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Open JTalk (テキストを音声へ変換)をインストールし、使ってみる

2015年6月24日 2015年7月6日
Open JTalk

今回は、Open JTalkをインストールして、使ってみます。

Open JTalkは、簡単にいうと、
文字列(テキスト)から音声へ変換してくれるソフトウェアです。 もっと具体的にいうと、txtファイルをwavファイルへ変換してくれます。

今回は、このOpen JTalk をインストールして、実際にテキストをと見込ませて音声ファイルへ変換してみましょう。

Open JTalkとは、
オープンソース(修正BSDライセンス)の日本語テキストに基づいて自由な音声を生成するHMMテキスト音声合成システムです。

HMMとは、
隠れマルコフモデル (Hidden Markov Model) のことで、いわゆる確率論(モデル)の一つです。

マルコフモデル は、ざっくりいうと、
ある時の状態は、ある過去の状態が分かりさえすれば、それよりも前の状態の履歴とは無関係に、そのある過去の状態に基づいて確率的に定まることです。 これに対して、隠れマルコフモデル は、マルコフモデルの 状態は直接観測されず、出力(事象)のみが観測される というものです。

突き詰めると難しくなりますので、ここでは、「統計を使った音声合成」技術なんだなぁぐらいの理解で良いかと思います。
参考 : http://www.nii.ac.jp/userdata/results/pr_data/NII_Today/65/all.pdf

Open JTalkをインストールする

Open JTalk は、hts_engine API を利用しているので 2つのソフトウェアをインストールする必要があります。 Ubuntuには、PPAにてバイナリパッケージもあるようです。ただ、ここでは、全てのディストリビューションでも応用が利くように ソースコードからのインストールを行ってみます。
また、実際に テキストから音声ファイルへ変換する際には、voiceファイル(音声データファイル)が必要になります。その voiceファイル(音声データファイル) もここでダウンロードしておきます。

hts_engine API をインストールする

  1. 最新のソースコードをダウンロードする。

    ソースコードは、http://sourceforge.net/projects/hts-engine/files/hts_engine%20API/にて公開されていますので、最新のソースコードをダウンロードします。

    # ここでは、1.09 が最新だったので、それをダウンロードします。
    $ wget http://downloads.sourceforge.net/hts-engine/hts_engine_API-1.09.tar.gz 
    ...
    # ダウンロードを終えたら、解凍します。
    $ tar -xfz hts_engine_API-1.09.tar.gz 
    # ディレクトリ hts_engine_API-1.09 ができているはずなので、カレントディレクトリを切り替えます。
    $ cd hts_engine_API-1.09
    [hts_engine_API-1.09] $ 
  2. make インストールする。

    gcc, g++, makeはすでにインストールされているものとします。

    # configure を起動し、環境チェックを行いMakeFileを作成します。
    [hts_engine_API-1.09] $ ./configure
    ...
    config.status: creating Makefile
    ...
    # configure でMakeFileが作成できたら、makeします。
    [hts_engine_API-1.09] $ make
    ...
    # makeでエラーがなければ、make installでインストールします。
    [hts_engine_API-1.09] $ make install
    ...
    # hts_engineがインストールされたか確認しておきます。
    [hts_engine_API-1.09] $ which hts_engine
    /usr/local/bin/hts_engine

Open JTalk をインストールする

  1. 最新のソースコードをダウンロードする。

    ソースコードは、http://sourceforge.net/projects/open-jtalk/files/Open%20JTalk/にて公開されていますので、最新のソースコードをダウンロードします。

    # ここでは、1.08 が最新だったので、それをダウンロードします。
    $ wget http://downloads.sourceforge.net/open-jtalk/open_jtalk-1.08.tar.gz
    ...
    # ダウンロードを終えたら、解凍します。
    $ tar -xfz open_jtalk-1.08.tar.gz
    # ディレクトリ open_jtalk-1.08 ができているはずなので、カレントディレクトリを切り替えます。
    $ cd open_jtalk-1.08
    [open_jtalk-1.08] $ 
  2. make インストールする。

    gcc, g++, makeはすでにインストールされているものとします。

    # configure を起動し、環境チェックを行いMakeFileを作成します。
    # * ここで、以下の項目を設定します。
    #   --with-hts-engine-header-path : hts_engine_API のインクルードパス
    #   --with-hts-engine-library-path : hts_engine_API のライブラリパス
    #   --with-charset : テキストの文字コード
    [open_jtalk-1.08] $ ./configure --with-hts-engine-header-path=/usr/local/include --with-hts-engine-library-path=/usr/local/lib --with-charset=UTF-8
    ...
    config.status: creating Makefile
    ...
    # configure でMakeFileが作成できたら、makeします。
    [open_jtalk-1.08] $ make
    ...
    # makeでエラーがなければ、make installでインストールします。
    [open_jtalk-1.08] $ make install
    ...
    # open_jtalkがインストールされたか確認しておきます。
    [open_jtalk-1.08] $ which open_jtalk
    /usr/local/bin/open_jtalk

voiceファイル(音声データファイル) をダウンロードする

voiceファイル(音声データファイル) は、Open JTalkの http://sourceforge.net/projects/open-jtalk/files/HTS%20voice/ にあります。

# ここでは、1.05 が最新だったので、それをダウンロードします。
$ wget http://downloads.sourceforge.net/project/open-jtalk/HTS%20voice/hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05.tar.gz
...
# ダウンロードを終えたら、解凍します。
$ tar -xfz hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05.tar.gz
# ディレクトリ hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05 ができているはずなので、そこに *.htsvoice ファイルが存在するか確認しておきます。
$ find  hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/ -name *.htsvoice
hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice

また、Open JTalkを用いた MMDAgent (音声対話システムを構築するためのツールキット)があります。 これにも同じように voiceファイルがありますので、比較用にダウンロードしておきます。 該voiceファイルは、http://sourceforge.net/projects/mmdagent/files/MMDAgent_Example/ のサンプルの中にあります。

# ここでは、1.4 が最新だったので、それをダウンロードします。
$ wget http://downloads.sourceforge.net/project/mmdagent/MMDAgent_Example/MMDAgent_Example-1.4/MMDAgent_Example-1.4.zip
...
# ダウンロードを終えたら、解凍します。
$ unzip -q MMDAgent_Example-1.4.zip
# ディレクトリ MMDAgent_Example-1.4 ができているはずなので、そこに *.htsvoice ファイルが存在するか確認しておきます。
$ find  MMDAgent_Example-1.4/ -name *.htsvoice
MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_angry.htsvoice
MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_bashful.htsvoice
MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_happy.htsvoice
MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_normal.htsvoice
MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_sad.htsvoice

Open JTalkを使ってみる

ここまでインストールを終えたら、いよいよテキストから音声ファイルへの変換を行ってみましょう。
簡単な変換から、各パラメータを使った変換を行ってみます。

voiceファイルを色々使ってみる

まずは、最も簡単方法でテキストから音声ファイルへの変換を行ってみます。
また、先にダウンロードしたvoiceファイルを使って、声色がどれだけ異なるか確認してみましょう。

使用するテキストファイル (sample.txt) は、以下のとおりとします。

$ cat sample.txt
Open JTalkのソースコードはオープンソースで修正BSDライセンスとなっていますが、ボイスファイルはクリエイティブコモンズ3.0非移植となっています。
テキストに 句読点や空白をいれてやると、きれいに区切って読んでくれますが、ここではどこまで読めるかの確認も含めて 最小限の句読点、空白となるように編集しています。

nitech_jp_atr503_m001.htsvoiceを使った例

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./nitech_jp_atr503_m001.htsvoice.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


mei_normal.htsvoiceを使った例

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_normal.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./mei_normal.htsvoice.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

Creative Commons 3.0 HTS Voice “mei_normal.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


mei_angry.htsvoiceを使った例

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_angry.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./mei_angry.htsvoice.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

Creative Commons 3.0 HTS Voice “mei_angry.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


mei_bashful.htsvoiceを使った例

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_bashful.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./mei_bashful.htsvoice.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

Creative Commons 3.0 HTS Voice “mei_bashful.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


mei_happy.htsvoiceを使った例

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_happy.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./mei_happy.htsvoice.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

Creative Commons 3.0 HTS Voice “mei_happy.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


mei_sad.htsvoiceを使った例

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./MMDAgent_Example-1.4/Voice/mei/mei_sad.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./mei_sad.htsvoice.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

Creative Commons 3.0 HTS Voice “mei_sad.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology



open_jtalk のパラメータは、以下のとおりです。
open_jtalk - The Japanese TTS system "Open JTalk"

  usage:
       open_jtalk [ options ] [ infile ]
  options:                                                         [  def][ min-- max]
    -x  dir        : 辞書ファイルのあるディレクトリ                [  N/A]
    -m  htsvoice   : HTS voice ファイル                            [  N/A]
    -ow s          : 出力音声ファイル名(wavファイル)               [  N/A]
    -ot s          : トレース情報出力ファイル名                    [  N/A]
    -s  i          : サンプリング周波数                            [ auto][   1--    ]
    -p  i          : fフレーム周期                                 [ auto][   1--    ]
    -a  f          : オールパス値                                  [ auto][ 0.0-- 1.0]
    -b  f          : ポストフィルター係数                          [  0.0][ 0.0-- 1.0]
    -r  f          : スピーチ速度係数                              [  1.0][ 0.0--    ]
    -fm f          : 追加ハーフトーン                              [  0.0][    --    ]
    -u  f          : 有声/無声境界値                               [  0.5][ 0.0-- 1.0]
    -jm f          : スペクトラム系列内変動の重み                  [  1.0][ 0.0--    ]
    -jf f          : F0系列内変動の重み                            [  1.0][ 0.0--    ]
    -g  f          : ボリューム (dB)                               [  0.0][    --    ]
    -z  i          : オーディオバッファサイズ (if i==0, turn off)  [    0][   0--    ]
  infile:
    text file      : 入力テキストファイル名                        [stdin]

パラメータを色々使ってみる

次に、open_jtalk のパラメータを色々使ってみます。 音の変化を確認するため、ここでは、voiceファイルを nitech_jp_atr503_m001.htsvoice 固定とします。 また、使用するテキストファイルは、上記の sample.txt と同じとします。

パラメータ : -s (サンプリング周波数) を使った例

デフォルト値 : auto
使い方 : -s 48000
パラメータ概要 :
約48000以上の大きな値 : 高く、速くなる
約48000以下の小さな値 : 低く、遅くなる

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_s.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -s = 30000

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -s = 50000

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -s = 60000

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -s = 70000

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -s = 80000

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -p (フレーム周期) を使った例

デフォルト値 : auto
使い方 : -p 240
パラメータ概要 :
約240以上の大きな値 : ゆっくりになる
約240以下の小さな値 : 単純に速くなる

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_p.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -p = 100

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -p = 500

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -a (オールパス値) を使った例

デフォルト値 : auto
使い方 : -a 0.5
パラメータ概要 :
約0.5 以上の大きな値 : 低い声になる
約0.5 以下の小さな値 : 高い声になる
ヘリウムを吸い込んでしゃべった感じに似ている。

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_a.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -a = 0.1

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -a = 0.3

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -a = 0.7

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -b (ポストフィルター係数) を使った例

デフォルト値 : 0
使い方 : -b 0.2
パラメータ概要 :
大きな値になればなるほど ワァ~ンワァ~ンという感じの音の揺ぎ大きくなる
最大にすると拡声器で割れたように音になる。

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_b.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -b = 0.0

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -b = 0.5

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -b = 0.8

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -r (スピーチ速度係数) を使った例

デフォルト値 : 1.0
使い方 : -r 1.2
パラメータ概要 :
1.0以上の大きな値 : 速くなる
1.0以下の小さな値 : 遅くなる

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_r.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -r = 0.5

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -r = 1.5

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -fm (追加ハーフトーン) を使った例

デフォルト値 : 0
使い方 : -fm 0.5
パラメータ概要 :
0以上の大きな値 : 高い声になる
0以下の小さな値 : 低い声になる
15ぐらいで同じ人が高い声をしぼり出している感じになる。 あくまで同じ人が一生懸命に声を高くしたり、低くしたりしている感じになる。

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_fm.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -fm = 0.5

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -fm = 5

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -fm = 15

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -fm = 20

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -fm = 30

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -fm = -20

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -u (有声/無声境界値) を使った例

デフォルト値 : 0.5
使い方 : -u 0.4
パラメータ概要 :
0.5以上の大きな値 : 少し途切れた感じ(あるいはガラガラ声のような感じ)になる
0.5以下の小さな値 : 普通
あまりそれほどの差がない感じ。1を指定するとガラガラになる

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_u.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -u = 0.0

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -u = 0.2

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -u = 0.8

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -u = 0.9

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -u = 1.0

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -jm (スペクトラム系列内変動の重み) を使った例

デフォルト値 : 1.0
使い方 : -jm 1.2
パラメータ概要 :
1.0以上の大きな値 : 抑揚が大きくなる
1.0以下の小さな値 : 抑揚が小さくなる
値が小さいと平坦なコンピュータの声という感じになり、ある程度、大きな値では、より自然な声になる。

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_jm.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -jm = 0.2

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -jm = 2.0

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology


パラメータ : -jf (F0系列内変動の重み) を使った例

デフォルト値 : 1.0
使い方 : -jf 1.2
パラメータ概要 :
1.0以上の大きな値 : 大きな声になる
1.0以下の小さな値 : 小さな声になる

コマンドイメージは以下のようになります。

$ open_jtalk -m ./hts_voice_nitech_jp_atr503_m001-1.05/nitech_jp_atr503_m001.htsvoice \
             -x /usr/local/dic \
             -ow ./sample_jf.wav \
             sample.txt

実際に作成された音声ファイルは、以下のようになります。(ここでは、wavファイルをmp3へ変換しています。)

  • -jf = 0.2

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology

  • -jf = 2.0

    Creative Commons 3.0 HTS Voice “nitech_jp_atr503_m001.htsvoice” Copyright (c) Nagoya Institute of Technology



いかがだったでしょうか。
案外、簡単にできたと思います。以前のバージョンでは、パラメータが多くて大変でしたが、最新ではvoiceファイルが1つになったので、その点では、随分、楽になったと思います。

ただ、もともと名古屋工業大学にて作成されたもの(たぶん、学生さん)なので、IT会社と違って、パラメータのチェックなどは非常に甘いですから、レンジ外で すぐ コア 吐きます。 まあ、それでも レンジ内であれば、概ね 音声変換できますし、なかなか自然な音声となってて興味深いです。

興味のある方は、一度お試しあれ。
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