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Nginx のエラー500対応のためにファイルオープンのリソースを増やす

2011年9月2日 2014年1月14日
nginx troubleshooting

Nginx を使っているとHTTP ステータスエラー 500 が出力されることがあります。
これは、

Internal Server Error:サーバ内部エラー
サーバ内部にエラーが発生した場合に返される。
例として、CGIとして動作させているプログラムに文法エラーがあったり、設定に誤りがあった場合などに返される。

となっています。
一般的には、phpなどのスクリプトなどでエラーが発生した場合、このエラー500が返信されます。

しかし、nginxでは、リソース不足(ファイルのオープンエラー)でも、この500が返信されます。

この違いは、nginxのエラーログを確認すると概ね判断できます。

以下のようなエラーが出力されている場合は、ほぼ間違いなくリソース不足を起こしています。

2011/08/27 11:23:20 [alert] 15591#0: accept() failed (24: Too many open files) while accepting new connection on 0.0.0.0:80

phpでエラーが発生した場合、
以下のようにエラーが出力されます。

2011/08/27 11:23:20 [error] 7049#0: *2972555 FastCGI sent in stderr: "PHP Parse error:  syntax error, unexpected '?' in /var/www/html/wordpress/wp-content/plugins/runPHP/runPHP.php(410) : eval()'d code on line 1" while reading response header from upstream, client: 127.0.0.1, server: example.com, request: "GET / HTTP/1.0", upstream: "fastcgi://127.0.0.1:8080", host: "example.com", referrer: "http://example.com"

今回は、Nginx のエラー500対応の仕方を簡単に解説してみたいと思います。
主に、ファイルオープンのリソースを増やす方法についての解説になります。

Nginx のエラー500対応の仕方

まずは、簡単にNginxでエラーが発生した場合の対処手順を簡単に解説しておきます。

  1. アクセスログで、エラーが発生したアドレスを確認する。

    例)

    66.249.69.54 - - [29/Aug/2011:06:02:31 +0900] "GET / HTTP/1.1" 500 65200 "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)" "-" "-"

  2. エラーログで、先のアクセスログでエラーが発生した日時から、エラー内容を確認する。

    例)

    2011/08/29 06:02:31 [error] 7049#0: *2972555 FastCGI sent in stderr: "PHP Parse error:  syntax error, unexpected '?' in /var/www/html/wordpress/wp-content/plugins/runPHP/runPHP.php(410) : eval()'d code on line 1" while reading response header from upstream, client: 127.0.0.1, server: example.com, request: "GET / HTTP/1.0", upstream: "fastcgi://127.0.0.1:8080", host: "example.com", referrer: "http://example.com"

    ここの例は、PHPの文法エラーですから、この情報からphpのスクリプトコードに誤りがあるのですから、見直しなり、デバッグなりやって解決します。

    例)

    2011/08/29 06:02:31 [alert] 15591#0: accept() failed (24: Too many open files) while accepting new connection on 0.0.0.0:80

    このようなエラーが発生している場合、ファイルのオープンエラーですから、以降のファイルオープンエラーが発生しているときの対処例を参照してください。


アクセスログ、エラーログは、nginx設定ファイルで確認できます。

nginx設定ファイル : nginx.conf
...
access_log  /var/log/httpd/access.log;
error_log   /var/log/nginx/error.log;
...

ファイルオープンエラーが発生しているときの対処例

リソース不足と言っても一つの対策という訳ではありません。そのリソース不足の種類を確認し、その対処法を簡単に解説してみます。

  1. ディスク容量に空きがあるか確認する。
    $ df -h
    Filesystem          サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
    /dev/hda2              18G  8.2G  8.7G  49% /
    /dev/hda1              99M   12M   82M  13% /boot
    tmpfs                 250M     0  250M   0% /dev/shm

    このように出力されます。ここで使用率(%)が90%を超えているようなら、
    喫緊で必要のないファイル、ディレクトリを削除して空き容量を増やしましょう。


  2. ディレクトリのパーミッションが正しく設定されているか確認する。

    一般的に使われるテンポラリディレクトリ、キャッシュディレクトリ、ログディレクトリについて確認しておきましょう。

    $ ls -ld /tmp
    drwxrwxrwt 3 root root 4096  8月  1 18:18 /tmp

    このように出力されます。ここでパーミッションが1777(drwxrwxrwt) になっていない場合は、chmod で解放しておきましょう。

    nginx関連のテンポラリディレクトリは、以下のように設定ファイルで確認できます。

    nginx設定ファイル : nginx.conf
        ...
        proxy_temp_path       /var/cache/nginx/temp; 
        ...
    pgp-fpm設定ファイル : php-fpm.conf
    ...
    <value name="environment">
        <value name="HOSTNAME">$HOSTNAME</value>
        <value name="PATH">/usr/local/bin:/usr/bin:/bin</value>
        <value name="TMP">/tmp</value>
        <value name="TMPDIR">/tmp</value>
        <value name="TEMP">/tmp</value>
        <value name="OSTYPE">$OSTYPE</value>
        <value name="MACHTYPE">$MACHTYPE</value>
        <value name="MALLOC_CHECK_">2</value>
    </value>
    ...

    ここで設定している /tmp , /var/cache/nginx/temp のパーミッション値が正しく設定されていればOKです。

  3. ファイルの同時オープン可能数を確認する。

    上記の確認事項のいずれもOKであった場合、ファイルの同時オープン可能数をあげてあげる必要があるでしょう。

    nginxのユーザで同時オープン可能なファイル数を確認します。
    ここでは、そのユーザ名がnginxだったとしています。

    $ su - nginx
    drwxrwxrwt 3 root root 4096  9月  1 18:18 /tmp
    $ ulimit -Hn
    1024
    $ ulimit -Sn
    1024
    $

    この1024は、linuxのデフォルト値です。
    この制限値を上回って使用すると、上記のalertがエラーログに出力されます。

    この制限値を変更するには、以下の手順で行います。


    1. システムで扱えるファイルの上限をあげる
      $ vim /etc/sysctl.conf
      ...
      
      # add 
      fs.file-max = 655360

      ここでは、上限値を655360まで引き上げています。


    2. システムで扱えるファイルの上限の変更を反映する
      $ sysctl -p
      ...
      fs.file-max = 655360

    3. ユーザごとのシステムの制限値をあげる
      $ vim /etc/security/limits.conf
      ...
      
      # add 
      *                soft    nofile          655360
      *                hard    nofile          655360

      ここの設定例は、先頭がユーザになります。
      ここでは、* を指定していますので、全ユーザということになります。
      例えば、nginx用のユーザのみを指定したい場合は、ここの*にユーザ名を指定すればOKです。

      ※ここのsoft nofileの値は、hard nofileの値以下であければなりません。


    4. nginxの制限値を変更する
      $ vim /etc/nginx/nginx.conf
      ...
      
      worker_rlimit_nofile 10240;
      worker_connections   10240;
      ...

      ここでは、システムの制限値を下回るような数値を設定します。


    5. php-fpmの制限値を変更する
      $ vim /etc/php-fpm.conf
      ...
      
       <value name="rlimit_files">10240</value>
       ...
       <value name="max_requests">10240</value>
       ...

      ここでは、システムの制限値を下回るような数値を設定します。


    6. nginx , php-fpm を再起動する
      $ /etc/init.d/nginx restart
      nginx を停止中:                                            [  OK  ]
      nginx を起動中:                                            [  OK  ]
      
      $ /etc/init.d/php-fpm restart
      Shutting down php_fpm . done
      Starting php_fpm . done

      これでOK。



簡単ながらNginxのエラー500の対処について解説してみました。

アクセスが少ない場合は、ほとんどの場合、phpのバグ?でしょう。
アクセスが多い場合は、ファイルのオープンエラーを疑ってみると良いと思います。

いずれにせよ、いずれアクセスは増えていくでしょうから、このファイルオープンエラーの対処については知っておくと便利だと思います。

エラー500ってGoogleのSEO的には悪い影響を与えかねないので、早めに対応しましょうね。
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