apacheの .htaccess での制御について、
と、いろいろと書いてきました。
今回は、その続きで、.htaccess 設置ディレクトリ配下へのアクセス時、ユーザ、パスワードを求めるようにしてみましょう。
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2013年5月16日 htpasswdの使用方法の記載を少しわかりやすく変更
2011年3月10日 初版
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apacheの .htaccess での制御について、
と、いろいろと書いてきました。
今回は、その続きで、.htaccess 設置ディレクトリ配下へのアクセス時、ユーザ、パスワードを求めるようにしてみましょう。
2013年5月16日 htpasswdの使用方法の記載を少しわかりやすく変更
2011年3月10日 初版
.htaccessで、ユーザ、パスワードを求めるには、.htaccessとは別にユーザ、パスワードを保存したファイル(以降、慣習的に、このファイル名を .htpasswd とします。)を作成する必要があります。
つまり、以下の2つの作業が必要になります。
– ここでは、例として/var/www/html/.htaccessを編集するものとします。
– ここでは、例として/home/user/public_html/test/.htpasswdのファイルを利用するものとします。
ここでは、.htaccessを使って 全てのアクセスに対してユーザ、パスワードを求めるようにしてみます。
.htaccess の編集は、以下のような例をもとに簡単に解説してみます。
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.htpasswdの作成は、いたって簡単です。
通常は、apacheに同梱されている htpasswd を使って作成します。
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最初は、.htpasswd を設置すべきディレクトリへ移動しただけです。
次が、符号化(暗号化)で、UNIX(Linuxも含む)で最も良く利用されているCRYPTによる変換です。
※ -nbd に注意してください。
以下は、MD5による変換です。
※ -nbm に注意してください。
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以下は、SHA1による変換です。
※ -nbs に注意してください。
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|
>>
を使えばOKです。
MD5 や SHA1 そして SHA256 といったハッシュアルゴリズムは、 高速かつ効率的なハッシュ処理のために設計されたものです。 最近のテクノロジーやハードウェア性能をもってすれば、 これらのアルゴリズムの出力をブルートフォースで(力ずくで)調べて元の入力を得るのはたやすいことです。と、いずれにしてもBasic認証している以上は、暗号化されているとはいえ パスワードは垂れ流しなので、それほどセキュリティ面で十分とは言えないことがご理解いただけるのではないでしょうか。
最近のコンピュータではハッシュアルゴリズムを高速に「逆算」できるので、 セキュリティ技術者の多くはこれらの関数をパスワードのハッシュに使わないよう強く推奨しています。
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