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lftp + sftp(ssh) でファイルの同期をとる

2012年7月14日 2014年1月16日
lftp

以前に rsync + ssh でファイルの同期をとる にて rsync + ssh を利用してファイルの同期をとる 方法について簡単に解説しました。

今回は、lftp + sftp(ssh) でファイルの同期をとる 方法について簡単に解説してみたいと思います。

ウェブサーバーを複数立ち上げて分散化を図った場合、ページ更新するにしても、全ての立ち上げたウェブサーバーへ更新ファイルをアップロードしないといけません。
こんなとき、rsync + ssh を使ってサーバー間のファイル(ディレクトリを含む)の同期をとっておくと便利です。

同期をとるように設定しておけば、マスターとなるウェブサーバーに対してのみ更新ファイルのアップロードを行えば、 時間経過とともに、全ての立ち上げたウェブサーバーが更新されていきますから、非常に楽ですよね。

では、早速、その手順を簡単に解説してみます。

通常、CentOSでは、すでにインストールされているので、そのまま利用することができます。
デフォルトでは、以下のディレクトリにインストールされています。
$ which lftp
/usr/bin/lftp
もしもインストールされていないようなら、yumで簡単にインストールすることができます。
RedHat系( CentOS 5 CentOS 6 Scientific Linux 6 )なら
$ yum install lftp
最新版が良い場合は、http://lftp.yar.ru/get.htmlから ソースコードをダウンロードして、インストールすることもできます。rpmもありますが、fedora 用とありますので、CentOSで動作するか不明。

Debian系( Debian 6 Ubuntu 10 )なら
$ sudo apt-get install lftp

lftpを使ってみる

まずは、lftpを手動で使ってみましょう。
以下の例では、
コピー元サーバーは、自サーバー、
コピー先サーバーは、IPアドレス: 111.122.133.144 としています。

$ lftp -u ruser -p 22 sftp://111.122.133.144 -e "mirror -Rev  /var/www/html/ /var/www/html/;bye;"
上記のコマンドイメージでは、

コピー元サーバー のディレクトリ /var/www/html/
  
コピー先サーバー(IPアドレス : 111.122.133.144)
ディレクトリ /var/www/html/ へコピーします。

コピーするために、sshでコピー先サーバーへユーザ名:ruserでログインします。
コピー先サーバーには、ruserというユーザが、既に登録されていなければなりません。
ユーザ登録コマンドイメージ
$ useradd ruser
$ passwd ruser
Changing password for user ruser.
New UNIX password:return
Retype new UNIX password:return
passwd: all authentication tokens updated successfully.
$ 

-u : ユーザ名 (ここでは、ruser)
-p : ポート番号 (ここでは、22)
接続先ホスト(URL) (ここでは、sftp://111.122.133.144 )
-e : コマンド指定 (ここでは、mirrorコマンド、bye で終了)

lftp の その他のオプションは、以下のようなものが存在します。
使い方: lftp [OPTS] <site>
`lftp` は rc ファイルを読み込んだあと最初に実行されるコマンドです
 -f <file>           ファイルで指定されたコマンドを実行し終了する
 -c <cmd>            コマンドを実行して終了する
 --help              このヘルプを表示して終了する
 --version           lftp のバージョンを表示して終了する
他のオプションは `open' コマンドのものと同じです
 -e <cmd>            選択のすぐあとに指定のコマンドを実行する
 -u <user>[,<pass>]  認証で指定のユーザ/パスワードを使う
 -p <port>           接続に指定のポートを使う
 <site>              ホスト名、URL あるいはブックマーク名

また、mirrorコマンドの使い方は、以下のとおりです。
mirror [OPTS] [source [target]]
OPTS : オプション (ここでは、-Rev を指定)
  • R:リバースの意味で、アップロードします。Rを指定しない場合はダウンロードしてミラーリングします。
  • e:ミラーリング元に存在しないミラーリング先のファイルは削除されます。
  • v:処理結果を出力します。0-3まで指定可能で、–verbose=3 などとしています。
上記以外に、以下のようなオプションを使うことができます。
  • -c, --continue – 可能な場合同期ジョブを続行する
  • -e, --delete – リモートに存在しないファイルを削除する
  • --delete-first – 新しいファイルの転送前に古い方のファイルを削除する
  • --depth-first – ファイル転送前にディレクトリを辿る
  • -s, --allow-suid – リモートサイトに応じて suid/sgid ビットを立てる
  • --allow-chown – 所有者と所有グループをセットする
  • --ascii – アスキーモードによる転送を用いる(同時に –ignore-size が有効になる)
  • --ignore-time – ダウンロードするファイルを時刻によって判断しない
  • --ignore-size – ダウンロードするファイルをサイズによって判断しない
  • --only-missing – 存在しないファイルのみダウンロードする
  • --only-existing – target に存在するファイルのみダウンロードする
  • -n, --only-newer – 新しいファイルのみダウンロードする(-c は機能しない)
  • --no-empty-dirs – 空のディレクトリを作成しない(–depth-first が有効になる)
  • -r, --no-recursion – サブディレクトリを辿らない
  • --no-symlinks – シンボリックリンクを作成しない
  • -p, --no-perms – ファイルのパーミッションを設定しない
  • --no-umask – ファイルモードに umask を適用しない
  • -R, --reverse – 逆の同期(ファイルをアップロードする)
  • -L, --dereference – シンボリックリンクをファイルとしてダウンロードする
  • -N, --newer-than=SPEC – 指定された時間よりも新しいファイルのみダウンロードする
  • --on-change=CMD – ファイル変更があった場合に指定されたコマンドを実行する
  • --older-than=SPEC – 指定された時間よりも古いファイルのみダウンロードする
  • --size-range=RANGE – 指定されたサイズに含まれるファイルのみダウンロードする
  • -P, --parallel[=N] – N 個のファイルを並行してダウンロードする
  • --use-pget[-n=N] – それぞれのファイルの転送に pget を用いる
  • --loop – 変更が見付からなくなるまでループする
  • -i RX, --include RX – 操作対象のファイルを正規表現で指定する
  • -x RX, --exclude RX – 操作対象外のファイルを正規表現で指定する
  • -I GP, --include-glob GP – 操作対象のファイルをグロブパターンで指定する
  • -X GP, --exclude-glob GP – 操作対象外のファイルをグロブパターンで指定する
  • -v, --verbose[=level] – 冗長な出力を行う
  • --log=FILE – 実行されるコマンドを FILE に書き込む
  • --script=FILE – 実行されるコマンドを FILE に書き込むが、実際には実行しない
  • --just-print, --dry-run –script=- と同じ
  • --use-cache – キャッシュされたディレクトリ一覧を使用する
  • --Remove-source-files – 転送後にファイルを削除する(注意して使用すること)
  • -a – –allow-chown –allow-suid –no-umask と同じ

この後、パスワード確認があるので、パスワードを入力し、処理を続行します。

$ lftp -u ruser -p 22 sftp://111.122.133.144 -e "mirror -Rev  /var/www/html/ /var/www/html/;bye;"
パスワード:return
Transferring file `test.txt'
合計: 1 個のディレクトリ、1 個のファイル、0 個のシンボリックリンク
新規: 1 個のファイル、0 個のシンボリックリンク

$ 

パスワード:は、ruserのパスワードを入力しリターンします。

ログインできれば、ファイルの同期が実施されます。
最初は、ファイル数にもよりますが、多少時間がかかります。

2回目以降は、新規作成、更新、削除したファイルのみが制御されますので、通常は、すぐに終わります。

通常、SSH接続時は、RSA key と接続先ホストの確認が出力されますが、lftpでは、確認メッセージはありません。
~/.ssh/known_hosts に自動的にRSA Keyは保存されます。

lftpを使って自動で同期をとるようにする

ここまでで、lftpを手入力することで、ファイルの同期をとることができました。
続けて、これを自動化しようと思います。

自動化といえば、cronですね、

ただ、cronを使うには、パスワード入力などのコンソールにおける対話をなしにする必要がありますね。
以前に rsync + ssh でファイルの同期をとる にて rsync + ssh を利用してファイルの同期をとる 方法について簡単に解説しました。
rsync + ssh を用いる場合、
sshでは、rsaを使った公開キーファイル、秘密キーファイルを元にログインを自動化する必要がありました。
今回の lftp + sftp(ssh) では、sshがパスワードのみでログイン可能となっている場合は、パスワードを指定することで、 簡単に自動化を行うことができます。

以下のように cron に指定する際に、パスワードを指定するだけです。

最後に、コピー元サーバーでcronに登録して完了です。

$ crontab -e

*/5 * * * * lftp -u ruser,ruser-password -p 22 sftp://111.122.133.144 -e "mirror -Rev  /var/www/html/ /var/www/html/;bye;" > /var/log/lftp 2>&1
ここで追加したのは、パスワードのみです。(上記の例では、,ruser-password 部分になります )
カンマを忘れないようにしましょう。
ruser-password は、ruserのパスワードになります。

この例では、5分間隔で同期をとるようにしています。
また、複数のサーバーと同期をとりたい場合は、ここまでの手順と同じようにユーザの設定を行い、ここのcronの設定にサーバー分列挙することになります。

ざっとこんな感じです。

rsync + ssh でファイルの同期をとる にて rsync + ssh を利用してファイルの同期をとる 方法について以前に解説しましたが、 lftp との違いがわかりましたでしょうか?

rsyncを利用したことがある方からすれば、lftpは、非常に便利に感じるかもしれません。また、簡単でわかりやすいとも思います。

転送方法に差がありますから、一般的にはrsyncが効率的といわれていますが、それも場合によっては逆の場合もあります。

いずれにしてもファイルの同期設定を行っておくと、サーバーの分散化が楽になるのは間違いありません。
まずは、お試しあれ。
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