今回は、
Debian(Ubuntu)で コンソールに日本語の出力をしてみます。(SSHやTelnetなどのネットワーク接続ではありません。コンソールの出力です。)
上記の画面は、コンソールで文字化けしている様子です。本来なら、以下のように出力されるはずですが、日本語の出力部分が黒塗りで化けています。
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今回は、この日本語の文字化けを正しく出力させる方法を簡単に解説してみます。
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2013年5月15日 初版
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今回は、
Debian(Ubuntu)で コンソールに日本語の出力をしてみます。(SSHやTelnetなどのネットワーク接続ではありません。コンソールの出力です。)
上記の画面は、コンソールで文字化けしている様子です。本来なら、以下のように出力されるはずですが、日本語の出力部分が黒塗りで化けています。
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今回は、この日本語の文字化けを正しく出力させる方法を簡単に解説してみます。
2013年5月15日 初版
Googleで検索すると jfbterm(J Framebuffer terminal)( http://sourceforge.jp/projects/jfbterm/ ) に関する記事がつらつらと
出力されます。
ただ、jfbtermは、2005-02-25 リリースの 0.4.7 で止まっていて、一応メンテナンスは行われているようですが、今後のことを考えると使いづらいです。
そこで今回は、UTF8への対応で良いなら j のない fbterm ( http://code.google.com/p/fbterm/ )で良いので、こちらを使わせてもらうことにします。
fbtermは、2010-10-06 リリース 1.7 が最新となっていて、より新しく、更新もされているようです。
fbterm をインストールします。また、fbterm で日本語を表示するためには、日本語フォントが必要になります。
ここでは、梅フォントを使ってみます。
MS ゴシックなどと文字幅が互換なのでWindowsに慣れている方には、扱いやすいかもしれません。
また、フォントの字体も対応するMS ゴシックなど極端に違わないので、コンソールなどには適しているかなぁと思います。
別のフォントが良い方は、Ubuntu の https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Desktop/InstallFont を参考にされると良いと思います。
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先にインストールした fbterm の環境設定を行います。環境設定と言っても、ここでは、日本語表示するためのフォントの設定のみを行います。
fbterm の環境設定は、各ユーザホームの .fbtermrc を編集することで行います。
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fbterm は、Termの解像度(色数を含む)を指定することができます。その際、解像度番号を指定することになります。 fbterm で使える解像度番号は、以下のように確認することができます。(コンソールで実施します)
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8bpp は、8 bit / pixel の意味なので、1ピクセルを表現する色数は、8ビットで表現できる 256 色ということです。
8bpp 以下では、日本語を表示する際に、ギザギザな感じになってしまいます。ここでは、16bpp 以上の色数を使うことをおすすめします。
ここでは、[276]: 800×600-16bpp を使ってみます。
コンソールから以下のように fbterm を実行してみます。
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こんな感じで日本語が出力されればOKです。
先にも書いたように fbterm を実行するには、root権限が必要です。
これでは、各ユーザが使用するには不便です。そのため、以下のように権限を付与してあげることで、誰でも実行できるようになります。
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これで、誰でも fbtermを実行できます。
ついでに、Debian(Ubuntu)で コンソール上で日本語入力してみます。
ここでは、uim-fep, uim-anthy を使ってみます。
uim-fep , uim-anthy をインストールします。
uim-fep は、各種言語をサポートする入力メソッドモジュールライブラリで、uim フロントエンドプロセッサの略です。
uim-anthy は、uim 用 Anthy プラグインになります。
(プラグインには、 uim-canna (昔ながらのcannaプラグイン)などもあります。)
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X の動作に倣って、Ctrl + 空白(Blank) で uim も切替を行えるようにキー設定を変更します。
キー設定を変更するには、 /usr/share/uim/generic-key-custom.scm を編集します。
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