今回は、
Debian(Ubuntu)で 自分で作成した(ビルドした)パッケージを公開する 方法について、簡単に解説してみたいと思います。
ここでは、Nginx にリバースプロキシのキャッシュ削除モジュール nginx cache purge を組み込んで使ってみる(Debian/Ubuntu編) でビルドした nginx パッケージを 公開してみたいと思います。
- 目次
- 履歴
2012年6月8日 初版
公開する側(サーバ)の設定
GnuPG で公開キーファイルを作成する
GnuPG では、公開鍵と秘密鍵を作成します。
GNU Privacy Guard (GnuPG) とは、Pretty Good Privacy (PGP) の別実装として、GPL に基づいた暗号化ソフトである。
OpenPGP 規格 (RFC4880) に完全準拠しているが、古い PGP との互換性は完全ではない。
Pretty Good Privacy (PGP) とは、フィル・ジマーマン(Philip Zimmermann)が開発、公開した暗号ソフトウェアである。 公開鍵暗号方式を採用しており、暗号、署名ができる。 開発当初、アメリカは暗号を武器とみなし輸出を禁止していた。このためアメリカ外では入手することが出来なかったが、政府は憲法上、出版物を取り締まることができないため、ソースコードを書籍(ISBN 0-262-24039-4)として出版、海外に輸出し有志によって改良がなされ国際版 (PGPi) が公開された。しかし、1999年12月13日にアメリカからのPGPの輸出が一部の国を除いて認められたため、アメリカ国外でも合法的にUS版PGPを使用できるようになり、国際版の開発は終了した。 2001年10月にPGPの開発元であるNetwork AssociatesがPGP部門の解体を発表、売却先を探していたが2002年8月に売却先が見つかり、PGP Corporationを設立して開発及び販売が再開された。2005年8月に公開されたPGP9.0.2からは日本語版も公開されている。現在は日本法人も設立され日本でのサポートも行われている。現在は英語版、ドイツ語版、日本語版が公開されている。 なお、PGP Corporationは2010年6月にSymantecに買収された。
( 出典:Wikipedea )
Pretty Good Privacy (PGP) とは、フィル・ジマーマン(Philip Zimmermann)が開発、公開した暗号ソフトウェアである。 公開鍵暗号方式を採用しており、暗号、署名ができる。 開発当初、アメリカは暗号を武器とみなし輸出を禁止していた。このためアメリカ外では入手することが出来なかったが、政府は憲法上、出版物を取り締まることができないため、ソースコードを書籍(ISBN 0-262-24039-4)として出版、海外に輸出し有志によって改良がなされ国際版 (PGPi) が公開された。しかし、1999年12月13日にアメリカからのPGPの輸出が一部の国を除いて認められたため、アメリカ国外でも合法的にUS版PGPを使用できるようになり、国際版の開発は終了した。 2001年10月にPGPの開発元であるNetwork AssociatesがPGP部門の解体を発表、売却先を探していたが2002年8月に売却先が見つかり、PGP Corporationを設立して開発及び販売が再開された。2005年8月に公開されたPGP9.0.2からは日本語版も公開されている。現在は日本法人も設立され日本でのサポートも行われている。現在は英語版、ドイツ語版、日本語版が公開されている。 なお、PGP Corporationは2010年6月にSymantecに買収された。
( 出典:Wikipedea )
まず、gpg –gen-key で新しい鍵対を生成します。
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サーバーによっては、上記の 十分な長さの乱数が得られません。OSがもっと乱雑さを収集できるよう、何かしてください! (あと285バイトいります)
部分で止まってしまうことがあります。
その場合、擬似乱数を使ってエントロピーを増やしてあげるとうまくいきます。
上記のrngdを起動した状態で、再度、gpg –gen-key を実行してみてください。きっとうまくいくでしょう。
その場合、擬似乱数を使ってエントロピーを増やしてあげるとうまくいきます。
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GnuPG(gpg) は、OpenSSL(openssl)などで作成する署名と異なり、CRTファイルのようなものが作成されるわけではありません。
gpgコマンドを実行したユーザのホームディレクトリに .gnupg というディレクトリが作成され、以下のようなファイルが作成されます。
信用データベース (trustdb.gpg) へ秘密鍵情報が書き込まれるもので、SSLのようなCRTファイルが作成されるわけではない。
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次に、gpg –export で公開鍵ファイルを作成します。
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公開するパッケージを公開キーファイルをウェブサイトに配置する
公開する側の最後は、公開するパッケージと公開キーをウェブサイトへ配置し、一般公開すれば完了です。
ここでは、公開ディレクトリを /var/www/html/public/ を公開ウェブサイト(www.example.com)のルートディレクトリとしています。また、公開するパッケージは、Nginx にリバースプロキシのキャッシュ削除モジュール nginx cache purge を組み込んで使ってみる(Debian/Ubuntu編) でビルドした nginx パッケージを 公開してみたいと思います。
以下にその手順を簡単に解説してみます。( )
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apt-ftparchive がインストールされていない場合はインストールしましょう。
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自動更新する側の設定
更新するパッケージのウェブサイトを指定する
Debian(Ubuntu)で apt-get upgrade で自動更新したくない場合の対応 でも示したように、apt preferences を用いて更新するパッケージの公開ウェブサイトを指定することができます。
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上記に設定が、正しく指定のとおりのウェブサイトのパッケージを候補とするか確認するには、以下のようにコマンドをと投入するとわかります。
上記のように wwww.example.com のパッケージが候補として出力されればOKです。
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公開キーファイルをダウンロードし、キーを追加する
次に先に設定した公開ウェブサイトから公開鍵ファイルをダウンロードし、APT-KEYに追加します。
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アップグレードする
ここまでできたら、設定は完了です。最後にアップグレードを実施してみてください。
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もし、GnuPGの署名がない場合は、アップグレードを実行した際に以下のような警告メッセージが表示されます。
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GnuPG で、ちょっと一手間ありますが、複数台を管理している方にとっては、この手間は、案外、「急がば回れ」のようなもので、便利に感じるかもしれませんね。
個別のパッケージを公開する上で、上記の流れでやれば、Debian(Ubuntu)では、自前のサーバーでいくらでも公開できます。一度、お試しあれ。
個別のパッケージを公開する上で、上記の流れでやれば、Debian(Ubuntu)では、自前のサーバーでいくらでも公開できます。一度、お試しあれ。
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