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Squid + Apache でWordPressを使う時の注意点

2013年4月24日 2014年1月9日
wordpress squid apache

ここまでに、Squid のリバースプロキス、キャッシュについて、記事を書いてきました。

今回は、これらのことを踏まえて、Squid + Apache上で WordPressを動かす時の注意点をまとめてみました。

Squid + Apache でWordpressを動かす時の注意点

Squid + Apache でWordpressを動かす時の注意点は、案外、多いので、以下に列挙してみました。

phpの問題(Apache)

Expires 情報がないページは、Apacheのキャッシュ同様、Squidでもキャッシュされません。
phpで動的に作成されるページには、自動的に、 そのHTTP ヘッダ情報として Expires が出力されません。
そのため、特に何も設定しない場合には、キャッシュされません。

そこで、対処として以下のように ExpiresActive, ExpiresByType ディレクティブを設定すると良いです。
以下は、Apacheの設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.confの設定例です。

...
<VirtualHost *:80>
	...
	ServerName www.example.com
	...
	DocumentRoot /var/www/html
	...
	<Files *.php>
		ExpiresActive On
		ExpiresByType text/html "access 1 hour"
	</Files>
	...
</VirtualHost>
...
この設定例では、VirtualHost 内で設定していますが、この設定は、どこでもOKです。また、.htaccessでの設定でもOKです。

また、必ず、expires モジュールが読み込まれていることを確認しておきます。
LoadModule expires_module modules/mod_expires.so

キャッシュしてはいけないディレクトリ(Squid)

Wordpressの場合、キャッシュしてはいけないディレクトリがあります。

  • /wp-admin : 必須
    → このディレクトリは管理用なので、このディレクトリをキャッシュしてしまうとログインすらできなくなることもあります。絶対にキャッシュしてはいけません。
  • /wp-content : 必要に応じて
    → このディレクトリはテーマやプラグインなどのファイルがあるディレクトリなので、CSSファイル、画像ファイルなどもあります。 ディスクキャッシュの場合は、画像ファイルなどをキャッシュしてもほとんど意味がありませんから、少なくともメモリキャッシュでなければ、キャッシュする意味はないでしょう。
  • /wp-includes : 必要に応じて
    → このディレクトリは文字通り読み込み用のファイルがあるディレクトリなので、画像ファイルなどもあります。 ディスクキャッシュの場合は、画像ファイルなどをキャッシュしてもほとんど意味がありませんから、少なくともメモリキャッシュでなければ、キャッシュする意味はないでしょう。

そこで、対処として以下のように cache deny でキャッシュ無効を設定すると良いです。
以下は、Squidの設定ファイル /etc/squid/squid.confの設定例です。

...
acl no_cache urlpath_regex ^\/wp-conntent\/.*
acl no_cache urlpath_regex ^\/wp-admin\/.*
acl no_cache urlpath_regex ^\/wp-includes\/.*
cache deny no_cache
...

WordPress にログイン中の問題(Squid)

Wordpressにログイン中に記事の確認を行いたいときは、キャッシュしてほしくないのですが、 Squidのでは、何も設定がない場合、ログイン中の有無は関係なくキャッシュされます。

そこで、Wordpressのログイン中を判断して、キャッシュをさせないように、先のcache deny でキャッシュ無効を設定すると良いです。
以下は、Squidの設定ファイル /etc/squid/squid.confの設定例です。

...
acl no_cache urlpath_regex ^\/wp-conntent\/.*
acl no_cache urlpath_regex ^\/wp-admin\/.*
acl no_cache urlpath_regex ^\/wp-includes\/.*
acl no_cache req_header Cookie -i wordpress_logged_in_
cache deny no_cache
...

acl no_cache req_header Cookie … : クッキーを参照して、ログイン中ならキャッシュ無効にします。
これは、Wordpressにログイン中は、クッキー情報に“wordpress_logged_in_” の文字列が含まれることを利用しています。
先の文字列が、大文字小文字関係なく(-i)クッキーに含まれている場合は、no_cache としています。

これは、Apacheのキャッシュとは違ってうまく動作します。

Squid + Apache は、普通に動いてくれます。
Apache単独のキャッシュの動作は、かなり厳しいですが、Squid + Apache となったら、さすがはメジャーどころです、すんなりと動いてくれます。
もちろん、リバースプロキシとしてですから、ウェブサーバーはなんでもOKです。Squid + Nginx の組み合わせは、少ないとは思いますが、Apacheでなくて、NginxでもOKです。参考までに。 ( 簡単な設定については、Squidをリバースプロキシとして使ってみた を参照してください。)
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