最近のマネージドサーバーと専用サーバーについて比較してみた

マネージドサーバーと専用サーバー

このマネージドサーバーは、各社言い方が異なります。

専用サーバーという言い方をすることも多いようです。
専用サーバーという大きなくくりの中のマネージドサーバーということなんでしょうね。

また、専用サーバーと共用サーバーの間という意味あいでマネージドサーバーを扱うこともあります。

ここでは、後者の扱いとし、マネージドサーバーと専用サーバーは別物として取り扱っています。
また、以降に、マネージドサーバーと専用サーバーの違いを簡単に解説しておきます。

マネージドサーバーは、
ユーザがサーバーのリソースを独占的に使用できますが、root権限はありません。
そのため、phpのバージョンアップやapacheのバージョンアップなど、サーバーの設定を自由にはできません。あくまでサーバーの設定、管理は、レンタルサーバー屋さんで行われます。
ユーザは、共有サーバーと同様使うだけです。

専用サーバーは、
ハードウェア一式を貸し出して、後は、ユーザ任せになります。もちろんroot権限もユーザに与えられ、レンタルサーバー屋さんでは、ハードウェアのメンテナンスだけ・・・となります。

もっと簡単に箇条書きすれば、マネージドサーバーは、

• root権限なし、
• 管理はレンタルサーバー会社まかせ、
• しかし専用サーバーのように独占使用可

と、いうことです。

・・・ということは、マネージドサーバーは、管理をレンタルサーバーにまかせる分だけ、専用サーバーより手間がかかるので、価格的に高い・・・ということになりそうですよね。
しかし、これが、最近では、マネージドサーバーと専用サーバーの価格が同じ程度か、それ以下に設定されている場合さえあります。

このあたりの割安感が、徐々に人気がでている理由かもしれませんね。

さくらインターネット、カゴヤにみるマネージドサーバーと専用サーバーの価格差

とりあえず、老舗といっても言い位になった自前のデータセンターを持っているさくらインターネットとカゴヤでのマネージドサーバーと専用サーバーの価格を比較してみました。

さくらインターネットでは、
マネージドサーバーをさくらのマネージドサーバといいます。
専用サーバーをさくら専用サーバといいます。

また、カゴヤでは、
マネージドサーバーをカゴヤ 専用サーバー３Ｇといいます。
専用サーバーをカゴヤ シンプルマウントといいます。

CPU : Atom での比較

(*1) オプションにて100Mbps共有可(31,500円/月)

CPU : Core 2 Duo での比較

(*1) オプションにて100Mbps共有可(31,500円/月)

CPU : Xeon QuadCore での比較

(*1) オプションにて100Mbps共有可(31,500円/月)

さくらインターネット、カゴヤ、ファイストサーバにみるマネージドサーバーの価格差

マネージドサーバーについて、各社CPU毎に価格の違いを比較してみました。
ここで取り扱ったのは、いずれも自前のデータセンターを持っているさくらインターネットとカゴヤ、ファーストサーバです。

さくらインターネットでは、
マネージドサーバーをさくらのマネージドサーバといいます。

また、カゴヤでは、
マネージドサーバーをカゴヤ 専用サーバー３Ｇといいます。

また、ファーストサーバでは、
マネージドサーバーをマネージド専用サーバーといいます。

CPU : Atom での比較

CPU : Core 2 Duo での比較

CPU : Xeon QuadCore での比較

CPU : Core 2 Duoでは、かなり拮抗してます。やっぱり、人気なんでしょうね。

全体的に安いと感じるのは、カゴヤ・ジャパン レンタルサーバーです。意外に、安いと思っていたさくらインターネットは、それほど安くないなぁという感じですね。（さくらのAtomプランも初期設定０円になって魅力的な価格になりました。）
安さを１番に考えている方には、このカゴヤは魅力ですね。

CPU : Xeon QuadCoreでは、さくらインターネットの安さが際立ちますね。
やっぱりXeon QuadCoreなら、さくらインターネットでしょうね。

ファーストサーバの特徴は、回線が、他のレンタルサーバーは、100Mbps 共有であるに対して1Gbps 共有であることですね。
回線速度優先の方は、このファーストサーバがおすすめですね。


各レンタルサーバーに興味のある方は、以下からのどうぞ。

カゴヤ・ジャパン レンタルサーバーは、こちらのカゴヤサイトからどうぞ。

さくらインターネットは、こちらのさくらインターネットサイトからどうぞ。

ファーストサーバは、こちらのファーストサーバサイトからどうぞ。

最後に

なんだかんだと色々比較してみましたが、いかがだったでしょうか。

個人的に思うのは、それほどの大規模ではないが、専用サーバーのように独占的にサーバーを使いたい方には、マネージドサーバーは、かなりおすすめです。
特に、自分でサーバーの管理をほとんどしなくて良いので、時間的にもコンテンツに専念することができます。

一方で、大規模な（複数台での）サーバーを構築する場合は、やっぱり専用サーバーになってくると思います。

VPSでの分散も可能性有りですが、VPSは所詮は、共有していることを忘れてはいけません。仮想化技術の発展によって、他のユーザに引きずられないようになりましたが、少なくとも回線は共有です。 同一サーバーのユーザがDoSアタックなどを受けた場合は、VPSの全ユーザが、やっぱり影響を受けてしまいます。
そこまで見越して負荷分散できれば、VPSでの構築もおもしろいと思います。

・・・と色々と思いはめぐりますが、
結局、商用サイトで、絶対的に他のユーザの影響を受けたくない場合は、マネージドサーバーか専用サーバーになるんでしょね。