以前に、「ログローテーション(logrotate)を使ってみる ( httpd(apache)の設定例 )」で ログローテーション ( logrotate ) のapache 対応について簡単に解説しました。
今回は、Nginx でのアクセスログ、エラーログの ログローテーション ( logrotate ) への対応について、簡単に解説してみます。
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2011年6月22日 初版
2013年5月16日 他ディストリビューション対応
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以前に、「ログローテーション(logrotate)を使ってみる ( httpd(apache)の設定例 )」で ログローテーション ( logrotate ) のapache 対応について簡単に解説しました。
今回は、Nginx でのアクセスログ、エラーログの ログローテーション ( logrotate ) への対応について、簡単に解説してみます。
2011年6月22日 初版
2013年5月16日 他ディストリビューション対応
ここでは、httpd(apache)のログローテーション ( logrotate )の設定ファイルを Nginxで使えるように編集してみたいと思います。
httpd(apache)のロギングファイルの管理を変更したい場合は、そのサービス名で、そのサービス毎のログローテーションを設定できるようになっています。
CentOS / ScientificLinux のRedHat系ディストリビューションでは、
ログローテーションの設定ファイルは、/etc/logrotate.d/httpd です。
デフォルトのhttpd(apache)のログファイルの出力先ディレクトリは、/var/log/httpd です。
また、ログローテーション時に実行するのは、httpd gracefulでログファイルの入れ替えを行います。
Debian / Ubuntu などのDebian系ディストリビューションでは、
ログローテーションの設定ファイルは、/etc/logrotate.d/apache2 です。
デフォルトのhttpd(apache)のログファイルの出力先ディレクトリは、/var/log/apache2 です。
また、ログローテーション時に実行するのは、apache2 reloadでログファイルの入れ替えを行います。
このようにディストリビューションで微妙に異なりますが、ここでは、CentOSでの設定例を使って解説してみます。
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この色の箇所が、ログローテーションを実施した後に行う処理になります。
ここでは、apache の安全な再起動(graceful) を行ってログファイルを入れ替えています。
ここでは、
Nginxのログローテーションの設定ファイルを、/etc/logrotate.d/nginx とし、
Nginxのログファイルの出力先ディレクトリを、/var/log/nginx としています。
先のApacheの設定例を、Nginx用に編集してみます。
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この色の箇所部分が、変更箇所になります。
まず、nginx のログディレクトリを変更しています。
さらに、ここでは、nginx が実行中なら、USR1のシグナルをプロセスに通知しています。
nginx では、USR1のシグナルを受信するとログファイルの再オープン処理を実施します。
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