以前の記事 mysqlのレプリケーションを使う で mysqlを使った 簡単なマスタースレーブ型のレプリケーションの設定を行ってみました。
今回は、そのmysqlのレプリケーションに準同期レプリケーション(Semisynchronous Replication)を加えた設定について簡単に解説してみます。
( Semiには、半分というニュアンスもあるので、半同期でも良かったのかもしれませんね。要は完全ではない同期 ぐらいの意味あいでしょう。)
この機能は、MySQL バージョン 5.5 以上に追加されました。
直訳のとおり複製を意味します。(レプリカ(replica)と語源は一緒なので、こちらがピンとくるかもしれません)
mysqlでレプリケーションと言うと、マスター、スレーブのそれぞれのmysqlサーバーを構築することに他なりません。
マスター1台に対して、スレーブ複数台というのが一般的なmysqlサーバーの構成になります。
一般的には、マスター mysql サーバー でデータベースの更新処理(書き込み)を受け持ち、スレーブ側で参照処理(読み込み)を受け持つことで負荷を分散させたり、バックアップデータベースを作成するなど行うことができます。
上の図は、その典型的なレプリケーションの例を示したものです。
ユーザは、1台のサーバーにアクセスしているつもりですが、実際のデータベースへの書き込み処理は、バックにあるマスターサーバー側で処理され、データベースの読み込み処理は、フロントのスレーブサーバーで処理されます。
特に参照がメインのサーバーでは、かなりの負荷分散が期待されます。
mysqlのレプリケーションは、よく負荷分散もしくはバックアップに用いられます。
今回は、その簡単な設定方法について解説してみたいと思います。
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