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D7

Debian(Wheezly 7)で MySQLからMariaDB へ移行してみる

2014年7月30日 2015年3月6日
Mariadb
MariaDBとは、
MySQLのオリジナルコードの作者でMySQL ABの創設者でもあるMichael “Monty” Wideniusにより、 MySQL 5.1系からフォークし、ライセンス GPLv2 によるオープンソースにてリリースを始めたものです。(http://ja.wikipedia.org/wiki/MariaDB 一部抜粋)

簡単な経緯は、そもそもMySQLAB(MySQLの管理会社)が OracleにSunを含めて買収さてたことに起因します。 Oracleは、Sunの買収によって得た OpenOfficeを一部をクローズ(プロプライエタリ)してみたり、 OpenSolarisは打ち切り、Oracle LinuxはRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のパクリで、オープンソースコミュニティへの 貢献はしないもののおいしいところは利用するOracleのやり方は、大変、評判が悪いです。

とりあえず MySQL は、現状維持されているもののこれらのOracleのやり方に反発をみせ、MariaDBが誕生したことは、皆さんが知るところだと思います。

MySQL のフォークである MariaDB は、先日(2014.7)リリースのCentOS 7 (RHEL 7) にもMySQLと入れ替えられました。 また、Arch Linux、Fedora (Fedora 19以降)、openSUSE (openSUSE 12.3以降)、Slackwareでも MariaDB が採用されています。
さらには、Debian 8 でも採用予定となっていて、MySQLは、オープンソースコミュニティからは、近い将来、姿を消しそうです。

今回は、既にインストール済の MySQL を MariaDB へ移行してみたいと思います。
(バージョン 5.5 系においては、MySQL と 互換性が完全に保たれていますので、簡単に移行することができます。)

Debian(Wheezly)で MySQLからMariaDB へ移行してみる

先にも書いたように Debian(Wheezly [バージョン7]) は、デフォルトでMariaDB パッケージを提供していません(次期バージョンでは提供される予定)。

ここでは、Debian(Wheezly)に既にMySQLがインストールされている状態から、MariaDB へ移行してみます。
データベースの内容もそのまま移行できることを確認したいのでは、ここでは、Wordpressのページを表示することで確認してみます。

  1. まず、Wordpressのページを確認しておく。
    Wordpressページ

    後で確認できるように、Wordpressのページを画像などで保存しておきます。


  2. データベースのバックアップをとっておく。

    もしものために、データベースのバックアップをとっておきます。 バイナリを丸ごとでも良いですが、ここでは、mysqldumpコマンドで全データベースをSQLダンプし、バックアップしておきます。

    $ mysqldump -uroot -p --all-databases > /temp/all_backup.sql
    ...

  3. MySQLをアンインストールする。

    まずは、現在のMySQLのバージョンを確認しておきます。
    Debian(Wheezly)なので、5.5系のMySQLとなっているはずです。

    $ mysql --version
    mysql  Ver 14.14 Distrib 5.5.38, for debian-linux-gnu (i686) using readline 6.2

    次に、MySQLをアンインストールします。

    $ apt-get remove mysql-common
    パッケージリストを読み込んでいます... 完了
    ...
    続行しますか [Y/n]? Y
    ...

    ここで、removeを使って、ソフトウェアのみを削除し、データベース及び設定ファイルなどは、そのまま残します。(purgeではないことに注意してください。)
    また、mysql-common をアンインストールすることで、mysqlの関連パッケージをのこそぎアンインストールします。


  4. MariaDBをインストールする。

    続けて MariaDBをインストールします。
    MariaDBのインストール手順は、http://downloads.mariadb.org/mariadb/repositories/ にて確認することができます。

    まずは、MariaDBのサイトの先のページで手順を確認しておきましょう。

    Mariadb インストール手順を確認
    1. OSを選択します。
      → ここでは、Wheezlyを選択します。
    2. OSのバージョンを選択します。
      → ここでは、Debian 7 “Wheezly”を選択します。
    3. MariaDBのバージョンを選択します。
      → ここでは、5.5(MySQLのバージョンと同じ)を選択します。
    4. ダウンロードサイトを選択します。
      → ここは、自動的に日本のミラーサイトが選択されるのでそのままでOKです。もし、別のサイトが良い場合は選択します。
    5. 下段にインストール手順が出力されます。
      → この記載に従って、以降、MariaDBをインストールします。

    上記で確認できたはずです。その手順で(2014年7月現在)以下のようにMariaDBをインストールします。

    1. MariaDBのリポジトリを登録します。
      # python-software-properties は利用中の apt リポジトリを抽象化します。 
      # ディストリビューションおよび独立ソフトウェアベンダーのソフトウェアソースの 管理が簡単になります。 
      $ apt-get install python-software-properties
      パッケージリストを読み込んでいます... 完了
      ...
      
      # MariaDBのリポジトリキーを追加します。
      $ apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com 0xcbcb082a1bb943db
      Executing: ...
      ...
      
      # MariaDBのリポジトリサイトを追加します。
      $ add-apt-repository 'deb http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/dbms/mariadb/repo/5.5/debian wheezy main'

    2. aptのデータベースを更新します。
      $ apt-get update
      取得:1 http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp wheezy Release.gpg [198 B]
      ...

    3. MariaDBをインストールします。
      $ apt-get install mariadb-server
      パッケージリストを読み込んでいます... 完了
      ...
      続行しますか [Y/n]? Y
      ...
       lqqqqqqqqqqqqqqqqqqu mariadb-server-5.5 を設定しています tqqqqqqqqqqqqqqqqqqk
       x 強制ではありませんが、MariaDB を管理する "root" ユーザのパスワードを設定  x
       x することを強くお勧めします。                                              x
       x                                                                           x
       x この値を空のままにしておいた場合は、パスワードは変更されません。          x
       x                                                                           x
       x MariaDB の "root" ユーザに対する新しいパスワード:                         x
       x                                                                           x
       x *********________________________________________________________________ x
       x                                                                           x
       x                                  <了解>                                   x
       x                                                                           x
       mqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqj
      ...

      上記のようにrootのパスワードを求められます。ここでは、パスワードは、元のMySQLのrootのパスワードと同じものを入力します。


    4. php5-mysqlを再インストールします。

      上記で MySQLをアンインストールした際に、php5-mysqlまでアンインストールされてしまいます。
      ここで、再度、php5-mysqlをインストールします。

      $ apt-get install php5-mysql
      パッケージリストを読み込んでいます... 完了
      ...

    5. MariaDBのバージョンを確認します。

      MariaDBは、MySQLとは互換なので、同じようにmysqlコマンドでバージョンを確認できます。

      $ mysql --version
      mysql  Ver 15.1 Distrib 5.5.38-MariaDB, for debian-linux-gnu (i686) using readline 5.1

      バージョンに MariaDB が付加されているのが確認できると思います。


    6. 最後に、Wordpressのページを確認しておく。
      Wordpressページ

      正しくWordpressのページが表示されることを確認します。
      また、最初に確認したWordpressのページと同じことも確認します。



MySQLからMariaDB へ移行は、これだけです。
データベースの入れ替えなども一切必要ありません。 MariaDBがインストールできたら、直ちに、MySQLと同じ動作をしてくれるので、そのままWordpressなどは利用できるようになります。 移行も簡単です。

CentOS 7がMariaDBへ移行したことで、Debian,Ubuntu も、そろそろ移行を考えた方が良いかもしれませんね。
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