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makeでインストールしたものをrpmパッケージに作成できる checkinstall をインストールする

2011年12月3日 2015年5月15日
centos howto

今回は、非常に便利なrpmパッケージを作成してくれるcheckinstall をインストールしてみます。

FreeBSDやLinuxなどのUNIX系では、ソースコードからmake実行で環境を構築することも少なくありません。 サーバー台数が増えてくると、このソースコードから環境構築は、時間的に大変な作業になることも少なくありません。そのため?Redhat系では、rpmというバイナリーパッケージを使ってインストールします。 更に、このrpmはインストールパッケージ管理の面でも非常に便利ものです。

一般的に、このrpmパッケージを作成するには、パッケージの構成を記述したspecファイルを作成し、rpmバイナリーパッケージを作成します。 この作業は、かなり面倒です。rpmに関して精通していなければならないでしょう。 しかし、ソースコードからmake実行で環境を構築した場合でも同じようにrpmでインストールのパッケージ管理をしたい場合は、自前で作成するしかありません。

その作成を簡単に行ってくれるツールが、このcheckinstallです。

今回は、このcheckinstallをインストールしてみます。

checkinstall とは、
良く知られているところでは、Felipe Sanchez氏ほかの作者によって作成されたGPLの自動でRPMパッケージを作成してくれるツールで、自分でspecファイルを書く必要がないというところでしょうか。

本来は、RPMに限らずdebパッケージなども作成できる優れものなのですが、利用者がRedHat系を使っている方が多いためでしょうか、RPMの自動作成ツールと印象が強いようです。

プログラムのソースコードパッケージからSlackwareのtgz、RPMまたはdebパッケージを作成するためのLinuxオペレーティングシステム向けコマンドラインプログラムである。 CheckInstallはmake installを実行してパッケージを作成する。そのパッケージはディストリビューション固有のパッケージマネージャでクリーンにインストールでき、後でアンインストールすることもできる。
出典 : Wikipedia ドイツ語

checkinstallをインストールする

checkinstallをインストールするわけですが、最新版は、ソースコードのみの提供のようです。
これもmakeできればrpmを作成できるわけですから、

  1. checkinstallをmakeする
  2. checkinstallのrpmを作成する
  3. 作成したcheckinstallのrpmを使ってインストールする

の手順でインストールしてみます。

checkinstallをmakeする

まずは、ソールコードをダウンロードします。
現在(2011.12)の最新バージョンは、1.6.2なので、そのソースコード一式をダウンロードします。
ダウンロード先 : http://asic-linux.com.mx/~izto/checkinstall/download.php

$ wget http://asic-linux.com.mx/%7Eizto/checkinstall/files/source/checkinstall-1.6.2.tar.gz

次に、ソースコードを
/usr/local/src/ に展開します。

$ cp checkinstall-1.6.2.tar.gz /usr/local/src/.
$ cd /usr/local/src/
[/usr/local/src/]$ tar zxf checkinstall-1.6.2.tar.gz

最後にmakeを実行します。

現在のバージョン(1.6.2)で 64 bit OS の場合は、 /usr/local/src/checkinstall-1.6.2/installwatch/Makefile を編集した方が良いでしょう。

# Makefile for installwatch
# $Id: Makefile,v 0.7.0.6 2008/11/09 07:49:34 izto Exp $

# Well, the only configurable part is the following variable.
# Make sure the directory you specify exists.

PREFIX=/usr/local

# End of configurable part

VERSION=0.7.0beta7

BINDIR=$(PREFIX)/bin
# 以下のを変更します
# LIBDIR=$(PREFIX)/lib  ここをコメントアウトし、以下を挿入します。
LIBDIR=$(PREFIX)/lib64

all: installwatch.so

installwatch.so: installwatch.o
        ld -shared -o installwatch.so installwatch.o -ldl -lc
# Make sure the directory you specify exists.

PREFIX=/usr/local

# End of configurable part
...
この対処をしておくと、後でcheckinstall を実行した際に、以下のようなエラーが出力されなくなります。
ERROR: ld.so: object '/usr/local/lib64/installwatch.so' from LD_PRELOAD cannot be preloaded: ignored.
よくこの対処を、ln コマンドで、以下のような対処をするような記事を見かけます。
$ ln -s /usr/local/lib/installwatch.so /usr/local/lib64/installwatch.so
これは、確かにこの環境だけはうまく動作するようになりますが、 以降に作成するrpmのパッケージをインストールしてもこの対処がrpmパッケージに反映されることはありませんから、 rpmのパッケージでインストールした環境では、同じような対応が必要になってしまいます。

上記のようにMakefileを修正しておけば、そのような問題も解消されます。
[/usr/local/src/]$ cd checkinstall-1.6.2
[/usr/local/src/checkinstall-1.6.2/]$ make
            :

[/usr/local/src/checkinstall-1.6.2/]$ make install
            :

makeでエラーが出力されないことを確認して、make install を実行します。

少なくとも、以下のgcc , gettext , rpm-build は、checkinstall に必要ですので、必ず確認しておきましょう。
$ rpm -qa|grep gcc
libgcc-4.1.2-51.el5
gcc-c++-4.1.2-51.el5
gcc-4.1.2-51.el5
$ rpm -qa|grep gettext
gettext-0.17-1.el5
$ rpm -qa|grep rpm-build
rpm-build-4.4.2.3-22.el5_7.2

checkinstallのrpmを作成する

checkinstall 正しく作成できたが確認するためにも、ここでcheckinstall をmakeしたものをrpmパッケージ化してみたいと思います。
ここでもポイントは、makeを実行したディレクトリで実行することがポイントです。ここでの例では、 /usr/local/src/checkinstall-1.6.2/ になります。

[/usr/local/src/checkinstall-1.6.2/]$ /usr/local/sbin/checkinstall改行

checkinstall 1.6.2, Copyright 2009 Felipe Eduardo Sanchez Diaz Duran
           このソフトウェアはGNU GPLの下でリリースしています。

The checkinstallrc file was not found at:
/usr/local/sbin/./../checkinstallrc

デフォルトの内容を使うものとします

The package documentation directory ./doc-pak does not exist.
Should I create a default set of package docs?  [y]: y改行

パッケージのドキュメンテーションを準備..OK

*** No known documentation files were found. The new package
*** won't include a documentation directory.

使用するパッケージ方式を選んでください。
Slackwareなら[S], RPMなら[R], Debianなら[D]を入力R改行


このパッケージの説明を書いてください
説明の末尾は空行かEOFにしてください。
>> checkinstall 1.6.2改行
>> 改行

**************************************
**** RPM package creation selected ***
**************************************

このパッケージは以下の内容で構成されます:

1 -  Summary: [ checkinstall 1.6.2 ]
2 -  Name:    [ sbin ]
3 -  Version: [ 20111202 ]
4 -  Release: [ 1 ]
5 -  License: [ GPL ]
6 -  Group:   [ Applications/System ]
7 -  Architecture: [ x86_64 ]
8 -  Source location: [ sbin ]
9 -  Alternate source location: [  ]
10 - Requires: [  ]
11 - Provides: [ sbin ]

変更するものの番号を入力してください。Enterで続行します: 改行

Installing with make install...
...

作成したcheckinstallのrpmを使ってインストールする

rpmが作成できたら、以下のようにcheckinstallのrpmパッケージがあるはずです。
64 bit OS : /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/checkinstall-1.6.2-1.x86_64.rpm
32 bit OS : /usr/src/redhat/RPMS/i386/checkinstall-1.6.2-1.x86_64.rpm

これを早速インストールしてみましょう。

$ rpm -i /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/checkinstall-1.6.2-1.x86_64.rpm
$ rpm -qa|grep checkinstall
checkinstall-1.6.2-1
$ checkinstall -V

checkinstall 1.6.2, Copyright 2009 Felipe Eduardo Sanchez Diaz Duran
           このソフトウェアはGNU GPLの下でリリースしています。

                :
デフォルトでは、/usr/local/sbin にインストールされます。パスが設定されていない場合は、フルパス指定が必要となります。
checkinstall があると非常に便利です。
特に同じ環境をいくつも構築する必要がある場合は、rpmの管理は非常に便利です。

そんな方には、おすすめのツールなのは間違いないでしょうね。
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