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httpd(apache)をインストールする(CentOS,ScientificLinux編)

2010年7月17日 2015年5月17日
apache CentOS,ScientificLinux

さあ、ここまでに、phpとMySQLのインストールを行ってきました。 phpとMySQL、そして、httpd(apache(WEBサーバー))が揃えば、WordpressなどのCMSでサイトが簡単に作成できるようになります。

では、早速、httpd(apache)をインストールしてみましょう。

Debian,Ubuntu 編は、
apacheをインストールする(Debian,Ubuntu編) を参照してください。

httpd(apache)をインストール

httpd(apache)のインストールは、他のパッケージと変わりません。

$ yum -y install httpd

yum は、既にインストールされている場合でも、最新版への更新がないか確認してくれるから、非常に便利ですよね。
httpd(apache)のインストールが正しく行えたら、IPアドレスでアクセスしてみてください。
以下のようなデフォルトの初期ページが表示されればOKです。

apacheの最初の画面イメージ

httpd(apache)の初期設定を行います。

httpd(apache)の初期設定は、
/etc/httpd/conf/httpd.confでほとんどの設定を行います。 しかし、エクステンションは、/etc/httpd/conf.d/の配下にエクステンション名.conf の名前で作成して、初期設定を行います。

例えば、WEBアクセスログのwebalizerは、/etc/httpd/conf.d/webalizer.confを編集して、初期設定を行います。


/etc/httpd/conf/httpd.conf

...
# server情報を表示しないようにします。
#ServerTokens OS
ServerTokens Prod
...
# serverの管理者メールアドレスを設定します。
#ServerAdmin root@localhost
ServerAdmin www@example.com
...
# serverのサーバー名を設定します。
ServerName www.example.com:80
...
# serverのルートディレクトリを設定します。
DocumentRoot "/var/www/html"
...
<Directory "/var/www/html">
	#   "/var/www/html"ディレクトリ配下では、CGIが実行できるようにします。
	#Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
    Options Includes ExecCGI FollowSymLinks
	#   "/var/www/html"ディレクトリ配下では、.htaccess を常に有効にします。
	#AllowOverride None
	AllowOverride All
	Order allow,deny
	Allow from all
</Directory>
...
# URLでファイル名を省略した場合の表示しようとする優先順位を設定します。
# DirectoryIndex index.html index.html.var
DirectoryIndex index.html index.htm index.php index.cgi index.html.var
...
# Server管理者情報を表示しないようにする。
#ServerSignature On
ServerSignature Off
...
# Serverの言語の優先順位を設定します。
# ここでは、AddLanguage ja .ja をAddLanguageの行の先頭に記述することで、日本を最優先にしています。
AddLanguage ja .ja
AddLanguage ca .ca
...
#LanguagePriority en ca cs da de el eo es et fr he hr it ja ko ltz nl nn no pl pt pt-BR ru sv zh-CN zh-TW
LanguagePriority ja en ca cs da de el eo es et fr he hr it ko ltz nl nn no pl pt pt-BR ru sv zh-CN zh-TW
...
# 標準の文字コードの指定は、特に行いません。
#AddDefaultCharset UTF-8
...
# AddTypeの最後にphpを追加します。
# php
AddType application/x-httpd-php .php
...
# cgiスクリプトの拡張子に.pl .cgiを追加します。
#AddHandler cgi-script .cgi
# .pl .ci
AddHandler cgi-script .cgi .pl
...
#  最後にバーチャルホスト(マルチドメイン)の設定を行います。
# ################################################################
# Virtual Hosts

#
# Use name-based virtual hosting.
#
NameVirtualHost *:80

# virtualhost用のディレクトリを設定します。
<Directory "/var/www/html/hoge">
    Options All
    # DirectoryIndex index.php
    DirectoryIndex index.php index.html index.htm index.cgi
    AllowOverride All

    Order allow,deny
    Allow from all
</Directory>

# hoge.comというドメインのサイトを設定します。(マルチドメインの設定)
<VirtualHost *:80>
    ServerName www.hoge.com
    DocumentRoot "/var/www/html/hoge"
    ServerAlias hoge.com

    ErrorLog /var/log/httpd/hoge_user-error.log
    CustomLog /var/log/httpd/hoge_user-access.log combined
</VirtualHost>
...
ServerTokens
HTTPのヘッダ情報のServerにどのような情報を出力するかを指定するもので、
OSとしたとき、以下のように出力されます。
Server	Apache/2.2.15 (CentOS)
Prodとしたとき、以下のように出力されます。
Server	Apache
ServerAdmin
サーバがクライアントに送るエラーメッセージに含める電子メールの アドレスを 指定します。
ServerName
サーバが自分自身を示すときに使うホスト名とポートを 指定します。
DocumentRoot
ウェブから見えるメインのドキュメントツリーになる ディレクトリを 指定します。
Options
ディレクトリに対して使用可能な機能を設定します。
指定可能なキーワードは、以下のとおりです。
All
MultiViews を除いた全ての機能が有効となります。 これがデフォルトです。
ExecCGI
mod_cgi による CGI スクリプトの実行を許可します。
FollowSymLinks
サーバが、このディレクトリ内でシンボリックリンクをたどれるようにします。
Includes
mod_include が提供する SSI を有効にします。
IncludesNOEXEC
SSI は有効になりますが、#exec コマンド と #exec CGI は無効になります。 ただし、#include virtual により、ScriptAlias されたディレクトリで CGI を実行することは可能です。
Indexes
もし、URL がディレクトリにマップするリクエストであって、 且つ DirectoryIndex で指定したファイル (例えば、index.html) が ディレクトリ内に無ければ、mod_autoindex が ディレクトリ内の一覧を整形して返します。
MultiViews
mod_negotiation による コンテントネゴシエーション された “MultiViews” を許可します。
SymLinksIfOwnerMatch
シンボリック先のファイルまたはディレクトリが、 シンボリックリンクの所有ユーザ ID と同じ場合にのみシンボリックリンクを たどれるようにします。
AllowOverride
.htaccess で許可されるディレクティブの種類を 指定します。
指定可能なキーワードは、以下のとおりです。
All
.htaccess という コンテキスト を持つ 全てのディレクティブが利用できます。
None
.htaccess ファイルは完全に 無視されます。
AuthConfig
認証に関するディレクティブの使用を許可する (AuthDBMGroupFile, AuthDBMUserFile, AuthGroupFile, AuthName, AuthType, AuthUserFile, Require など)。
FileInfo
ドキュメントタイプを制御するディレクティブ (DefaultType, ErrorDocument, ForceType, LanguagePriority, SetHandler, SetInputFilter, SetOutputFilter, mod_mime の Add* と Remove* ディレクティブなど)、 ドキュメントのメタデータを制御するディレクティブ (Header, RequestHeader, SetEnvIf, SetEnvIfNoCase, BrowserMatch, CookieExpires, CookieDomain, CookieStyle, CookieTracking, CookieName), mod_rewrite のディレクティブ RewriteEngine, RewriteOptions, RewriteBase, RewriteCond, RewriteRule) と mod_actions の Action ディレクティブの使用を許可する。
Indexes
ディレクトリインデックスを制御するためのディレクティブの使用を許可する (AddDescription, AddIcon, AddIconByEncoding, AddIconByType, DefaultIcon, DirectoryIndex, FancyIndexing, HeaderName, IndexIgnore, IndexOptions, ReadmeName など)。
Limit
ホストへのアクセス制御を行うためのディレクティブの使用を許可する (Allow, Deny, Order).
Options[=Option,…]
特定のディレクトリにおける機能を指定するためのディレクティブの使用を許可する (Options と XBitHack)。 Options で設定するオプション を、(空白を含めない) コンマ区切りのリストにして等号の後に続けることで 設定できます。
Order
デフォルトのアクセス可能な状態と、Allow と Deny が評価される順番を制御します。
指定可能なキーワードは、以下のとおりです。
Deny,Allow
Deny ディレクティブが Allow ディレクティブの前に評価されます。 アクセスはデフォルトで許可されます。Deny ディレクティブに合わないか、Allow ディレクティブに合うクライアントはアクセスを許可されます。
Allow,Deny
Allow ディレクティブが Deny ディレクティブの前に評価されます。 アクセスはデフォルトで拒否されます。Allow ディレクティブに合わないか、Deny ディレクティブに合うクライアントはアクセスを拒否されます。
Mutual-failure
Allow のリストに現れて、 Deny のリストに現れないホストのみがアクセスを許可されます。 この順番付けは Order Allow,Deny と同じ効果を持ち、 その設定の方が好ましいために非推奨となっています。
Deny from {All|Host}
サーバがアクセスを拒否するホストを制御します。
指定可能なキーワードは、以下のとおりです。
All
すべてのホストにアクセスを拒否し、 アクセス制限は、 Deny ディレクティブと Order ディレクティブの設定で決まります。
Host
ホスト名、IPアドレス、ネットワークを指定し、それに対してアクセスを拒否します。アクセス制限は、 Deny ディレクティブと Order ディレクティブの設定で決まります。
Allow from {All|Host}
サーバのある領域にアクセスできるホストを制御します。
指定可能なキーワードは、以下のとおりです。
All
すべてのホストにアクセスを許可し、 アクセス制限は、 Deny ディレクティブと Order ディレクティブの設定で決まります。
Host
ホスト名、IPアドレス、ネットワークを指定し、それに対してアクセスを許可します。アクセス制限は、 Deny ディレクティブと Order ディレクティブの設定で決まります。
DirectoryIndex
クライアントがディレクトリをリクエストしたときに調べる リソースのリストを指定します。
ここでは、phpファイルも動作させたいので、index.phpを含めるようにします。
ServerSignature
サーバー情報を署名するかどうかを指定します。
例えば、404のデフォルトエラーページには、以下のようにサーバー情報が出力されます。
apacheの404エラー画面イメージ

ServerSignature Off とすると、下部のサーバー情報は一切出力されなくなります。
AddLanguage
ファイル名を指定された言語にマップを指定します。
ここでは、日本語を追加したので、AddLanguage ja .jaがなければ追記します。
AddLanguage
ファイル名を指定された言語にマップを指定します。
ここでは、日本語を追加したので、AddLanguage ja .jaがなければ追記します。
LanguagePriority
クライアントが優先度を示さなかったときの言語の variant の優先度を 指定します。
ここでは、日本語の優先順位を上げたいので、先頭にjaを移動します。
AddDefaultCharset
レスポンスのコンテントタイプが text/plain あるいは text/html の場合に追加するデフォルトの charset パラメータを 指定します。
ここでは、UTF-8デフォルトのままとしておきます。
AddType
ファイル名の拡張子を指定されたコンテントタイプにマップを指定します。
ここでは、phpを追加したので、AddType application/x-httpd-php .phpがなければ追記します。
AddHandler
ファイル名の拡張子を指定されたハンドラにマップします。
ここでは、perlを追加したので、AddHandler cgi-script .cgi .plがなければ追記します。
ErrorLog
サーバがエラーをログ収集する場所を指定します。
LogLevel
ErrorLog の冗長性を制御します。
指定可能なキーワードは、以下のとおりです。
emerg
緊急 – システムが利用できない
alert
直ちに対処が必要
crit
致命的な状態
error
エラー
warn
警告
notice
普通だが、重要な情報
info
追加情報 “
debug
デバッグメッセージ
CustomLog
ログファイルの名前と書式を設定します。

ざっと、こんな感じです。

バーチャルホスト(マルチドメイン)の設定は、ちゃんと理解しておきましょう。


  • ServerName:バーチャルホスト名を指定
    ここでの例 → www.hoge.com
  • DocumentRoot:バーチャルホストのルートディレクトリを指定
    ここでの例 → “/var/www/html/hoge”
  • ServerAlias:バーチャルホストの別名を指定
    ここでの例 → hoge.com
  • ErrorLog:エラーログのファイル名を指定
    ここでの例 → /var/log/httpd/hoge_user-error.log
  • CustomLog:アクセスログのファイル名を指定
    ここでの例 → /var/log/httpd/hoge_user-access.log combined

編集を終えたら、保存して、httpd(apache)を起動してみましょう。

httpd(apache)を起動する。

httpd(apache)を起動してみましょう。

$ /etc/init.d/httpd start

起動が正しくできたら、再起動しても起動するように設定しましょう。

$ chkconfig httpd on
$ chkconfig --list httpd
httpd           0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off
ここでも、格安レンタルサーバーでは、考えられないような、自分のためだけにリソースが使える設定を行えます。
例えば、バーチャルホスト(マルチドメイン)などは、無制限に使えますからね。
もちろん、独自SSLも使えますし、ログの制限もありません。

まあ、このあたりの自由度は、格安レンタルサーバーにはありませんよね。
でも、ここまでの苦労も、格安レンタルサーバーにはありませんよね。
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