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nginx で接続状態を確認する(stub_status を使ってみる)

2013年4月12日 2014年1月14日
nginx stub_status

nginx でKeepAliveを設定してみる でKeepAliveの設定を行いましたが、実際に、ちゃんと接続回数が減るのか増えるか確認したいとことですね。
そんなときは、stub_status ディレクティブを使うと良いです。

今回は、nginxでのリアルタイムでの接続状態の確認について解説してみたいと思います。


stub_status ディレクティブは、HttpStubStatusModuleが組み込まれたNginxでないと動作しません。
このモジュールが組み込まれているか否か確認するには、以下のコマンドで確認できます。
$ nginx -V
nginx version: nginx/1.0.15
built by gcc 4.4.6 20120305 (Red Hat 4.4.6-4) (GCC)
TLS SNI support enabled
configure arguments: \
	 --prefix=/usr/share/nginx \
	 ...
	 --with-http_stub_status_module \
	 ...
	 --with-ld-opt=-Wl,-E

nginx で接続状態を確認する(stub_status を使ってみる)

nginx で接続状態を確認するためには、先に書いたように stub_status ディレクティブを使います。そのために必要なモジュールについても書きました。
Nginxの公式サイトで公開されているパッケージには、先のモジュールが既に組み込まれています。 もし、モジュールが組み込まれていないものをご利用の際は、手動で組み込むか、Nginxの公式サイトのパッケージをインストールするなどの対応が必要になります。
ここでは、既に組み込まれたものとして以降記述します。

stub_status ディレクティブを使ってみる

stub_status ディレクティブは、location でのみ使用可能です。
以下は、stub_status の概要と簡単な設定例です。

概要
このディレクティブは、location でのみ設定可能で、指定されたlocationへアクセスすることで、 サーバーの接続状態を mathopd の形式で出力します。

形式 : stub_status on
パラメータはありません。
使えるディレクティブの範囲
このディレクティブは、以下のディレクティブ内で使用できます。
  • location

使い方
/etc/nginx/nginx.conf のような設定ファイルにおいて、以下のように使うことができます。
...
server {
    listen 80;
    server_name example.com;
    ...
    location /nginx_status {
        stub_status on;
        access_log  off;
        allow 127.0.0.1;
        deny  all;
    }
}
...
上記の設定では、
http://example.com/nginx_status へアクセスすると以下のような情報が出力されます。
Active connections: 291
server accepts handled requests
  16630948 16630948 31070465
Reading: 6 Writing: 179 Waiting: 106
但し、allow 127.0.0.1 としていますので、
外からのアクセスは不可で、サーバー内からのアクセスのみ可能です。
また、access_log off でロギングを停止しています。無駄ですからね。

Active connections
現在の接続数
server accepts handled requests
左から
(1)nginxが受け付けた接続総数 (2)nginxが制御した接続総数 (3)nginxが制御した要求総数

(1)と(2)は、ほとんど同じ数値のはずです。
上の例では、1.8 RPC(requests per connection) となります。
Reading
nginxはリクエストヘッダーを制御している数
Writing
nginxはリクエストボディーを制御している、あるいそのリクエストを処理し、クライアントへ返信している数
Waiting
keep-alive 接続数

server accepts handled requestsのみが積算値で、以外は、すべてリアルタイムな値になっています。
ここで注意すべきは、http://example.com/nginx_status へアクセスした自身のアクセス数もカウントされる点です。
そのため、Active connections数は、1以上になります。


設定ファイルの編集を終えたら、nginxの再起動を行ってきます。

$ /etc/init.d/nginx restart
...
再起動時に、以下のようなエラーメッセージが表示されるようなら、HttpStubStatusModuleが組み込まれていないでしょう。
$ /etc/init.d/nginx restart
Restarting nginx:  [emerg] 6272#0: unknown directive "stub_status" in /etc/nginx/nginx.conf :33

リアルタイムモニターを動かしてみる

先の情報は、httpでアクセスできるのでブラウザで見ることもできますが、先の例でも示したように、みんなに公開するような情報でもありますので、 localhost(127.0.0.1)のみからのアクセス可としています。

この情報は、別のツールを使ってモニターするのが一般的です。
例えば、rrdtool、munin、Cacti なdグラフィカルにモニターできるツールがいっぱいありますし、実際に、nginxの先のstub_status の出力情報をもとにモニターすることもできます。

今回は、一番簡単なpythonで書かれた vmstat のようなシェル上でモニターするツール nginxstats.py を紹介してみます。 (参考記事 Quick Nginx Status Script(英語) )

# nginxstats.py をダウンロードします。
$ wget http://hostingfu.com/files/nginx/nginxstats.py

# ダウンロードしたnginxstats.py に実行権を与えます。
$ chmod +x nginxstats.py

# pythonのパスが張れているか確認します。
$ which python
/usr/bin/python

# envのパスを確認します。
$ ls /usr/bin/env
/usr/bin/env

# ↑↑↑ のように出力さればOKです。
# もしファイルが存在しない場合は、
# ↓↓↓ 以下のようにします。
$ which env
/bin/env

# nginxstats.py の1行目を編集します。
# #!/usr/bin/env python#!/bin/env python  
# ↑↑↑ ここまで。

# nginxstats.py を使ってみます。 
#  使い方は、nginxstats.py URL だけです。
#    URL : stub_status の情報を確認するためのURLです。
#          ここでは、http://localhost/nginx_status となります。
$ ./nginxstats.py  http://localhost/nginx_status
Conn     Conn/s     Request/s  Read  Write Wait
-------- ---------- ---------- ----- ----- -----
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
       1       0.03       0.03     0     1     0
^C-------- ---------- ---------- ----- ----- -----
       1       0.03       0.03     0     1     0

# 30秒ごとに1行出力されます。
# 終了するには、Ctrl + C と入力します。最後に統計値が出力されます。

上記の出力例は、無負荷状態なので、常に http://localhost/nginx_status へのアクセス分1回が出力されるだけです。


いかがだったでしょうか?
もちろん、クライアントのIPアドレスだけを有効(allowディレクティブ)にして、ブラウザで簡単にモニターすることも可能です。

例えば、先のnginx でKeepAliveを設定してみる でKeepAliveの設定を確認する場合は、
...
server {
    listen 80;
    server_name example.com;
    ...
    keepalive_requests 10;
    keepalive_timeout 5;
    ...
    location /nginx_status {
        stub_status on;
        access_log  off;
        allow 127.0.0.1;
        allow 192.168.1.100;  # クライアントのIPアドレスを許可する
        deny  all;
    }
}
...
ブラウザからアクセスしてみると、最初は、
Active connections: 1
server accepts handled requests
 1 1 1
Reading: 0 Writing: 1 Waiting: 0
と、こんな表示になります。これを連続で10回ほど再表示させると
Active connections: 1
server accepts handled requests
 2 2 21
Reading: 0 Writing: 1 Waiting: 0
keepalive の設定が10回の要求で再接続されるために、接続数がカウントアップされることが確認できます。

細かいアクセス数を確認したい場合は、stub_statusディレクティブは重宝します。特にピークアクセスなどをモニタリングしたいときは、便利です。
ただ、1日毎、1週間毎程度でよければ、Google Analytics でも十分かもしれませんね。
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