Dovecotでfchmodのエラーが出た時の対処

Dovecotでfchmodのエラーが出た時の対処

対処

$ chmod 0600 /var/mail/*

これだけです。
（660の状態になっている場合にエラーが出力されている場合が多い）

一応、簡単に解説しておきます。

そもそも、上記にエラーメッセージの意味は、

Operation not permitted
→ 操作は許可されていない。

/var/mail/hoge のグループベースでの… と続くわけです。

つまり、

/var/mail/hoge で読み書きが許可されているグループで /home/hoge/mail/.imap/INBOX/dovecot.index.tmp を fchmod(ファイルモード変更) を実行したらエラーになったよ。

ということなので、要はグループモードが /var/mail/hoge と /home/hoge/mail/.imap/ 配下では違うということで、よりセキュアな方に合わせるということで、以下の対処になったわけです。

$ chmod 0600 /var/mail/*

Devcotは、単純に/var/mail/ユーザ と同じ権限を ~(ユーザホーム)/mail 配下に付与するということで、エラーを回避できます。
まあ、理解できれば当然ですね、同じ権限でないとおかしいですからね。もちろんメールは、ユーザのみの読み書き権限でOKのはずですから、対処もこれでOKのはずです。

これは、以前からあるエラーなのですが、本当の原因は、メールボックスを最初に作成するときにグループの権限まで付与してしまうことです。 この問題のほとんどは、procmailに起因することだと思います。PostfixなどのMTAからprocmailへメール配信していると、このようなことが起こります。
（詳しくは、procmailでメールボックスのパーミッションが660になってしまう対処について調べてみた 参照。）

とりあえず、暫定処置では、上の手順が最も簡単ですし、ユーザが新規に作成されない限りには問題にはならないでしょう。