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mysqlのレプリケーションを使う(4) WordPressでレプリケーションを使う

2011年4月7日 2015年5月16日
wordpress mysql replication

以前に

で、mysqlのレプリケーション(replication) について記事にしました。
今回は、Wordpressでそのmysqlのレプリケーションを有効にする方法について簡単に解説してみたいと思います。

そもそもWordpressの基本パッケージは、mysqlのレプリケーションに対応したものになっていません。
1つのデータベースに対して書き込み・読み込みを行うようにしかなっていないのです。

mysqlのレプリケーションの設定を行ったサーバーで、マスターデータベースのあるサーバーでWordpressを運用する分には、何も問題ありません。
しかし、スレーブ側でWordpressを運用した場合、Wordpressの基本パッケージのままであれば、データベースのホストをマスターデータベースのあるサーバーに向ける必要があります。

これを回避するために、Wordpressでは、レプリケーション対応のためのプラグインが標準で用意されています。
つまり、このプラグインを用いることで、読み込みはスレーブ側(ローカルホスト)とし、書き込みをマスターデータベースのあるサーバーを指定することができるようになります。

では、早速、このプラグインを使ってみましょう。

レプリケーション(replication)とは、
直訳のとおり複製を意味します。(レプリカ(replica)と語源は一緒なので、こちらがピンとくるかもしれません)

mysqlでレプリケーションと言うと、マスター、スレーブのそれぞれのmysqlサーバーを構築することに他なりません。
マスター1台に対して、スレーブ複数台というのが一般的なmysqlサーバーの構成になります。

一般的には、マスター mysql サーバー でデータベースの更新処理(書き込み)を受け持ち、スレーブ側で参照処理(読み込み)を受け持つことで負荷を分散させたり、バックアップデータベースを作成するなど行うことができます。
レプリケーション
上の図は、その典型的なレプリケーションの例を示したものです。
ユーザは、1台のサーバーにアクセスしているつもりですが、実際のデータベースへの書き込み処理は、バックにあるマスターサーバー側で処理され、データベースの読み込み処理は、フロントのスレーブサーバーで処理されます。
特に参照がメインのサーバーでは、かなりの負荷分散が期待されます。


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