Debian 7 (wheezy)がいよいよ正式リリースです。
Debianは、ほぼ2年毎にバージョンアップしてきています。
このサイクルからして、2013.2 から 2013.5 に最新の安定版(stable)がリリースされることは知られていましたが、
いよいよ正式リリースの予定日が公開されました。
Release date for Wheezy announced
Neil McGovern, on behalf of the Release Team, announced that the next stable version of Debian, “Wheezy”, will be released during the first weekend of May (4/5 May). Help with the final touches is welcome: “release notes, installation guides and documentation in general, especially translations can always do with some work. Please see previous mails on these, and help if you can”, explained Neil. And to show Debian your love, you can organise a Release Party in your city.
(簡単な訳)
Neil McGovernさんは、リリースチームを代表して、Debianの”Wheezy” の安定版は、5月の最初の週末(つまり、5/4 or 5/5)にリリースされることを発表しました。 最後の仕上げの手助けを歓迎します: “リリースノート、インストールガイドや一般のドキュメントには、特に翻訳は常にいくつかの作業を行うことができます。 これらの上の以前のメールを参照してください、そして可能であれば手助けをお願いします。” と Neilさんは話しました。 そして、あなたの愛をDebianに示すためには、あなたの街でリリースパーティーを整理することができます。
出典:http://www.debian.org/News/weekly/2013/09/#releasedate
いよいよ Debian 7 (wheezy)ですね。
Debian 6.0 (squeeze) を利用されている方には、あと1年のサポートで終了ということでもあります。
(特に急いでDebian 7 (wheezy)の機能を利用したい方を除き)通常、ある程度のマイナーバージョンアップの後に切り替えるのが普通なので、まあ、年内でのアップグレード作業が必要になろうかと思います。
Debian 6.0 (squeeze) からDebian 7 (wheezy)へのアップグレード手順については、http://www.debian.org/releases/wheezy/amd64/release-notes/ch-upgrading.ja.html で既に公開されています。
最近では、サーバーのアップグレードは、個人的には、ほとんどやることがなくなりました。
それは、格安のVPSが手ごろに入手可能になったためです。加えてVPSでのアップグレードが、本当に大丈夫かどうか不明な点も多いからでもあります。
例えば、今借りているVPSで Debian 6.0 (squeeze) から Debian 7 (wheezy) へアップデートしたい場合、
新しいVPSを借りて、そこに Debian 7 (wheezy) を構築してあげて、DNSでサーバーを切り替えた方が、間違いなく安全ですし、サーバーを止めることがなくなります。
加えて、Debian 6.0 (squeeze) を最初から使っているなら、既に2年程度は使用していることになりますから、
ハード的にも古くなりかけていることも十分考えられますから、引っ越しは、かなりメリットもあるかと思います。
自宅サーバーや専用レンタルサーバーの場合でも同じように、ハードの入れ替えも考慮しても良い時かもしれませんね。
- Debian 6 : ~ 2014年5月前後
- Ubuntu 12.04 LTS : ~ 2017年4月
- CentOS 6 : ~ 2015年5月31日(完全更新期限) ~ 2020年11月30日(メンテナンス更新期限)
実質のメンテナンス期間として一番長いのは、Ubuntuですが、長いということは、メジャーアップグレードで機能アップされるものが、その期間利用できないことでもありますから、 長ければ良いというものでもないと思います。個人的には、やっぱり3年前後というのが、頃合いとしても良い時間ではないかと思います。
先にも書いたようにバージョンアップとともに サーバーの切り替えを行う場合は、ConoHa VPSが かなり便利です。
何といっても初期設定無料で、一時的にサーバーを必要とした場合でも、格安で手に入れることができます。 最低利用期間は30日で、バックアップもできます。
ConoHa VPSを試してみたい方は、http://www.conoha.jp/からどうぞ。
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