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Debian(Ubuntu)で サービスの起動、停止を管理するツールを調べてみた(chkconfigのかわりになるもの)

2013年3月17日 2015年5月15日
debian service

今回は、 Debian(Ubuntu)で サービスの起動、停止を管理するツール(CentOS,ScientificLinuxchkconfigのかわりになるもの)は、 どんなものがあるか調べてみましたので、ちょっとだけ解説してみます。

Debian(Ubuntu)で サービスの起動、停止を管理するツールを調べてみた(chkconfigのかわりになるもの)

Debian(Ubuntu)で サービスの起動、停止を管理するツール(chkconfigのかわりになるもの)は、いくつかあります。 それぞれについて、簡単に解説してみます。

insserv

insservは、 chkconfig と同じようにサービスのOn/Off および RunLevelの管理までできます。
ただ、インターフェイスは、chkconfig とは異なります。 update-rc.d と同じようなインターフェイスで、Debian 6 (Ubuntu 12)以降は、update-rc.d でなく insserv を使うことが推奨されています。

以下は、insservのマニュアル(man)の概要です。

insservのは、スクリプトのコメントヘッダを読み取ることによってインストールされたシステムのinitスクリプト (`boot script’) 有効にします。 以下は、スクリプトのコメントヘッダの例です。
### BEGIN INIT INFO
# Provides:       boot_facility_1 [ boot_facility_2 ...]
# Required-Start: boot_facility_1 [ boot_facility_2 ...]
# Required-Stop:  boot_facility_1 [ boot_facility_2 ...]
# X-UnitedLinux-Should-Start: boot_facility_1 [ boot_facility_2 ...]
# X-UnitedLinux-Should-Stop:  boot_facility_1 [ boot_facility_2 ...]
# Default-Start:  run_level_1 [ run_level_2 ...]
# Default-Stop:   run_level_1 [ run_level_2 ...]
# Description:    multiline_description
### END INIT INFO
そして、すべてのスクリプト間の依存関係を計算します。
注意してください、Required-Stop,X-UnitedLinux-Should-Stop そして、Default-Stop は、SuSE Linuxで無視されます。 なぜなら、SuSEの起動スクリプトの概念は、差動リンク方式(init.d(7)参照)を使用するためです。
既知の依存関係と run-level(s) を insservは、設定し、ランレベルディレクトリの対応するシンボリックリンクを保存します。(init.d(7)参照)
非常にシンプルで かつ 強力なツールでもあります。この扱いには、非常に注意が必要です。 Debianパッケージ情報にも、以下のような記載があります。
本パッケージの insserv プログラムは慎重に用いる必要があります。また sysv-rc パッケージとともに使用してください。本プログラムは間違った使い方をするとシ ステムがブートできなくなります。

使い方

[サービスの状態を出力する]

# 現在のサービスの状態を確認するためのオプション、パラメータはありません。
# そのため、確認するには、以下のようにlsコマンドなどを使用します。
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/S19ntp -> ../init.d/ntp

この例では、
ntpサービスは、ランレベル 2,3,4,5 で 起動するように設定されてます。

以下の出力例では、
ntpサービスは、ランレベル 2,3が起動で、4,5 は 停止するように設定されてます。

$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
つまり、各シンボリックリンクのファイル名は、以下のようになります。

/etc/rc{ランレベル番号}.d/{S|K}xx{サービス名}

ランレベル番号は、以下のとおりです。

0 停止(シャットダウンに向かう状態)
1 シングルユーザモード
2 ローカルなマルチユーザ(リモートなし)(システムによっては定義されていない)
3 マルチユーザー
4 (定義されていない)
5 ランレベル 3 + Xディスプレイマネージャ起動
6 リブート
S シングルユーザモード

{S|K}は、以下のとおりです。
S : 頭文字がSの場合は、該当ランレベルで起動を意味します。
K : 頭文字がKの場合は、該当ランレベルで停止を意味します。

[サービスを起動(on/off)を設定する]

# 現在の設定状況を確認します。
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
ls: cannot access /etc/rc*.d/*ntp: そのようなファイルやディレクトリはありません

# もし、ここで何か出力されるようであれば、一旦、削除します。
$ insserv -r ntp


# サービス名を指定して全てのRunLevelで起動しないように設定する
$ insserv ntp,stop=2,3,4,5
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/K01ntp -> ../init.d/ntp

# サービス名を指定して全てのRunLevelで起動するように設定する
#   一旦、削除します。
$ insserv -r ntp
#   新たにサービスを追加します。
$ insserv ntp,start=2,3,4,5
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
色々と調べてみましたが、insserv の各ランレベルでの起動の有無について、変更ができないようで、削除して登録という手順が正しい?のかどうか不明ながら、 少なくとも、一旦、削除してシンボリックリンクを確認すると正しく設定されます。削除せずに更新のつもりで追加するとシンボリックリンクのファイルが増えていきます。

更新できないのかなぁ、ちょっと不明です。

update-rc.d

update-rc.dは、 chkconfig と同じようにサービスのOn/Off および RunLevelの管理までできます。
ただ、インターフェイスは、chkconfig とは異なります。 insserv と同じようなインターフェイスで、Debian 6 (Ubuntu 12)以前は、insserv でなく update-rc.d を使います。

以下は、update-rc.dのマニュアル(man)の概要です。

update-rc.d は、 スクリプト /etc/init.d/name へのリンクである /etc/rc{runlevel}.d/{NN}name を自動的に作成します。 /etc/rc{runlevel}.d/{NN}name は System V スタイルの init スクリプト用のリンクであり、 ランレベルを変更する際に init によって実行され、一般にデーモンのようなシステムサービスの起動、 停止に使用されます。 runlevel には init がサポートするランレベル数 0123456789S のうちのひとつを指定します。 NN は 2 桁の数字であり、 init がスクリプトを実行する順序を決めるために使用する。
非常にシンプルで かつ 強力なツールでもあります。この扱いには、非常に注意が必要です。

使い方

[サービスの状態を出力する]

# 現在のサービスの状態を確認するためのオプション、パラメータはありません。
# そのため、確認するには、以下のようにlsコマンドなどを使用します。
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/S19ntp -> ../init.d/ntp

この例では、
ntpサービスは、ランレベル 2,3,4,5 で 起動するように設定されてます。

以下の出力例では、
ntpサービスは、ランレベル 2,3が起動で、4,5 は 停止するように設定されてます。

$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
つまり、各シンボリックリンクのファイル名は、以下のようになります。

/etc/rc{ランレベル番号}.d/{S|K}xx{サービス名}

ランレベル番号は、以下のとおりです。

0 停止(シャットダウンに向かう状態)
1 シングルユーザモード
2 ローカルなマルチユーザ(リモートなし)(システムによっては定義されていない)
3 マルチユーザー
4 (定義されていない)
5 ランレベル 3 + Xディスプレイマネージャ起動
6 リブート
S シングルユーザモード

{S|K}は、以下のとおりです。
S : 頭文字がSの場合は、該当ランレベルで起動を意味します。
K : 頭文字がKの場合は、該当ランレベルで停止を意味します。

[サービスを起動(on/off)を設定する]

# 現在の設定状況を確認します。
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
ls: cannot access /etc/rc*.d/*ntp: そのようなファイルやディレクトリはありません

# もし、上記のように何もない場合は、デフォルトを設定することができます。
$ update-rc.d ntp defaults
# 現在の設定状況を確認します。
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/S19ntp -> ../init.d/ntp


# サービス名を指定して全てのRunLevelで起動しないように設定する
$ update-rc.d ntp disable 2 3 4 5
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/K01ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/K01ntp -> ../init.d/ntp

# サービス名を指定して全てのRunLevelで起動するように設定する
$ update-rc.d ntp enable 2 3 4 5
$ ls -l /etc/rc*.d/*ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc2.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc3.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc4.d/S19ntp -> ../init.d/ntp
lrwxrwxrwx 1 root root 13 2013-03-16 02:58 /etc/rc5.d/S19ntp -> ../init.d/ntp

sysv-rc-conf

sysv-rc-confは、 chkconfigのインターフェイスに合わせてあるので、非常に使い勝手は似ていて、 CentOS,ScientificLinux ユーザによっては、扱いやすいと思います。

ウェブ上で紹介されているのも、このsysv-rc-confが多いです。

以下は、sysv-rc-confの公式サイトに記載されているsysv-rc-confの概要です。

インターフェイスには、2つの異なる意味を持っています。
一つは、サービスをオン/オフに切り替えるためのシンプルなものです。 もう一つは、シンボリックリンクの管理をよりよく調整するためのものです。

それは、ntsysv(8) あるいは rcconf(8) のようなプログラムの置き換えを意味します。
sysv-rc-conf は、シンボリックリンクの変更が既に必要なことがわかっている場合は、他にコマンドラインで使用することができます。
その構文は、chkconfigの(8)から拝借しています。
ここで、chkconfigの構文に合わせていることを明言しています。

使い方

[サービスの状態を出力する]

# 全てのサービスを出力する
$ sysv-rc-conf --list

acpid        2:on       3:on    4:on    5:on
...
ntp          2:on       3:on    4:on    5:on
...

# サービス名を指定して出力する
$ sysv-rc-conf --list ntp
ntp          2:on       3:on    4:on    5:on

[サービスを起動(on/off)を設定する]

# サービス名を指定して出力する
$ sysv-rc-conf --list ntp
ntp          2:on       3:on    4:on    5:on

# サービス名を指定して全てのRunLevelで起動しないように設定する
$ sysv-rc-conf ntp off
$ sysv-rc-conf --list ntp
ntp          2:off      3:off   4:off   5:off

# サービス名を指定して全てのRunLevelで起動するように設定する
$ sysv-rc-conf ntp on
$ sysv-rc-conf --list ntp
ntp          2:on       3:on    4:on    5:on

# サービス名を指定してRunLevel 2 3 で起動しないように設定する
$ sysv-rc-conf --level 23 ntp off
$ sysv-rc-conf --list ntp
ntp          2:off      3:off   4:on    5:on

[Text User Interface(TUI)を使って サービスを起動(on/off)を設定する]

# TUIを起動する
$ sysv-rc-conf
...
sysv-rc-conf

blank キー: on/off 切替
n キー : 次ページ
p キー : 前ページ
q キー : 終了


sysv-rc-conf は、キャッシュファイル(/var/lib/sysv-rc-conf/services)を持っています。
そのため、サービスをaptなどで削除した場合でも、いかにも残っているような出力を行うことがあります。

以下のサービス削除時の注意点をまとめました。

サービスの削除は、aptでやる場合、完全に削除した方が良い。

サービスの削除は、aptでやる場合、以下のようにpurgeを使って完全に削除する場合は、きれいにスクリプトまで削除してくれます。

$ aptitude purge ntp
...

問題は、removeで削除した場合です。

$ aptitude remove ntp
...

この場合、設定ファイルも残りますが、スクリプト(上の例でいえば、 /etc/init.d/ntp に相当する)も残ります。
これが残ると、上記のツールのほとんどが サービスがあると勘違いします。
どうしても設定ファイルを残したいがために remove を使う場合は、シンボリックリンクの削除、スクリプトを手動で削除されることをおすすめします。

# update-rc.d  , insserv のいずれかでシンボリックリンクを削除します。
# -- update-rc.d で削除する
$ update-rc.d ntp remve
# -- insserv で削除する
$ insserv -r ntp

# スクリプトファイルを削除します。
$ rm  /etc/init.d/ntp

sysv-rc-conf のキャッシュファイル(/var/lib/sysv-rc-conf/services)は手動で削除する。

sysv-rc-conf のキャッシュファイル(/var/lib/sysv-rc-conf/services)は、 サービスが削除されても だれも再構築してくれないので、一旦、手動で削除することをおすすめします。

# sysv-rc-confキャッシュファイルを削除します。
$ rm /var/lib/sysv-rc-conf/services

rcconf

rcconfは、 サービスのOn/Offの切り替えのみが行えるもので、chkconfigの代わりというより ntsysv に似ています。

以下は、rcconfのマニュアル(man)の概要です。

rcconf は、システムの起動、再起動時に、サービスを起動するか否かを制御することができます。 それは、rcconf は、システム起動時に開始することができる全てのサービスをメニューに表示します。 そして、そのサービスの一覧に印をつけるか否かで サービスのオンとオフを個別に切り替えることができます。

rcconfは、/etc/init.d からサービスのリストを作成します。そして、サービスがOn/Offのいずれであるかを判断するために /etc/rc?.d ディレクトリの中を検出します。 rcconfは、/etc/rc?.d/”S”NNname の存在によってオン状態と判断します。

(/etc/rc?.d/[SK]NNname の NN)数字が、20(デフォルト)でないなら、rcconf は、サービス名と数字を /var/lib/rcconf/services の中に、独自の設定情報として保存します。 これは、サービスの状態を保持するとともにリカバリすることができるようになります。

‘dpkg –purge’ or ‘aptitude purge’によって rcconfパッケージを削除するなら、/var/lib/rcconf/services も削除され、それはパッケージの状態をも失うことになります。
ここで、事実、rcconfは、このマニュアルのとおり、起動の有無のみを設定するこもであって、runlevel の制御はできないことです。

使い方

[サービスの状態を出力する]

# 全てのサービスを出力する
$ rcconf --list

php5-fpm on
...
ntp on
...

# サービス名を指定して出力したい場合は、grepする
$ rcconf --list|grep ntp
ntp on

[サービスを起動(on/off)を設定する]

# サービス名を指定して出力したい場合は、grepする
$ rcconf --list|grep ntp
ntp on

# サービス名を指定して起動しないように設定する
$ rcconf --off ntp

$ rcconf --list|grep ntp
ntp off

# サービス名を指定して起動するように設定する
$ rcconf --on ntp

$ rcconf --list|grep ntp
ntp on
rcconfで on / off を切り替える際に、以下のような警告メッセージが出力されることがあります。
update-rc.d: using dependency based boot sequencing
update-rc.d: warning: ntp start runlevel arguments (none) do not match LSB Default-Start values (2 3 4 5)
update-rc.d: warning: ntp stop runlevel arguments (0 1 2 3 4 5 6) do not match LSB Default-Stop values (none)
これは、runlevel によって、起動動作が異なるように設定されているサービスを rcconfで on / off を切り替える際に出力されるメッセージで、 runlevel によって切りわける必要がなければ良いですが、そうでない場合は、rcconfを使用せずに update-rc.d,insserv あるいは、sysv-rc-conf を使用すべきです。

[Text User Interface(TUI)を使って サービスを起動(on/off)を設定する]

# TUIを起動する
$ rcconf
...
rcconf

blank キー: on/off 切替
PageDown キー : 次ページ
PageUp キー : 前ページ
Tab キー : フォーカス切替


rcconf は、キャッシュファイル(/var/lib/rcconf/services)を持っています。
そのため、サービスをaptなどで削除した場合でも、いかにも残っているような出力を行うことがあります。

以下のサービス削除時の注意点をまとめました。

サービスの削除は、aptでやる場合、完全に削除した方が良い。

サービスの削除は、aptでやる場合、以下のようにpurgeを使って完全に削除する場合は、きれいにスクリプトまで削除してくれます。

$ aptitude purge ntp
...

問題は、removeで削除した場合です。

$ aptitude remove ntp
...

この場合、設定ファイルも残りますが、スクリプト(上の例でいえば、 /etc/init.d/ntp に相当する)も残ります。
これが残ると、上記のツールのほとんどが サービスがあると勘違いします。
どうしても設定ファイルを残したいがために remove を使う場合は、シンボリックリンクの削除、スクリプトを手動で削除されることをおすすめします。

# update-rc.d  , insserv のいずれかでシンボリックリンクを削除します。
# -- update-rc.d で削除する
$ update-rc.d ntp remve
# -- insserv で削除する
$ insserv -r ntp

# スクリプトファイルを削除します。
$ rm  /etc/init.d/ntp

rcconf のキャッシュファイル(/var/lib/rcconf/services)は手動で削除する。

rcconf のキャッシュファイル(/var/lib/rcconf/services)は、 サービスが削除されても だれも再構築してくれないので、一旦、手動で削除することをおすすめします。

# rcconfキャッシュファイルを削除します。
$ rm /var/lib/rcconf/services

upstart

Debian 6,Debian 7 では、upstartも導入されていますが、networkingなどの基本サービスに限定されてます。
しかし、Ubuntu 10,Ubuntu 12 では、upstartによるサービスの制御を行うものが少なくありません。
(参照 : Ubuntu Server でsshd をシステム起動時に起動しないようにするには?

もし、対象サービスがupstartの対象となっている場合は、upstart用のサービス設定ファイルを編集してサービスの起動、停止を制御します。

確認の仕方

サービスがupstart対象か否かは、/etc/init/サービス名.conf のファイルが存在するか否かで判断できます。

# 例えば、SSHが対象か否かを判断したいなら、以下のように確認することができます。 
$ ls /etc/init/ssh.conf
/etc/init/ssh.conf

# 正確なサービス名が不明なら、以下のようにワイルドカードを使って確認することができます。 
$ ls /etc/init/*ssh*.conf
/etc/init/ssh.conf

# また、別の例として mysqlの場合は、以下のように確認することができます。 
$ ls /etc/init/*mysql*.conf
/etc/init/mysql.conf

サービスを停止/ランレベルの変更を行う方法

サービスがupstart対象の場合、該サービスを停止するには、以下の方法があります。
(ランレベルの変更は、後者にて行うことができます。)

  • /etc/init/サービス名.conf のファイル名を変更してしまう
    # upstart用の設定ファイル名を変更します。
    $ mv /etc/init/mysql.conf /etc/init/mysql.conf.back
  • 以下のようにファイルの中身の start on …箇所をコメントアウトする
    # upstart用の設定ファイルを編集します。
    $ vi /etc/init/mysql.conf
    ...
    # 以下の start on 箇所をコメントアウトすると起動しなくなる。
    # -- コメントアウトでなくランレベルの指定もできる。
    # start on runlevel [2345]
    ...


chkconfig に慣れている方は、sysv-rc-conf が やっぱり使いやすいでしょうね。
個人的にもsysv-rc-conf が 使いやすいです。
どうしても、insserv , update-rc.d あたりは、パラメータを忘れてしまうんですよね。

いずれにせよ、色々とやり方はありますから、自分にあったものを選ばれることをおすすめします。
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さくらのVPSがリニューアルされてもなんのその。
1GBメモリ / 2Core を ¥834 – の格安価格で提供中です!
間違いなくスペックからすると割安感ありです。
年間割引時の途中解約で返金がないのは、 ちょっと残念ですが、それでもこの割安感は魅力です。

まずは、お試しですね。

お名前.com VPS(KVM)の詳細については、
http://www.onamae-server.com/vps/ へどうぞ。(お試し期間が15日あります。)



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