |
IOPS | ランダムリード | 10,326 | 2,608 | 2,714 | 3,278 |
ランダムライト | 9,999 | 2,617 | 2,827 | 3,300 | |
レイテンシ | ランダムリード | 3.1 | 12.3 | 11.8 | 9.8 |
ランダムライト | 3.2 | 12.2 | 11.3 | 9.7 |
先に書いているように
CPUのパフォーマンスは、新さくらのVPS(SSD)とConoHaが、頭一つ上のようです。
新さくらのVPS(HDD)と旧さくらのVPSは、それほどの差はないのかなぁと感じです。
もちろん、当たったサーバーに依存しているのは十分ありますが、
リニューアルされたばかりの新さくらのVPSで、当たったサーバーが、これなので、旧さくらのVPSとの差は、ほとんどないのかなぁと思います。
ただ、SSD選択時は、SSD搭載のサーバーが新しいスペックのサーバーなのか、あるいは、当たる確率が高い?のかなぁという感じです。
これらのことから、
SSDを使いたい方には、さくらのVPSは、おすすめなのは間違いありません。
ただ、そうでない方は、ConoHaでもさくらのVPSでも、あまり大差はないのかもしれませんね。
新さくらのVPSのHDDを選択した際のサーバーの動きは、ConoHaのそれを良く似ていることからも、そう言えると思います。
また、新さくらのVPSは、データセンターが東京固定となったこともあって、SSDプランが北海道(石狩)で二の足を踏んでいた方にも
新さくらのVPSのSSDプランは、魅力的に映っていると思います。
色々と調べてみると、案外、思ったとおりだったようにも思います。
今回のさくらのVPSは、東京データセンター1本となったので、 HDDプランは、東京データセンターの在庫が、そのまま流用されたでしょうし、 SSDプランは、石狩から持って来た?なんてことはないでしょうから、新規サーバーをこしらえたと考えるのが普通でしょうから、 上記の結果も、そうなのかぁという感じで捉えています。
先の書きましたが、SSDプランならさくらのVPSはおすすめですし、そうでない方は、極端な差は無いのかなぁというのが実感でもありますから、やっぱり、あとは、好き好きになるんでしょうね。
ここで紹介したVPSに興味のある方は、以下からどうぞ。
さくらのVPSの詳しい情報や試してみたい方は、http://vps.sakura.ad.jp/ からどうぞ。
ConoHa VPSの詳しい情報や試してみたい方は、http://www.conoha.jp/ からどうぞ。
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