lsyncd 2.0.x (最新版) を Debian 6 にインストールする
lsyncd 2.0.x (最新版) を Debian 6 にインストールするのは、案外、簡単にできます。
lsyncd 2.0.xをインストールするには、以下の依存関係をすべてインストールしてあげる必要があります。
- libc6 (>= 2.7)
- liblua5.1-0
- rsync
- lua5.1
幸いなことに、Debian 6 では、上記のパッケージがすべて条件にあっています。つまり、いつもと同じようにインストールするだけで、先の依存関係をすべて解消できます。
$ aptitude install libc6 liblua5.1-0 lua5.1 rsync
...
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あとは、画面の指示に従ってインストールするだけです。
それを終えたら、次は、lsyncd バージョン 2 のパッケージをダウンロードします。
ダウンロードは、日本のサイトの http://ftp.nara.wide.ad.jp/debian/pool/main/l/lsyncd/ から行います。
32bitなら、lsyncd_2.0.7-3_i386.deb
64bitなら、lsyncd_2.0.7-3_amd64.deb
をダウンロードすると良いでしょう。(マイナーバージョンは、必ず最新の情報を先のサイトにて確認してください。)
ここは、32bit版をダウンロードし、インストールしてみます。
$ wget http://ftp.nara.wide.ad.jp/debian/pool/main/l/lsyncd/lsyncd_2.0.7-3_i386.deb
...
$ dokg -i lsyncd_2.0.7-3_i386.deb
...
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これだけです。
サービスとしてのスクリプト( /etc/init.d/lsyncd )も同時にインストールされます。
設定ファイルは、デフォルトで /etc/lsyncd/lsyncd.conf.lua という名前になります。ただ、このファイルは存在しませんから、サンプルの設定ファイルをコピーして使います。
$ cp /usr/share/doc/lsyncd/examples/lrsync.lua /etc/lsyncd/lsyncd.conf.lua
|
/etc/lsyncd/lsyncd.conf.lua
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| ----
-- User configuration file for lsyncd.
--
-- Simple example for default rsync.
--
settings = {
statusFile = "/tmp/lsyncd.stat",
statusInterval = 1,
}
sync{
default.rsync,
-- source="src",
-- target="trg",
source="/tmp/sync/from",
target="/tmp/sync/to",
}
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13,14 行目を変更して、15,16行目に変更イメージを書いてみました。
上記は、同一ホスト内で/tmp/sync/from から /tmp/sync/to へバックアップしているだけです。
簡単なテストをやってみましょう。
$ echo 'write' > /tmp/sync/from/test.txt
$ cat /tmp/sync/to/test.txt
write
$
|
ちゃんとファイルがバックアップされましたか?
( リアルタイムとはいえ、更新までに、数秒程度ですが若干のタイムラグはあります。 )
今回は、ここまでです。
このやり方は、Ubuntu 10 でもできるのかもしれません。確認してません。Ubuntuでの情報があればコメントください。
次回は、lsyncd + rsync で自動化の流れをもう少し詳しく解説してみたいと思います。
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