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DomainKeys Identified Mail (DKIM) の仕組み

2011年12月9日 2017年8月10日
postfix spf dkim

今回は、DomainKeys Identified Mail (以降、DKIM) の仕組みについて簡単に解説してみます。
以前に Sender Policy Framework (SPF) の仕組み にて良く似た仕組みを持つSPFに関して解説しました。今回は、DKIMについてです。

DKIIM, Domainkeys 共に SPFと異なり、受信側、送信側いずれもDNSの設定だけでは動作しません。
sendmailでDKIIM, Domainkeys に対応する場合は、sendmail で dkim-milter を使ってDomainKeys ,DKIM の対応する を参照してください。

DomainKeys Identified Mail を直訳すると、
DomainKeys のメールの識別?となります。

ここでの意味は、
メールがスパムメールでないかを確認する仕組みになります。
その仕組みが、DomainKeys という仕組みを主に利用したものになっているために、DomainKeys というキーワードがついています。

DomainKeysとは、
SPFと同様に送信ドメイン名が正しい送信元から発信されているかを確認(認証)するための技術です。 SPFが、IPアドレス(HOST名)から、その確認(認証)を行うのに対して DomainKeysは、電子署名から、その確認(認証)を行うものです。
DKIM(DomainKeys Identified Mail)とは、
DomainKeysとCisco Systemsが提案したIIM ( Identified Internet Mail )という規格をあわせたものになっていて、 DomainKeysにそっくりになっています。しかし、別物です。

よく混同されるのは、この生い立ちにもあります。

違いとして多く取り上げられているのが、
DomainKeysがサポートしていたのがドメイン単位での認証だったのに対して、 DKIMはIIMと同じく送信者アドレス単位での認証も可能としている点でしょう。

その他にもいろんな詳細な点で違いが見られます。

逆に、このような細かい点での違いはあるものの大きな仕組みでは、ほぼ同じと言ってよいと思います。ただ、何度も言いますがDomainKeys , DKIMは別のものです。

ここでは、もう少し詳しく解説してみます。



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