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Nginx で一時的なセキュアなリンクを使ってみる(phpで自力で認証してみる)

2013年5月25日 2014年1月10日
nginx link secure

Nginx で一時的なセキュアなリンクを使ってみる(secure_link,secure_link_md5ディレクティブを使ってみる) では、Nginxのsecure_link,secure_link_md5ディレクティブを使って一時的なセキュアなリンクの作成、認証を行ってみました。

ただ、 一時的なセキュアなリンクの作成は、phpコードをNginxの認証用に作成する必要があるので、 結局は、多少なりとも phpの知識が必要になります。

そうすると、別に認証も phpで書けば簡単にできそうですよね。

今回は、Nginx で一時的なセキュアなリンクを使ってみる(secure_link,secure_link_md5ディレクティブを使ってみる) で確認した 一時的なセキュアなリンクの作成、認証 までを 自前の php コードで実現してみます。
Nginxの設定では、secure_link,secure_link_md5ディレクティブは使わずにリダイレクトのみとして、実現してみます。

Nginx で扱えるセキュアなリンクを作成する

あくまで、Nginx では、URLのアドレスおよび URLパラメータ 情報から認証を行うだけです。
実際のURLアドレスおよび URLパラメータ は、phpスクリプトなどの外部の動的なページなどで作成する必要があります。

ここでは、phpを用いて動的なページで 一時的なセキュアなリンク を作成してみます。
以下は、例として http://exmaple.com/securelink.php でアクセスできる securelink.php ファイルとします。
また、http://exmaple.com/secure/ へのアクセスは、セキュアなリンクからのみを許容し、以外をすべて403を返信するものとします。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" 
  "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> 
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"> 
<head> 
<title>Test SecureLink</title> 
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=utf-8" /> 
</head>
<body>

<?php
// 秘密鍵 になります。なんでもOKですので、ここでは日本語(UTF-8)で設定してみます。
$secret = '日本語でもOK?';
// セキュアなリンク からでないとアクセスできないURIを設定します。
$path   = '/secure/';
// 公開鍵として、有効期限を time() + 秒 で設定します。
// -- この有効期限の設定の仕方は、Nginxではこの方法でしか認識できません。
$timestamp = time() + 3600; // 60(秒) x 60(分) = 3600(秒) = 1(時)
 
// "秘密鍵 + パス + 公開鍵" を Nginxで扱うことができる md5 で暗号化します。
$hash = base64_encode(md5($secret . $path . $timestamp, true));
// +,/,= は、URLパラメータとして扱えないので、置換します。
$hash = strtr($hash, '+/', '-_');
$hash = str_replace('=', '', $hash);

//  セキュアなリンクを出力します。
$url = "{$path}?s={$hash}&t={$timestamp}";
echo '<a href="'.$url.'">シークレットリンク</a>';
?>

</body>
</html>

ここでの例では、http://exmaple.com/securelink.php へアクセスすると以下のようなシンプルなリンクだけのページが表示されるはずです。

セキュアなリンク

<a href="/secure/?s=9TYDMnkdAZ_9VM3OQjMGjQ&t=1369388653">シークレットリンク</a>

上記のようなリンクを出力します。


次に、ここでの例では、http://exmaple.com/secure/ へアクセスした際に、認証OKの場合に出力されるべきページを準備しておきます。
以下の例は、ファイル名省略なので、http://exmaple.com/secure/index.html でアクセス可能な index.html ファイルとします。

<pre lang="php" escaped="true">
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" 
  "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> 
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"> 
<head> 
<title>Test SecureLink</title> 
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=utf-8" /> 
</head>
<body>
<h1>おめでとうございます。</h1>
<p>おめでとうございます。<br />
あなたは、見事にこのページを見ることができました。
</p>
</body>
</html>

このページが表示されれば、以下のような文言のページが表示されるはずです。

セキュアなリンクから表示されるであろうページ

Nginx で一時的なセキュアなリンクを使ってみる(secure_link,secure_link_md5ディレクティブを使ってみる) との違いは、ここからで、
一時的なセキュアなリンクの整合性(認証)をチェックphpスクリプトを作成します。

以下は、例として http://exmaple.com/secure/authcode.php でアクセスできる authcode.php ファイルとします。

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<?php
// 秘密鍵 になります。なんでもOKですので、ここでは日本語(UTF-8)で設定してみます。
// -- リンク生成時と同じ秘密鍵 を設定します。
$secret = '日本語でもOK?';
// セキュアなリンク からでないとアクセスできないURIを設定します。
// -- ここではアクセスされたURIそのものになります。
$path = $_SERVER['REQUEST_URI'];
if(($arg_pos=strpos($path,'?'))!==false){
    $path = substr($path,0,$arg_pos);
}
// 公開鍵として、有効期限を URLパラメータから抽出します。
$timestamp = $_GET['t'];
// URLパラメータの md5 で暗号化された情報を抽出します。
$hash_arg = $_GET['s'];

// "秘密鍵 + パス + 公開鍵" を md5 で暗号化します。
$hash = base64_encode(md5($secret . $path . $timestamp, true));
// +,/,= は、URLパラメータとして扱えないので、置換します。
$hash = strtr($hash, '+/', '-_');
$hash = str_replace('=', '', $hash);

// ここで作成したMD5暗号情報とURLパラメータのMD5暗号情報が一致するか?
// 有効期限ないか?
if($hash_arg == $hash && $timestamp >= time()) {
    //  いずれもOKなら、成功時のページを読み込みます。
    include 'index.html';
} else {
    //  失敗時は、403を返信します。
    header("HTTP/1.0 403 Forbidden"); 
}
?>
基本的に、一時的なセキュアなリンク を作成する手順と同じようにMD5暗号化情報を作成し、 URLパラメータで引き渡された MD5暗号化情報 と一致するかで認証が行われています。

それほど難しいアルゴリズムもないので、作成手順が理解できていれば、簡単ではないかと思います。

Nginx で authcode.php へリダイレクトする

今回は、Nginxで secure_linksecure_link_md5 のディレクティブを使用しません。
先に作成した認証用のphpファイル authcode.php へすべてリダイレクトするように設定します。

編集するのは、server ディレクティブが設定されているファイルになります。ここでの例は、/etc/nginx/nginx.conf とします。

...
http {
    ...
    server {
        listen       80;
        root /var/www/html;
        server_name example.com;
        ...
        index  index.php index.html index.htm;
        ...
        location /secure/ {
            # Nginxの設定では、単純にリダイレクトするだけにします。
            rewrite ^.*$ /secure/authcode.php last;
            ...
        }
        ...
        # phpが動作するように設定します。
        location ~ \.php$ {
            fastcgi_pass            127.0.0.1:9000;
            fastcgi_index           index.php;
            fastcgi_param           SCRIPT_FILENAME  $document_root$fastcgi_script_name;
            include                 fastcgi_params;
        }
        ...
    }
    ...
}

ここでは、単純に /secure/ へのアクセスは、すべて /secure/authcode.php へリダイレクトしているだけです。

設定ファイルに、日本語を使った場合は、必ず、文字コードをUTF8で保存しましょう。 これを間違えるとNginxの起動で失敗します。

上記のように設定、編集を終えたら、Nginxにて再読み込みを行います。

$ /etc/init.d/nginx reload
...

最後に確認してみる

先の例では、以下のような順番でアクセスすれば正しく表示できるはずです。

  1. http://exmaple.com/securelink.php へアクセスする
    セキュアなリンク
  2. “シークレットリンク” をクリックする

    以下の画面が表示されればOKです。

    セキュアなリンクから表示されるであろうページ

    また、失敗した場合は、以下のような画面が表示されるはずです。

    セキュアなリンクから表示NGとなった例

    もちろん、直に http://exmaple.com/secure/ へアクセスしても上記の403エラーが出力されます。

    上記の設定例では、時間切れが1時間後となりますから、うまく表示できていたURLを1時間後にアクセスしてみてください。
    同じように、403エラーが出力されるはずです。

    Nginx で一時的なセキュアなリンクを使ってみる(secure_link,secure_link_md5ディレクティブを使ってみる) の時と動作が同じですね。

    403エラーの画面イメージが異なる場合は、デフォルトの 403 ページには、飛びません。
    ...
    http {
        ...
        server {
            ...
            error_page   403 /403.html;
            ...
        }
        ...
    }
    上記のようにカスタムエラーページを作成してあげると、そこへ飛んでくれます。 もしくは、先の認証用phpコード(authcode.php)内でエラーページのイメージを出力すれば同じようなページを出力することができます。

    何も設定していない場合は、真っ白な画面が表示されるでしょう。

いかがだったでしょうか?
Nginx で一時的なセキュアなリンクを使ってみる(secure_link,secure_link_md5ディレクティブを使ってみる) と比べて、それほど遜色ないような感じではないでしょうか。
ただ、phpが動けば、それなりに負荷がかかるので、全く同じ処理で良いなら、Nginxで処理させた方が良いでしょう。
また、細かい処理が必要なら、phpや他のスクリプトによる認証がおすすめかもしれません。
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